外断熱工事(2005/07/09)UP
この計画では、RC躯体部分は躯体の外側に、断熱材を打ち込みタイル仕上げとしています。 断熱材は、炭酸カルシューム板T=35を躯体と同時に打ち込みという構法です。 炭酸カルシューム板の良いところは、燃焼しにくく、有毒ガスが出ないということと、タイルを直接張ることができるという点にあります。 外部は、炭酸カルシューム板の上に、モザイクタイルを直接張ります。 室内側は、蓄熱体として利用するために、打ち放し仕上げとしています。 鉄筋コンクリート構造(RC構造)の場合は、外断熱が有効にあります。躯体部分が蓄熱体だからです 内部空間は、RC躯体を蓄熱体として利用するので、効率よく、安定したエコロジカルな熱環境を得ることが出来ます。 横積みになっているのが、炭酸カルシューム板 黄色い型枠の上に貼っているのが見えます。 窓まわりの詳細 炭酸カルシューム板を外側の型枠として、コンクリートを流し込みます。 コンクリート硬化後は、断熱材は躯体と一体になり、それがタイル下地にもなります。 コンクリート打設後、型枠を取った状態。アイボリーの部分が断熱材。 タイル張りの下地になります。 同上。 上部はコンクリートが薄くしみこんでいるだけです。 断熱材に直接タイルを張り付けます。タイル下地工事中 タイル張りが終わった後。 上部は、鉄骨造。 足場を撤去。白いタイルの下は、断熱材。 ただし内部に関しては打ち放しと言っても、 1,いわゆるベニア打ち放し型枠を脱型してそのままの部分 2,上記の仕上げに、塗装下地クロスを張り、AEP塗装仕上げとした部分。 3,杉板を型枠として、そのまま仕上げた部分 に分類されます。 この写真は、杉板型枠の打ち放し仕上げ。 ちなみに、3階の鉄骨造部分は、いわゆる外断熱ではありませんが、アイシネンという発泡系の断熱材を使っています。燃えにくく、有毒ガスを発生しないという優れものです。 アイシネン吹き付け 部屋内側は、防湿シートを張り、結露防止をします。