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間口が狭い住宅の構造計画(2006/06/02UP)
■ウナギの寝床
敷地の特徴は、東西が、南北方向に比べ、極端に短いことです。
いわゆる『ウナギの寝床』と言われるような形状です。
この敷地形状は、京都などの古くからある町屋などに見られるものです。


■ラーメンフレームの採用
したがって、今回の構造計画における一番の問題点は、間口が狭く、短辺方向の耐震壁をあまり取れないことがあげられます。
それに加えakさんの生活スタイルから、2階の使い方として、耐震壁によってなるべく南北に分割されず、一体的な空間を確保したいことがポイントとなっています。
そこでこれらの問題に対して、解決する方法として、ラーメンフレームという構造を採用しました。
ラーメンとは、ドイツ語なのですが、剛性フレーム構造を意味します。
平面的にほぼ真ん中付近に2本のラーメンフレームを立てて、短辺方向の弱さを補っています。
耐震壁で、耐力を補うのではなく、フレームとして耐震性を確保します。
その結果、、2階は南北に連続した広々とした空間を生み出すことが出来ました。


アイゾメ図

模型写真・木の部分がラーメンフレーム

模型写真・中心部で短辺方向の耐震性を確保する。

模型写真・2階リビングは吹き抜けています。

また全体としては、在来改良工法である、IK工法を採用しています。
Iこれは、在来軸組工法の一種ですが、継ぎ手、仕口を金物で補うエンジニアリングウッド工法です。
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