【間口が狭い】に関する記事一覧
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
とりあえずの完成写真を掲載しました。
間口が狭く、奥行きが長い住宅なので、自然光が奥深くまで差し込む工夫をしています。
日中の時間帯により、明るさが徐々に変化していきます。
マンション暮らしであったNNさんのご家族の生活が、入居後にどのように変化するか楽しみです。
投稿者 ooto : 20:37
NO.34_AB-HOUSEが、ほぼ完成
NO.34_AB-HOUSEが、ほぼ完成しました。
3/14日に行われたオープンハウスには、数組の方をご案内出来ました。
あわただしい工事もとりあえず完成しました。
役所の検査も終わり、花屋の営業を来週からはじめます。
今後は、施主工事のワックス塗りが残っています。
住み始めたら、住んでいる様子を撮影さえてもらおうと思います。
今回はとりあえずの完成写真です。
投稿者 ooto : 23:09
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
NO.34_AB-HOUSEでは、最後の仕上げ工事が進んでいます。
外部では、不燃木材で仕上げた、庇兼用日除けが完成し、外観のアクセントにもなっています。
木材が、花屋らしい、ナチュラルな感じを出しています。
店舗には花屋用冷蔵庫が入り、大分店舗の空間的な様子がわかるようになって来ました。
あとは、作業台や陳列台を残すのみです。
住居内部では、クロスやフローリング、照明器具もほぼ終わり、あとは施主施工のフローリングワックス塗りを残すだけです。
さて、3月14日(土曜日)にオープンハウスを行いますので、見学をご希望の方はご連絡下さるようお願いいたします。
詳しくは、こちらのページをご参照下さい。
投稿者 ooto : 19:19
オープンハウスの開催(NO.34_AB-HOUSE)
NO.34_AB-HOUSEがいよいよ完成します。
つきましては、オープンハウスを開催しますので、ご希望の方は、当事務所までご連絡くださるようお願いいたします。
見学は予約制とします。
概要
敷地面積は9坪という超狭小敷地で、店舗併用住宅です。
1階は花屋、2,3階は住居という構成です。
また随所にローコストの工夫をしています。
敷地面積:31.3m2(9坪)
延べ床面積:67.87m2
鉄骨造
地上3階建て
日時:3月14日(土)10時〜17時頃まで
場所:JR浅草橋駅近く
担当:大戸、または森川
MAIL:ooto@taikeisha.net
TEL: 03-3716-2918
・模型写真
・外観(3/2現在)
・日よけ詳細
・室内
投稿者 ooto : 18:57
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
外部の足場が外れ、外観が見えるようになりました。
今回は、ダークブラウン色のガルバリューム鋼板小波板張りです。
形のシャープさと、色の落ち着きが良くバランスしています。
内部では、仕上げ工事が進んでおり、塗装工事、クロス工事が完了しました。
今後、床のコルクタイル工事を行います。
壁のクロス張りが終わり、空間の様子が分かるようになりました。
自然光の回り込み、時間による変化の様子などが分かります。
吹き抜けを介して、家の奥まで光が差し込んできます。
また日当たりの良い3階の廊下は、洗濯物の室内干し場を兼用した手すりを設置しました。
投稿者 ooto : 17:56
NO.34_AB-HOUSEを更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
現在、内装工事が進んでいます。
耐火被覆工事のあと、断熱工事、ボード工事と作業が続きます。
耐火被覆は、ロックウールを吹き付けたモノで、ちょっと目には、荒っぽくセメントを吹き付けたような感じです。
鉄は火に弱いので、仕上げ工事を行う前に吹き付けておく必要があります。
さてこの段階になると、周囲に青い養生ネットが張られるので、外部から工事の様子がほとんど分かりません。
隣の建物との間は、人が入ることが出来ないくらいに狭い状態です。
内部を同じアングルから、工事の進行が分かるように写真を並べてみました。
大工にとっては、狭くて、空気が悪い場所での作業なので、本当に頭が下がる思いです。
木下地が出来た段階で、天井裏を見上げたら、上棟の飾りモノがありました。
この建物は木造ではないのですが、工務店の島田さんからの上棟の粋なはからいです。
1階店舗のサッシはガラスが入っているので、養生のためベニアが張られています。
ですから、この段階では完成時のイメージにはほど遠い状態です。
しかし、最終形をイメージしながら詰めの作業を進めていきます。
投稿者 ooto : 16:03
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
現場は、仕上げ工事が進んでいます。
今日は土曜日で、現場も比較的のんびりした雰囲気です。
そこで、今回は職人特集です。
現場には、仕上げ職人として、建具工、大工、塗装工などが入っていました。
まずは、建具工のことから。
現場を回っていて感じることなのですが、昔の現場では必ず見かけた鉋屑(かんなくず)が最近の現場ではほとんど見あたりません。
それは、大工が現場でかんなを掛けなくなってきたからです。
昔は、現場に入ってくる木材が荒かったこともありますが、現場で木材を削るという作業をしなくなったからです。
工具の変化、工場加工の度合いが増えたなどいくつか理由がありますが、結構物足りない気がします。
そういう意味で、木製建具屋さんは、唯一現場でかんなを使う職人と言って良いでしょう。
現場を歩いていたら、まずこのかんな屑に目を引かれました。
そして建具職人さんに話しかけたところ、最近の現場の話しを聞くことが出来ました。
今年で74才の大ベテラン、まる七建具の建具職人寺島さんでした。
最近室内建具は、メーカー製、例えばパナソニック製のものが増えました。
しかし、その建具は建て売りっぽく?安っぽい感じのもので、建具屋さんとしてはすごく不満があるそうです。
私自身も、コストの関係で既製建具を使うことがありますが、やはり同様な感じを受けていました。
そのほか、大工塗装工などが仕上げ工程の工事を進めていました。
投稿者 ooto : 16:19
NO,33_NN-HOUSEを更新
NO,33_NN-HOUSEを更新しました。
現場は、内部大工工事がほぼ終わり、塗装工事が始まっています。
今日は天気が良く、ハイサイドライトを通して、家の奥まで太陽光が回って来る様子が良く分かります。
方位の関係で、昼過ぎからハイサイドライトを通して、日が回ってきます。
冬の日差しので、淡く、薄く入るので、優しい感じで、室内を明るくしてくれます。
手すりを残して、階段の工事が終わりました。
丁度良い感じで納まっているように感じました。
家具工事も徐々にはじめっており、工事も最終仕上げにさしかかってきています。
大工の畔上さんは、次の現場で行くとのことで、挨拶をしてお別れをしました。
投稿者 ooto : 18:19
NO.34_AB-HOUSE更新
NO.34_AB-HOUSE更新しました。
現場では、ALC工事が進んでいます。
この建物では、外壁と床をALCで設計しています。
建物のローコスト化と、軽量化が目的です。
隣地の建物が迫っているので、外壁の取り付け作業は、手作業が主体で行われています。
狭い作業スペースの上、手作業での組み立ては本当に大変だと思いました。
また隣家との距離が15センチのところは、前もって塗装を施しておきます。
足場が建てられる3面は、外壁設置後に塗装が行われます。
ALCの設置が終わると、耐火被覆工事が行われます。
誤解があるのですが、鉄は、火に弱いのです。
火事になり高温になると、鉄は溶けてしまいますので、耐火用の被覆材を施します。
ALCの外壁が設置されると、自然光の様子や空間の大きさが分かります。
今回、施主のABさんを現場へご案内して、様子を見ていただきます。
これからは、仕上げ工事に入っています。
投稿者 ooto : 12:21
NO.33_NN-HOUSEとNO.34_AB-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEとNO.34_AB-HOUSEを更新しました。
今年最後の更新です。
NO.33_NN-HOUSEは、仕上げ工事が順調に進んでいます。
クライアントのNNさんを現場に案内しました。
現場では、図面や模型では気がつかないようなことを、観察しながら設計の微調整を行いました。現場の大工さん達は、いつも笑顔で迎えてくれるので、楽しい雰囲気の中で作業が進んでいます。
また、NO.34_AB-HOUSEは上棟しました。
9坪という非常に狭い敷地条件ですが、神業のような仕事で、綺麗な鉄骨の躯体が立ち上がりました。
年明けからは、仕上げ工事にはいります。
来年は、経済的に厳しい環境が待ち受けているようです。
しかしそれらに負けいないように、きっちりした家づくりを進めていきますので、よろしくお願いいたします。
また夏頃には、これまでの行ってきた家づくりをまとめた書籍を刊行予定で、現在原稿を書きためています。出版された折には、またご報告させていただきます。
それでは、良いお年をお迎え下さい。
投稿者 ooto : 17:39
NO.34_AB-HOUSEを更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
千葉の鉄骨工場へ、製品検査に行ってきました。
16号線からちょっと入ったところにある、工業団地内にありました。
計画している建物はとても小さいので、鉄骨部品の一つ一つを確認してきました。
工場内にいろいろおもしろものを発見しました。
次はいよいよ建て方です。
投稿者 ooto : 20:08
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
建て方工事が終わり、耐震壁や屋根工事が進んでいます。
またサッシの取り付けが進み、窓開口部が見えてくるので、室内からの眺めなどが確認できます。3階の窓からの眺めは、近くのお寺の緑が見えて、本当に良いことが改めて確認できます。
現場に行くと、実際のスケールを感じるので、設計の微調整が必要になる場合が出てきます。
誤解を恐れずに言えば、私たち設計者でも、机上の図面だけでは、全てをコントロールすることは無理だと実感します。
隣接している土地は、更地なので、将来的に建物が建った姿をイメージしながら、図面を確認していく作業が続きます。
躯体がほぼ完成したので、審査機関の中間検査を受け無事合格しました。
投稿者 ooto : 08:55
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
地盤調査の結果、敷地の一部に地盤が耐力が少し足りないことが判明したので、急遽地盤改良を行うことになりました。
今回は、建物本体が比較的軽量な構造と低い階数なので、ユースタビラーというセメント系の地盤改良用固化材で、表層の改良を行うことになりました。
周囲には仮設の山止めを行い、小さなユンボで、固化材を撹拌して、土と混ぜ合わせます。
この工法は、今回のように、地帯力が少し不足する場合のプラスαの工法として、使われます。
地盤の改良工事が終わると、基礎工事に移ります。
いくら小さな建物でも、大きな建物と変わらない工程が必要であり、基礎工事は構造上、大切な部位なので、間違いが無いように様々な角度からチェックを行います。
今回構造設計をお願いしたのは、構造デザインの山領さんです。
これまで、いくつもの構造をお願いしているベテランの構造設計者です。
地盤改良の様子、墨だしによる通り芯のチェック、配筋検査など構造上重要なポイントでは、全て立ち会っていただいています。
また、今回は、施主のABさん親子と、施工者シマダ建設の島田親子にも登場していただきました。
両家族とも、職業は違いますが、親子で仲良く家業を営んでいらっしゃいます。
今回の家づくりにも、このような下町らしい人間模様が反映しています。
実は、私自身も父方の曾祖父が、この近辺で、指物師の親方であったと聞いていますので、何かの縁を感じています。
下町の家づくりは、近隣のコミュニケーションも比較的上手く行くことが多いので、山手と比べ、工事を進め易いな感じています。
投稿者 ooto : 16:03
NN-house上棟
NN-houseの上棟が先日行われました。
NN-houseは、3階建てですが、北側からの斜線制限のため、3階は三角形の断面形状になります。
木の架構をみると、梁や、垂木が規則正しく配置されていて、開放的でとても綺麗です。
木造は、木の質感や架構がよく現れてくるので、裸の状態でも綺麗で、しっかりと空間ができあがっています。
もちろん、住宅としての機能を入れていくと、間仕切り壁が入り、仕上げ材で架構も隠れてくるので、こう感じることが出来るのは今だけです。
これをゆっくり見られるのは、ちょっと得した気持ちになります。
(森川)
投稿者 ooto : 11:18
NO.34_AB-HOUSEを更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
まずは、解体工事が行われました。
解体する住宅からは住人の歴史が感じられ、ご苦労様と言ってあげたい気持ちになります。
隣家が迫っているので、隣家に影響が少ないように解体工事は丁寧に行われました。
解体途中、内部から空や隣の建物が見えるので、ビルの谷間であることを再認識しました。
解体後の敷地に立ってみると、思いの外、空間が大きく感じました。
おそらく隣地のビルが高いので、囲い込まれる空間が大きいからだでしょう。
今まであった建物がないので、通行人の多くが振り返っていきます。
現場には、完成予定の模型写真を飾ってあり、通行人の中でのぞき込んでいる人がいます。
周囲を見上げると、今まで見えなかった隣の壁が、歴史を感じさせてくれます。
解体後には、早速地質調査を行いました。
投稿者 ooto : 19:58
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
今回は、地盤改良から基礎工事までのレポートです。
まずはじめに、地盤の改良工事を行いました。
今回は、ある程度の深さまで、セメント系の改良材で、地盤の補強を行いました。
着工前に行った地質調査では、基礎設計に必要な最低限の地盤耐力はあるのですが、少しでも余裕が欲しいと言うことで、地盤改良を行いました。
地質調査では、以前建物が建っていた部分が、少し耐力が少ないことが分かっていましたので、その部分は」重点的に改良をおこなしました。
地盤改良を行った後に、平板載荷試験という検査方法で地耐力を測定したところ、相当な余力を確保できたことが確認されました。
今回は、ベタ基礎という基礎工法を採用しています。
またSE構法専用のベース金物の設置は、精度が必要であり、慎重に工事が行われました。
投稿者 ooto : 23:09
NO.34_AB-HOUSEを更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
検討を行い、ようやく実施設計が完了しました。
この計画では、設計と並行して、工務店に概算予算書を依頼していましたので、設計と予算を平行して、進めることが出来ました。
この時期は、建設コストの値上がりが激しいので、予算を念頭に入れつつ、計画を進めるように心がけました。
予算と計画図をもとに、ABさんと一緒に検討を行い、そこで出た問題点は、以下の通りでした。
・トータルの建設コストを押さえたい。
・立地条件として西日が強く、花屋なので日除けが欲しい。
・通行人から見て、魅力的な花屋にしたい。
が、主なポントになりました。
今回の計画は敷地は9坪で、建築面積は7坪程度であり、住居部分は、スケール的にみると、建物そのものが、家具のスケールで出来ているようです。
コストとバランスをとりながら、実施設計を進め、最終的には模型写真のようなコンパトな設計にまとまりました。
投稿者 ooto : 09:57
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
9月に入り、工事契約が結ばれ、地鎮祭が行われました。
当日は、真っ青な秋晴れの1日でした。
地鎮祭の最中も、ついつい空を見上げてしまうほど、気持ちの良い空の色。
建て主にとっては、抽象的な図面上の打ち合わせが終わり、具体的な工事に移る日であり、NNさんの顔に少し緊張感が漂っているのが分かります。
一方、設計者としては、ようやく着工までこぎつけて、一区切りがつきホットした日です。
物価の変動が激しいこの時期としては、リーズナブルな価格でまとめることが出来て一安心です。
そしてこれから、実際の現場が始まるので、私たちの気持ちも引き締まります
投稿者 ooto : 10:18
NO.34_AB-HOUSEを更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
今回は、2008/春に初めてつくった提案書の内容です。
今回は、9坪の敷地に、1階は花屋、2、3階に住まいという構成です。
相当な狭小地ですね。
また、周囲の建物が迫っており、工事方法が限定される条件です。
まず手始めは、敷地図が無いので、測量事務所による詳しい測量を行い、広さや周囲の建物との関係を把握しました。
詳しい敷地図をもとにして、たたき台としての図面を作成しました。
1階の花屋は、地元の商店街の雰囲気に溶け込みつつ、一味違った味を出すようなイメージをつくりたいと考えました。
以前近所に出来た、とてもおしゃれな花屋が、周囲から浮いてしまい閉店になってしまったそうです。
若者だけでなく、年配者も多いまちなので、幅広い層から慕われる花屋にしたいと考えました。
住まいの窓から、ちょっとした花があふれているような建物が良いですね。
また2,3階の住居は、コンパクトに暮らせるよう、様々な工夫を提案しています。
スケールから考えると、住宅というより、家具が少し大きくなったようなイメージだと思います。
建築の法的な条件を整理し、図面と模型、及び工期、概算予算で構成した提案書を作成しました。
投稿者 ooto : 11:51
NO.30_NN-HOUSEを更新
NO.30_NN-HOUSEを更新しました。
当初案をもとに以下の検討を行いました。
1,構造の検討
当初案の構造は、NNさんの希望で、堅牢性などを考え、RC構造(1,2階)+木造(3階)を考えていました。
しかし、近年の工事費値上がりを考え、3階建ての木造を選択することにしました。
構法的には、耐震性、堅牢性などを考慮して、SE構法とすることになりました。
2,プランニングの検討
基本的には、当初案のゾーニングをベースに、細部の検討、微調整でまとまりました。
1階は、寝室ゾーン、2階はLDK、3階は子供室というシンプルな割り振りです。
また家族には、大きなラブ君という黒いラブラドールが一匹いるので、彼の住まい、遊び場、手洗いなども、人間と同様に検討されました。
3,地質調査
現在は更地ですが、土地分譲される前は、鉄骨造の2階建てアパートが建っていたとのことです。
近所の話しで、かなり深い掘削工事が行われていたとのこと。
今回は、通常のスウェーデン・サウンディングの他に、ハンドホールを使って支持地盤の土を目視するような調査を行いました。
その結果、一部の深い場所があるものの、木造3階建てが設計可能な地盤であることが判明しました。
ただ、設計上はOKでも、少しでもゆとりが欲しいので、敷地の表層を改良補強することにしました。
その他。
3社の相見積もりの末、予算内で工務店が決まり、ホットしてました。
今回は目黒区の三京建設にお願いすることになりました。
投稿者 ooto : 01:27
NO.34_AB-HOUSE更新
NO.34_AB-HOUSEを更新しました。
今回は、敷地調査です。
ABさんのお店は、JRの駅に近接して建っていました。
敷地面積は、31.3m2(9.5坪)です。
建物は昭和20年代に建築された木造2階建てで、1階が小さな花屋、2階は倉庫として使われています。
現在の住宅は、心なしか傾いていつように見えます。
現在ご家族のすまいは、近所にあるのですが、建て替えにあたり、こちらに住み替えます。
敷地の広さが、9.5坪というのは、これまで設計した建物の中でも一番小さいものになりそうです。
敷地の3方は、建物に囲まれています。
西隣は8階建てのビル、東側は近接して木造2階建ての喫茶店、北側は鉄骨3階建ての住宅です。
特に東側の喫茶店との空きは、10センチ足らずです。
ここは防火地域なので、建て替えにあたりたり耐火建築物にする必要があるので、鉄骨造となりそうです。
前面道路は、常に歩行者があり、活気があります。
1階は、小さくても、存在感のある花屋をつくりたいと感じました。
投稿者 ooto : 18:32
TD-house竣工(間近)
先日オープンハウスを行ったTD-houseは、竣工間近です。施主検査の時にでた是正工事や、お施主さんがカーテンの取り付けをしたりと、引っ越しの前準備といった状態です。
この時期になると、職人さんもほとんどいないので、静かで落ち着います。その中で仕事をしていると、毎度のことですが、竣工間近で嬉しい反面、手を離れてしまう悲しい気持ちにもなります。
現場が活気良く動いているときは、こちらも気を張って現場にいって、事務所に戻って遅くまで図面を書いたり、急な現場からの連絡で肝を冷やしたり、と、穏やかな気持ちでは現場を過ごせないものです。
TD-houseは、建築基準法の大改正もあって、お施主さんと顔を合わせてから、もう二年もたちました。いろいろなことがありましたが、お施主さんのご理解と、職人さんや、工務店さんの協力で良い物ができあがったと思います。
と、穏やかな気持ちで事務所に帰っても、別のプロジェクトがもちろん活気良く動いてるので、すぐに気の張り直しです。
(森川)
投稿者 ooto : 11:48
TD-HOUSEのオープンハウスが行われました。
9月6日(土)に開催したNO.27_TD-HOUSEのオープンハウスには、多数の方にお越しいただきましてありがとうございました。
自分が設計した住宅の中で、それを前にして具体的にお話しできる機会はあまりないので、いろいろな方とお話し出て良かったと感じています。
最近は都心部の、厳しい条件の中で設計する機会も多く、このTD-HOUSEのように、狭く厳しい条件の住宅の中で、具体的に成果物を見ていただくことで、いわゆるハウスメーカーの展示場とは全く異なった、リアリティーを持っていただくことが出来たと感じております。
戸建て住宅を、2世帯住宅に建て替えるためには、以前の住宅より密度を上げる必要があるわけですが、部屋の広さや個数などのハード面だけでは解決出来ないことが多く、各世帯が住まい方の工夫や、距離感などメンタルな面の調整や計画が必要になるので、当然私たちとしても、設計の難易度は高いと思います。
しかし、いろいろなハードルを越えて、住宅が完成してみると、そこにかかわった施主、設計者、工務店・職人達からは高い達成感が得られることを実感しています。
そういった意味で、今後もこういった機会を多く持てれば、良いなと感じております。
今回のTD-HOUSEは入居前の状態ですが、出来ればよりリアリティーを上げるため、入居後の住宅を見ていただくけるような機会をつくろうと現在、計画中です。
今はSUMAI-OPENというホームページを立ち上げ、現在数人の仲間とその方法を徐々に検討中です。
今後このの活動を徐々に進めていきますので、よろしくお願いいたします。
投稿者 ooto : 10:30
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
養生ネットが取れて、建物の全景が見えるようになりました。
内部の養生も取れて、内部の全景も見えるようになりました。
建築は、常に完成形をイメージしながら、各材料を決めていきます。
クライアントのtdさんがこの最終状態を見て、はじめて安心したとおっしゃっているのが、普通の施主の象徴しています。
つまり、建築途中で、施主は、材料や色のの決断を迫られるのが、常に中途半端な状態なので、不安だったのだと思います。
しかし、最終的に気に入っていただいたので、私自身も安心しました。
今週末(9/6)に、オープンハウスを行います。
■計画概要
・RC壁式構造3階建て
・構造設計(構造設計工房デルタ・久田氏)
・2世帯住宅
・外断熱構法
・間口が狭い敷地
・軟弱地盤(杭工事)
・光触媒塗料(ハイブレス)
・敷地面積=72.6M2(22坪)
・延床面積=121.83M2(37坪)
日時:2008年9月6日(土)10:00〜16:00
場所:東京都大田区(東急多摩川線:武蔵新田駅徒歩5分
東急池上線千鳥町駅徒歩7分)
※詳しい場所は、当事務所までご連絡いただければ、お知らせいたします。
ooto@taikeisha.net 又は
morikawa@taikeisha.net
TEL:03-376-2918
お時間が許せば、ぜひお越し下さい。
投稿者 ooto : 19:30
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
仕上げ工事も、最終段階に近づいてきました。
壁のクロス仕上げ、家具工事、設備工事などが進んでいます。
以前は、壁の仕上げは塗装仕上げが多かったのですが、最近は環境系クロスを使うことが増えてきており、ここでも壁・天井の仕上げ材として使っています。
その理由の一番目は、なんと言ってもコストダウンです。
昨今の工事費高騰に対する対策でもあります。
一般的に塗装工事は、湿式工法といい調合、下塗り、上塗りなど人手が非常にかかるので、時間とコストがかかります。
一方クロスは、乾式工法と言いまして、下地処理の上張るという、比較的手間が掛からない工法です。
以前のクロスと言えば、ほとんどがビニールクロスという、塩ビ系のもので、仕上げ材として使うには、いろいろと問題がありました。
近年増えてきた環境系クロスは、以前のビニールクロスに比べ、仕上がり感、生理的な体感(吸湿性、肌触りなど)が改善されてきていますので、使う機会が多くなってきました。
壁の仕上げが施されると、室内が明るく感じられるようになります。
RC打ち放し仕上げ面とのコントラストも綺麗にいきました。
このプロジェクトでは、外断熱として計画されています。
内部は、RC躯体を蓄熱体として利用するので、部分的にRC打ち放し壁面を、デザインとしてそのまま仕上げ仕上げ面としています。
■オープンハウスのお知らせ
この住宅のオープンハウスを、9月6日(土)に行います。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
投稿者 ooto : 12:42
オンライン設計室の新しいプロジェクト
オンライン設計室の新しいプロジェクトが始まります。
NO.34_AB-HOUSEは、下町に建つ9坪の店舗併用住宅の建て替えです。
敷地面積が9坪という広さは、私たちとしても一番狭い敷地です。
この住宅は下町の駅前に位置し、小さな花屋さんを営んでおられます。
ここにはご高齢の両親を含む3人家族が住むので、老後の住宅=楽の住処でもあります。
この界隈でも、徐々に木造住宅の建て替えが進んでいますが、耐火建築とする必要があるので、耐火建築として鉄骨造かRC構造が求められますので、決して易しい設計ではありません。
また昨今の建設物価高騰のあおりを受けて、ローコスト化の必要も出てきます。
建て主としても、設計者としても、工務店としてもいろんな意味で大変ですが、悲観的にならず、下町らしく、明るく、楽しく進めようと思います。
また1階は、花屋さんということで、見ても楽しい建築なるよう設計を進めていくつもりです。
ところで、最近この近辺で3棟の住宅を完成させています。
各々の住まい手同士につながりはないので、不思議な縁を感じています。
ただあそこに設計した住宅がありますと、ABさんに話すと、知っているよという風に、下町らしい情報伝達の早さを感じています。
ということで、オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEをよろしくお願いいたします。
投稿者 ooto : 14:24
左官の仕事
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
1階の親世帯の和室の仕上げは、珪藻土塗りが行われています。
決して広くない部屋ですが、南向きで、明るく、気持ちの良い部屋に仕上がりそうです。
当初、ローコスト化の一環で、室内の多くは打ち放しのままでしたが、子世帯からのプレゼントで、珪藻土仕上げが急遽採用されました。
左官屋の石橋さん
左官屋さんの、見事な鏝さばきを見ていると、本当に面白いものです。
いつも思うのですが、左官屋さんに仕事を頼むのは、画家に絵を依頼するのと同じではないかと。
つまり、鏝さばき一つで、どんな感じにも仕上げることが可能です。
この部屋は、光の入り方が、繊細なので、いろいろな光の入り方を左官屋さんと想定しながら、仕上がり具合を塗りながら確認しました。
建築においては、左官工事だけではなく、全ての仕上がりに関して、前もって作業をしていただく前に、イメージを共有する必要が絶対に必要です。
それでも、現実には、良い意味でも、悪い意味でも、設計者が想定していたイメージとずれたりすることもあるのですが、それは人と人の共同作業である、建築の醍醐味でもあるといつも思っています。
近年の建築現場は、工場で前もって作られた、分かっている部品を、選んで組み立てる、いわゆる乾式工法が増えています。
しかし現場作業の多い、人間の手加減などがそのまま伝わる、湿式工法のおもしろさも、大切であると感じています。
そういった意味では、オンライン設計室NO.8_MS-HOUSEは、漆喰壁を前面に塗った住宅でした。
今回珪藻土を塗っていただいた左官屋の石橋さんは、この住宅の漆喰も塗ってもらいました。
投稿者 ooto : 09:31
オープンハウスのお知らせ
RC壁式構造の住宅のオープンハウスのお知らせです。
オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEを公開します。
□計画概要
・RC壁式構造3階建て
・2世帯住宅
・外断熱構法
・間口が狭い敷地
・軟弱地盤(杭工事)
・光触媒塗料(ハイブレス)
・敷地面積=72.6M2(22坪)
・延床面積=121.83M2(37坪)
よろしければ、ぜひ見学にお越し下さるようお願いいたします。
日時:2008年9月6日(土)10:00〜16:00
場所:東京都大田区(東急多摩川線:武蔵新田駅徒歩5分 東急池上線千鳥町駅徒歩7分)
※詳しい場所は、当事務所までご連絡いただければ、お知らせいたします。
ooto@taikeisha.net 又は
morikawa@taikeisha.net
TEL:03-376-2918
投稿者 ooto : 10:57
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
外部足場が外れ、外観を見ることが出来るようになりました。
これまでは青い養生シートが掛かっているので、全体像を見ることが出来きず、イメージをふくらませて、判断しなければならなかったので、結構ストレスを感じていました。
実際に見る外観は、RC構造の良さである、力強さ、重量感がある一方、シャープな感じが出ていると思います。
白い塗料は、光触媒作用のあるもので、汚れにくくなっています。
内部の仕上げ工事は、大工工事が終わり、塗装工事、左官工事などが進んでいます。
塗装に関しては、職人にいろいろ相談しながら進めています。
塗装は、本当に難しいといつも感じています。
塗装職人の岡本さんは、こちらの話しを良く聞いてくれるのですが、一方頑固で、妥協を許さない仕事をしていただき、その結果塗装は、本当に綺麗に仕上がっています。
また引き渡し前(9月中旬)に、オープンハウスを行う予定ですので、ご希望のある方は、ぜひご連絡下さるようお願いいたします。
投稿者 ooto : 15:29
オープンハウスのお知らせ
オープンハウスのお知らせ
NO.27_TD-HOUSEの、オープンハウスの予告です。
8月下旬の週末を予定していますが、今のところまだ日時は確定していません。
建築場所は、東京都大田区です。
間口が狭く、決して広くない敷地(22坪)に建つ、3階建ての2世帯住宅です。
熱環境としては、RCの蓄熱体を活用した、外断熱工法です。
工事費、特に鉄骨材の高騰を受けて、鉄骨ラーメン構造から途中で、RC壁構造に設計を変更しているプロセスを辿って、ようやく竣工に至ります。
いろんな意味で、結果的に良い選択だった感じております。
以前は、木造→鉄骨造→RC構造という価格的なヒエラルキーがありましたが、現在ではこの体系が崩れ、鉄骨造の価格が押し上げられ、RC構造にほぼ近づいています。
同じ価格なら、耐火性や使い勝手などで有利なRC壁構造を選択することは、意味があると思います。
ただし、地盤や都市計画上などの立地条件により、一概にはいえない分もあるので、設計者と建て主の話し合いによる判断が重要だと思います。
また、昨年の建築基準法改正直後の混乱に巻き込まれ、確認申請に数ヶ月も費やしてしまいました。
そんなわけで、設計から完成まで、2年弱も費やしてしまいました。
こんな苦労続きの家づくりでしたが、施主のTDさん、及びご両親のご理解もあり、ようやく完成にたどり着いた思い出深い住宅です。
外断熱、サッシの納まり、狭小地の工夫、光触媒塗料の使用など、建築的な面白味もありますので、お時間があれば、ぜひお越し下さい。
建築概要
壁式RC構造3階建て
2世帯住宅
敷地面積=72.6M2(22坪)
延床面積=121.83M2(37坪)
見学をご希望の方は、ご連絡下さい。
詳しい情報をお知らせいたします。
投稿者 ooto : 15:16
金魚屋(NO.27_TD-HOUSE更新)
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
現場打ち合わせのあと、TD-HOUSEの現場の近くを散策していたら、金魚専門店を見つけました。
古い木造住宅の可愛い佇まいが目を引きます。
あいにく、夏の強い日が差していたので、残念ながら、日除けのよしずで、中の様子はカメラに納めることは出来ませんでした。
店の中は、いろいろな金魚がいて、見るだけで楽しそうでした。
このあたりは、寂れかかっているのですが、いくつか古い商店が残っており、散策するのは楽しい場所です。
金魚屋をすぎると、木々に覆われた神社があり、静寂さの中で、何か神事が行われていました。
腹がへったので、近所の天ぷら屋さんで、サクサクの揚げたて天ぷら定食がなんと900円でいただけました。
投稿者 ooto : 23:51
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
現場では、仕上げ工事が、進んでいます。
大工の他に、設備屋、電気屋、板金屋、サッシ屋などが入っています。
がらんとした打ち放しコンクリートの上に、徐々にサッシや断熱材や設備が取りついていきます。
スムーズに進んでいるようで、現場を訪れる毎に、工事が進捗しているのが目に見えます。
今回は、準耐火建築物なので、サッシは8割は木造用、残りがビル用サッシを使っています。RC構造の良さと、木造の良さ、経済性をブレンドした設計が、今回の特徴です。
外側は、外断熱材の上からサイディングで仕上げます。
ただし、隣地建物が接近しているので、工事は相当大変なので、職人には感謝です。
投稿者 ooto : 18:23
NO.33_NN-HOUSEを更新
NO.33_NN-HOUSEを更新しました。
NNさんのご希望を受けて、第1回目の提案を行いました。
計画当初は、RC構造で進めました。
ただし、高度斜線が厳しい場所で、3階が極端に斜めになりますので、3階は木造が良いと判断し、RC+木構造で計画しました。
基本的に、NNさんに気に入っていただいたのですが、工事費の概算から判断すると、建設費の急激な上昇を考え、木造3階建てにすることにしました。
ところで、このところの急激な工事費の上昇は、注意が必要です。
予算を相当程度、意識して計画を進めないと、計画変更を余儀しなければならないこともあります。
最近の工事費は、国内事情だけではなく、海外、特に中国、インドなどの需要が増えているからと言われています。
従って、国内事情だけは判断出来ない難しさがあるのを痛感します。
西側には、隣家の庭があったり、北側の遠方には、寺院の緑が目に優しい環境なので、それらを住宅に積極的に取り込んでこうということになりました。
投稿者 ooto : 12:52
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
仕上げ工事が始まりました。
躯体工事とは、職人が全く異なります。
大工工事はもとより、電気工事、給排水工事、サッシ工事が急ピッチで進んでいます。
今回は、外断熱構法を採用しています。
外部では、断熱材の下地づくりが大工の手で行われています。
大工の名は石久保さんで、随分以前ですが、NO.5_ON-HOUSEでお世話になりました。
頑強そうな体つきですが、手を拝見したところ、ふっくらしていて女性的です。
大工は、繊細に仕事が多いからでしょうか、他の現場の大工の手も優しい女性的な手をしてました。
現場は、隣接建物が接近しているので、作業が大変だ思いますが、愚痴をこぼさず、作業していただいているのには、頭が下がります。
投稿者 ooto : 12:55
敷地測量
下町の9坪の敷地に、3階建ての店舗付き住宅を設計中です。
現状、ほぼ敷地に目一杯建物が建っているので、測量テープを当てることが出来ません。
そこで今回は、測量事務所にお願いして、最新式レーザー測量機器で敷地の測量行いました。
この機器を使えば、テープを使わなくても、敷地の全周を測ることが出来ます。
9坪なので、敷地を1センチでも無駄に出来ませんので。
ところで、今回の計画では、1階が花屋さんです。
敷地を上手く使った、楽しい花屋さんに仕上げるつもりです。
現在基本設計中です。
後日、HPに掲載していく予定ですので、お楽しみに。
投稿者 ooto : 17:56
TDさんを現場に案内する。
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
躯体工事が終わり、内部のサポートもほぼ片づいたので、TDさんを現場に案内しました。これまで、内部は、とても危険な状態でしたので、TDさんには内部に入らないようにお願いしていました。
毎日買い物で前を通るのに、中に入れないとは、とても歯がゆい思いだったと思われます。
さて今日は、工務店の配慮もあり、綺麗に片づいていました。
朝から好天に恵まれ、現場案内には、最適の日でした。
坪庭や、トップライトの光の状態も確認でき、現地にて、つまり現物にて最終的な仕上げの確認を行いました。
良い意味で、模型の段階では、想像できない、ディテールを、発見するのは、家づくりのおもしろさだと常々感じています。
今回は、外断熱の仕上げとなります。
つまりRCの躯体を、蓄熱体として活用するのですが、内部の一部壁は、打ち放し仕上げとしています。その打ち放し仕上げの壁を案内して、最終確認を行いました。
外壁の仕上げも確認し、こちらの提案でよろしいということになりました。
投稿者 ooto : 08:51
ツルツル、ピカピカのコンクリート
NO.27_TD-HOUSE更新しました。
コンクリート躯体工事が、完了しました。
下階の足場が外れ、完成に近い空間が現れてきました。
意外かもしれませんが、コンクリート打設直後の表面は、ツルツル、ピカピカで鏡面になっています。
職人がコンクリート天井面に映り込んでいるのが、はっきり見えます。
これは、コンクリート表面に、型枠剥離剤が残っているのと、水分が残っているからです。
水分といいましても、触った感触は、表面に透明な樹脂が塗ってある感じで、決してジメジメと湿っているわけではありません。
コンクリートは、セメントと水と反応して硬化しますが、反応出来なかった水分が残ります。
ただ徐々に、水分が飛んで、1、2ヶ月もすると通常のざらざらなコンクリート面になっていきます。
仕上げ工事はいると、職人が一変します。
久々にお会いした仕上げ大工と納まりについての意見交換を行いました。
これからいよいよ本格的に仕上げ工事に入ります。
投稿者 ooto : 12:51
NO.33_NN-HOUSE開始
オンライン設計室NO.33_NN-HOUSEが始まります。
山の手の閑静な住宅地に建つ3階建て住宅です。
土地を購入なさったNNさんは、郊外のマンションにお住まいですが、都心へ住み替えるという家づくりの話しです。
都心部は土地が高いので、敷地面積は100M2とそれほど広くはないので、3階建ての計画となります。
高校生と大学生の子供と、夫婦の4人家族+一匹の犬、が生活者です。
敷地は、間口が狭く、奥行きが長い形状です。短辺方向の耐震壁を確保するために、構造的な工夫が必要になりそうです。
NNさんは、大手ハウスメーカーにも問い合わせをしていたようですが、敷地形状が少々特殊なので、最終的に、私を設計者として指名していただきました。
今回は敷地調査まで掲載しています。
投稿者 ooto : 20:13
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
躯体工事は3階の部分が進んでおり、終盤に入りました。。
狭い敷地の工事なので、職人はスペースを確保しながら、作業を進めています。
大工はチームワーク良く、作業しています。
親方の写真を撮らせていただきましたが、職人気質を感じさせる風貌です。
外観としては、全体のスケールがほぼ把握できます。
この段階になると、小さなライトコートに入る日や、室内の光の濃淡などが把握できるので、より詳細に完成型をイメージできます。
想定できていなかった部分は、微調整出来るので、気を抜いてはいられません。
現場は整理整頓されているのですが、それでも危険が一杯です。
先日、ちょっとしたはずみに釘を踏んでしまいました。
錆釘は危険なのだそうですが、現場で応急処置をしていただいたおかげで大事に至りませんでした。
RC構造の建物は、所定の強度が確保出来ないと、サポート柱が撤去できません。
コンクリート打設後、ほぼ1ヶ月経過しないと綺麗に片づかないてきます。
その時期には、施主をゆっくり案内しようと思っています。
投稿者 ooto : 09:41
NO.27_TD-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
1階のコンクリート工事が終わり、2階の型枠・鉄筋工事が始まりました。
1週間毎に作業が進んでいく様子が、はっきりとわかるので、現場監理が楽しみです。
この住宅では、近隣が迫っているので、工事が大変です。
資材置き場を確保するのが大変だと、職人がぼやいていました。(笑)
ところで、現在の様子を、模型と比較すると、完成後の大きさやイメージがつかめます。
こうやって現実味が増してくるのは、ワクワクした気持ちになりますね。
正面の写真
上と比較してください。
建築基準法の改正で、事務作業に追われて、大幅に工期が遅れてしまいましたが、現場の作業が進むのを見ていると、そんなことも忘れて元気が出てきます
躯体工事としては、現在がクライマックスと言えるでしょう。
作業が一段落したら、施主を現場に案内することになっています。
投稿者 ooto : 11:17
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
現場は、1階の躯体工事に進んでいます。
1階部分の型枠、鉄筋工事が完了して、コンクリート打設まで掲載しました。
天気が安定していて、現場が順調に進んでいます。
敷地の建物周囲が迫っており、スペースが確保することが難しい状況です。
しかし職人達は工夫をして、作業が円滑に進んでいます。
コンクリート打設の日は快晴で、気持ちの良い一日で、作業がはかどっていました。
確認申請では、大分手間取りましたが、大分形が見えてきましたので、気分も晴れやかになります。
投稿者 ooto : 15:59
TD邸杭工事
建築基準法改正の影響で確認申請が長引いていたNO.27_TD-HOUSEが、いよいよ着工しました。TD邸は、地盤があまり良くないため、杭が必要になってきます。その杭工事が行われました。
実は、今回の法改正で最もとまどったのが杭でした。これまでは、杭の設計を行っておいて、確認申請の後でも、各メーカーの同等の物であれば認められたのですが、法改正後はそれを決定しなければならなくなったのです。そのため、数社から見積もりをとり、確認し、調整し・・・・・・・・、でなんだかんだと時間がかかってしまいました。
手間取ってしまった杭工事も順調に進んで一安心といったところです。
現場作業が本格的に始まりだすと、緊張感がでてきます。気を引き締め直していきます。(森川)
投稿者 ooto : 17:24
NO.27_TD-HOUSEが着工
確認申請の長期化で長らく休止状態にあったNO.27_TD-HOUSEがようやく再開されます。
昨年9月(2007/09)の末に提出した、確認申請が、昨日(2008/02/06)ピアチェック機関を経由して、ようやくおりました。
以前ならこの住宅レベルでは1ヶ月程度で下りていたものですが、今回は申請から認可まで4.5ヶ月かかりました。
実際には、申請受付に至るまでの段取りが以前と全く異なる流れになるので、実質的には6ヶ月掛かりました。
TD-HOUSEの家づくりのスケジュールが、偶然昨年6月に施行された建築基準法が適用された時期と、符合してしまいましたので、GDPを下げてしまったといわれる社会現象に巻き込まれたかたちです。
クライアントのtdさんご家族(2世帯)も、想定外のことでいろいろ大変であったと思われますが、ご理解をいただきなんとか着工に至ることが出来ました。
新聞やテレビでも取り上げられていましたが、不透明な建築基準法の改正は、建築の流れを大混乱に落としいれています。
今回の件を通して、現場にたつ設計者として実感したことはいろいろありますが、詳しくはオンライン設計室NO_27-TD-HOUSEをご参照下さい。
確認申請が下りる時期を見据えて、工事契約と地鎮祭を行いました。
結果的に、地鎮祭は確認申請が下りた日と重なりました。
雪の降りしきる中地鎮祭が行われ、いよいよ着工の準備が調いました。
なお、今回の工事は、NO.5_ON-HOUSEなどの施工を担当していただいた建匠にお願いすることになりました。
投稿者 ooto : 10:50
AK-HOUSEの一年点検
先日、NO.24_AK-HOUSEの一年点検に、行ってきました。
久しぶりの訪問でしたが、大きく変わった訳ではないのですが、家具やインテリアがとてもとても落ち着いた様子でした。おそらく1年の間に、住みながら整えられているからでしょう。
外壁に使った白い光触媒の塗料も大変良好で、新築時と全く変わっていませんでした。
玄関側の正面は北側になるので光量が少なく、かつ道路に面しておりホコリっぽいので、光触媒の効果が心配でしたが、今回とても効果的なことが分かりました。
ロフトの黒板塗料の壁には、お子さんの絵がぎっしりと描かれていました。
ただ、去年は機関車トーマスだったのが、今年はスパーダーマンに関心が移ったようです。
リビングのラワンベニア+オスモ塗装の天井は、落ち着きが出てきて、とても良い感じでした。
AKさんらしく、きちんと住んでいるなという印象でした。
当時は建具の直しが少々などと、1年目としては一般的な手直しでした。
投稿者 ooto : 18:31
TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
下町に建つ、RC壁式構造・2世帯住宅です。
ようやく、実施設計がほぼ終わり、現在見積もり調整中です。
限られたスペースで、2世帯がゆとりをもって住むためには、ハードの設計だけでは解決できないので、クライアントご家族のソフト面での協力、つまり住み方ルール、家族間の決め事づくりなどが、計画上大切だと痛感しています。
その甲斐あって、とても良い計画になってきたと思います。
あとは、いかに無駄を省き、スリムなものに仕上げていきたと、日夜クライアントとともに頭をひねり、コスト調整中です。
また、地質調査の結果が上がってきたところ、地下数メートルから十メートル付近まで液状化地盤と判定されました。
かなり内陸よりなのですが、少し意外な結果でした。
先日の中越地震でも、液状化で大きな被害が出ていました。
そのため、杭工事の費用が掛かってしまいますが、杭を施すことで耐震性を向上させ安心できます。
その他仕様としては、RC躯体の蓄熱性を活用した外断熱、エコウィル床暖房となっています。
ところで、この住宅は、6月20日の建築基準法改正を受けて、これまでの設計プロセスとは、異なった進め方を余儀なくされています。
これまでは、設計完了後でも、同等品であれば変更が可能であったことが、改正後は申請のやり直しという膨大な作業を強いられることになります。
どういうことかと言いますと、例えば杭工事を例にすると、杭の工法、例えば鋼管杭とか、PHC杭という種類が決まっていれば、以前は建築確認申請が終わり、着工前であれば、同等メーカーで見積もり競争させて最安値のメーカーの杭工法が選択できたことが、今後は不可となります。
(正しくは、不可ではなく再申請ですが、膨大なコストと申請期間が必要になります。)
つまり、建築確認以前、つまり設計時に、全ての工法を決めなければいけません。以前は、種々の作業を同時進行で進めていき、最終段階で決定すれば良かったものが、改正後は全て事前に決めて、変更できないようになってしまいました。
これまで、住宅レベルでは設計に6ヶ月、調整込みで工事に6ヶ月程度、合計1年が家づくりの期間でしたが、改正後はおそらく、これに3,4ヶ月加算する必要がありそうです。
このことは、コストアップを含む、建築生産活動全般にかなりの影響を与えるであろうことは、推測されます。この改正が、本当にクライアントにとって利益があるのかと言う点が、とても疑問です。
私自身は、今回の改正の意図するところ、つまり構造設計の信頼性回復という点は賛成なのですが、改正内容そのものは、建築生産活動をストップさせるほどの、強権的で、設計者にとっても、そして結果クライアントにとっても過酷な内容のような気がします。これで安全性を担保できるというものだという考え方に賛成しかねるという立場です。
行政側としても、運用基準が曖昧なまま、法の施行に入ってしまったので、どこもかしこも混乱状態というのが実情のようです。
この計画でも建築確認上2重審査、通称ピアチェクというプロセスを踏む必要がある物件ですので、今後の進行状況をみながらレポートしていくつもりです。
最後に、トップページの写真を更新しました。
これは、SY-HOUSEを撮影したものです。
狭い敷地で、見上げるようにしか立面が見えないのですが、とっても空がきれいですね。雑誌の取材で、カメラマンの垂見さんによる撮影ですが、整理したら作品集の更新を行いたいと思っています。
投稿者 ooto : 10:49
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
プランニングを進めています。
この敷地に、どのような計画のパターンが可能かをいろいろ検討しています。
まずは、採光・通風、駐車、生活パターンという基本的な要素の検討です。
一度条件を整理して、必要な決定を行っています。
今回、一番計画を左右するのは、駐車場の考え方でした。
敷地の間口幅が、5.1メートルなので、横置き、つまり道路と平行に置くと、住宅としては、室内の横幅をきちんと確保できるので、有利になりますが、軽自動車しか置けないことになります。
縦入れタイプは、普通乗用車を駐車出来ますが、隣接する居室の幅に制限ができます。
これについては、ご家族で話し合いがもたれ、結局縦入れとすることにしました。
そのためには、2階のLDKを居心地よく、ご両親が暮らせるスペースとして充実させることで、いつもLDKで生活するという考え方です。
その他、中庭案なども考えましたが、周囲の建築状況を見据えて、採光・通風をとれば、必要ないという判断になりました。
今回は、相当シビアな計画であり、検討模型の数も随分多くなっています。
投稿者 ooto : 10:37
NO.24_AK-HOUSEを住宅・建築作品集に追加
14日(土)は、静岡のNA実家宅で、リフォームの打ち合わせがありました。
大型台風の接近で、雨が激しく、東名の由比のパーキングから見た駿河湾の波は、すさまじい様相でした。打ち寄せる波のごう音はど迫力でした。
打ち合わせでは、NAさん自身が東京から帰省されて、お母様と私と3人で、打ち合わせを行い、設計が大分煮詰まった感じになってきました。あと一息です。
さてお昼休みには、近所にある『松楽』というお店で、ラーメンをいただきました。
辛いのですが、さっぱりとした海鮮味で、酸味が効いていて非常に美味しいラーメンでした。
NAさん、ごちそうさまでした。
夕方帰路につきましたが、雨が一層激しくなり、富士山麓を通る頃には、前がほとんど見えないほどのひどい状態でしたが、何とか東京にたどり着きました。環八の渋滞にはまり、どっと疲れがでました。
ところで、NO.24_AK-HOUSEを住宅・建築作品集に追加しました。
間口が狭く奥行きが長い住宅です。
投稿者 ooto : 22:17
NO.27_TD-HOUSE更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
今回は、持ち物リスト作成です。
限られたスペースで、生活する場合には、持ちものを整理する必要があります。
計画上、持ち込む荷物と、整理する荷物をリストアップしてもらうことが重要です。今回TDさんは、こちらからお願いする前に、両世帯の持ち物リストをつくって送ってくれました。
このデーターをもとに、設計を進めることが出来ます。
住まいに収める”もの”は、住まい手により大きく2つのタイプに分類されます。それは、隠す”もの”と、見せる”もの”のです。
実際の生活では、両者のバランスが、住まい手によって個性があると思います。
日本のような狭い住宅では、”もの”を奥にしまわずに、おもてに出して見せることが出来れば、収納のスペースが小さくて有利ですし、ついでにインテリアも楽しめるので、一挙両得です。こタイプの方は、普段からものを見る厳しく、見て楽しいものを手元に置くようなタイプの方が多いようです。出来るようで、なかなか難しいと思います。
一方、収納が大きければ、ものはすっきり納まりますが、一度入ったら出てこないなんてことも多いと思います。このタイプは、ともかく”もの”を捨てきれない人に多いと思います。
現実には、両者の適当なバランスで成立していますが、前者であることが、狭い日本の住宅では有利であることは間違いありません。
参考:以下は、”もの”をオープンに飾り付けるのが上手なクライアントの計画。
NO.17_NA-HOUSE
NO.25_KN-HOUSE
投稿者 ooto : 09:06
NO.27_TD-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
今回は、TDさんからの計画希望条件をまとめて、整理してみました。
予算条件、敷地条件とも、タイトな計画です。しかし、出来る限りの最適解をもとめていくようにします。
さて、今回はとりあえず、スケッチを始める前に、ラフ模型をつくってみました。
ラフ建築ボリュームを、模型上の敷地においてみることで、いろいろな発見があります。
光の入り方、風の通り方、視線の通り方など、敷地の特徴が良くわかります。
今回の敷地は、面積は狭いですが、意外と開放的であることがわかります。
タイトな条件なので、もう少し、詳しい入居条件を整理して、計画を進めようと思います。
投稿者 ooto : 20:45
半年の姿(NO.24_AK-HOUSE)
NO.25_AK-HOUSEを更新しました。
入居後、約半年が経過し、外構もほぼ完成したので、写真撮影をさせていただきました。
撮影日は、天気に恵まれ、いろいろな表情を撮ることが出来ました。
写真家の飯村さんの写真は、後日掲載します。(この写真は、大戸撮影)
この住宅は、敷地の間口が、わずか4.5メートルしかなく奥行きが約20メートルという、超細長な敷地で、いわゆるウナギの寝床と言われる形状です。
建物の間口も同様に、壁芯で約3.4メートル、つまり2間ないという、幅が狭い住宅です。
この敷地に、狭さを感じさせず、かつ採光・通風を確保して、アメニティーの高い住宅を作ることが、この住宅の設計テーマでした。
また一方で、美術が好きな家族が個性的に住みこなすための、様々なデザイン的な工夫を施しました。
設計上、一番の工夫は構造にあります。
中心部の階段まわりを、木造ラーメンで堅め、なるべく間仕切り壁で、視線を遮らないような工夫をしてあります。(参考資料:オンライン設計室)
一方、斜線制限をクリアーしながら、様々な開口状の工夫で、晴れていれば、一日中どこからか日が差し込むようになっています。
北側採光、間接光なども考慮して、設計を行いました。
出来上がった住宅に、クライアントのAKさんも、満足していただいているようです。
この住宅は、土地探しから、一貫してサポートしてきたプロジェクトです。
参照:仮の完成写真(撮影:大戸)
参照:設計から完成までのプロセスはオンライン設計室NO.24_AK-HOUSE
投稿者 ooto : 11:15
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