(2004/05/27)
工事着工前夜(2004/05/27)
さて、いよいよ工事が始まります。
現場では樹木や植裁がすっかり取り払われ、とても広々としていました。

いよいよ、工事が始まるのだという実感が、フツフツと沸いてきました。工事の下準備で、地縄張りが行われていました。トランシットと、メジャーを使って敷地に、中心線を書き込んでいました。

工事とは図面の1:50スケールを、実際の1:1(原寸大)スケールに変換する作業です。
2次元の図面と大きく違うのは、高さというものを含めた3次元を一度に扱うということです。
私も、その墨を見て、実際の大きさを実感しながら、イメージを膨らませました。
これからの工事なので、現場監督やその上司が、現場をしっかり把握しようと図面を見ながら、話し合っていました。現場の墨出しをしているのは、型枠大工でしょうか?どんな設計者か、探っているような視線を感じました。

疲れたそばにあった椅子に腰掛けたら、テーブルの上に塩の袋がおいてありました。きっと植裁を伐採するときのお清めに使ったのでしょう。
今度の土曜日は、上棟式があります。
現場は、いよいよという雰囲気に包まれていました。帰りはいつものように、文化村の脇を通り渋谷駅まで歩いてバスに乗りました。
