【木造】に関する記事一覧

10年後のリフォーム

2012年7月19日

オンライン設計室NO.11_TN-HOUSEが、築10年経ったことで、メンテナンス・リフォームをしています。

きっかけは、木製バルコニーの部分補修が必要ということで、家全体をチェックして、丁度良い機会なので、外壁や屋根の塗装の塗り替えも行うことにしました。


この10年間での戸建て住宅ブームを背景に、新しい建材の開発は頻繁に行われてきました。
当時最先端と思われていた材料は、いまでは標準化したり、当時のあった材料が今では手に入らなかったりと、変化が激しいことを痛感しました。

この住宅は日当たりが良い場所に建つので、一番感じたのが、外壁のシーリング材の劣化でした。
シーリングの打ち直しを行い、再塗装を行っています。

化学製品の進化は早く、当時はウレタン塗装が、良い仕様でしたが、現在ではグレードが高い、シリコン塗装が標準です。

また屋根の遮熱塗料は、昨今の省エネ指向が後押して、標準塗装になってきました。

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ところで、設計者の、建物のメンテナンスに対するかかわり方について、再考させられました。

設計者として、1年目に行われる点検は当然行っているのですが、その後は何か問い合わせが無い限り、建物を見る機会はなかなかありません。

しかし今回リフォームを見て感じたことは、もう少しこまめに、例えば3年程度で設計者がチェックしていれば、10年目のメンテナンス・リフォームもずっと軽減出来たなということです。

建て主さんは毎日生活していれば、中々住宅の変化に気がつきにくいものですし、長い年月が経過すると、設計者に声を掛けづらい部分もあると思います。

そういった部分を改善した、設計者と建て主の、新しいお付き合いの方法が、今後は必要なことだと感じています。

 

投稿者 ooto : 14:51

オンライン設計室新プロジェクトのご紹介

2012年7月15日

オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEがはじまります。

東京都西部で建築される、木造3階建て2世帯住宅です。
敷地の広さが22坪と比較的狭い敷地ですが、2世帯3世代6人と大家族で住む住宅です。


第2種高度地区にあたり、斜線制限が厳しく、形状的には、比較的計画が難しい家づくりです。

いつものように、じっくり設計に取り組にながら、楽しい家づくりになるように頑張ります。

来年の5月頃に完成予定で設計が進められますので、よろしくお願いいたします。


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投稿者 ooto : 21:06

引っ越し後の様子。NO.41_TH-HOUSE

2012年4月24日

No.41のTH-houseが完成、今日は引越し後にお邪魔してきました。
その様子をオンライン設計室にアップしています。

今回は、引っ越しまで余裕がなく、オープンハスを行う時間を取れませんでした。
しかし、一段落した時期を見計らい、公開させていただけるようお願いいたしました。
公開は、秋頃をしています。

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ようやく完成したTH-houseですが、まだまだ片付けが終わっていなかったり、家具がそろっていない状態。
また、THさんの趣味の庭づくりはこれから始まります。
これから変わっていく様子が楽しみです。(森川)
 

投稿者 ooto : 18:56

NO.41_TH-HOUSEはほぼ完成

2012年4月 4日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEがほぼ完成しました

今日は審査機関の検査と、施主検査です。
春の嵐で、外構の一部塗装工事が残ってしまいました。

室内の仕上げは、ほぼ完成しています。

漆喰壁塗りの室内の空気は、クロスと比べると全く違います。
これは実際の室内で呼吸をしないと体験できない生理的な心地よさです。

室内仕上げは、床の養生シートを外して、はじめて見る全貌です。
この瞬間は設計者とし一番、緊張する瞬間です。

室内の雰囲気は、床壁天井の全体が一体となったものですが、工事中は床とか壁の工事は時間差で行われるので、各々を切り取った形でしか見ることしか出来ません。ですから工事中は、常に完成型をイメージをしながら決定していきます。

最終的に統合されてバランスされるかというのが勝負所です。

檜の床は、少し黄みがかった白っぽい色です。
これは徐々に経年変化して、色抜けしていきます。
おそらく数年後には落ち着いてくると思います。

今日の写真は引っ越し前の伽藍堂の空間です。
設計者としての仕事は、残念ながらここまでです。

今後は、住まい手のTHさんが、引っ越し後、庭の整備や家具、カーテンなどが設えられていくのですが、THさんがどのように手を加え、どんな風に変化していくか楽しみです。

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投稿者 ooto : 10:06

No.41 TH-house更新

2012年3月29日

オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。
外構工事、内部では器具の取付けが進み、数日後の完了検査を目指して、現場は急ピッチで完成へと近づいています。

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内部足場がはずれ、吹き抜けの雰囲気がわかってきました。(森川)

投稿者 ooto : 18:22

No.41 TH-houseのオンライン設計室更新

2012年3月21日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
現場は、最終段階の工事にさしかかっています。

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内部は漆喰工事を終えて、ずいぶん明るい空間になりました。
外部は外構工事がつづきます。

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4月の完成まであと少し。(森川)

投稿者 ooto : 18:13

No.41TH-houseオンライン設計室の更新

2012年3月12日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。

現場は漆喰塗りの工事が進んでいます。

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今回漆喰工事をお願いしている美壁工業の佐々木さんは、その微妙な色やテクスチャーを、現場でうまく作ってくれました。
クロスなどと違って、職人の技術やセンスが見えやすいのも、左官の魅力のひとつだと思います。(森川)

投稿者 ooto : 17:06

No.41 TH-houseの更新

2012年3月 2日

オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。

いよいよTH-houseの外部足場が解体されました。
外壁はガルバリウム鋼鈑小波板のモスグリーン。落ち着いたモスグリーンの色が近隣と馴染んでいます。
道路の西面は小さな小窓をランダムに配置して、庭の南面にしっかり開くようなデザイン。西側から南側に回りこむと、建物の表情が少し変わってきます。
(森川)

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投稿者 ooto : 17:47

ダイニングチェアーを検討

2012年2月29日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました


新しい家のダイニングの家具について考えています。

家の中で、目立つ家具の一つが、ダイニングのテーブルと椅子です。

THさんから、お手持ちのダイニングテーブルと、椅子を新しい家に何らかのかたちで、継承していきたいという希望が出されました。

 

既存のテーブルは、無垢のナラ集成材で出来た分厚いものですが、濃い茶色のダーク色であり、新しい家のヒノキのフローリングと調和しづらいデザインのものでした。

しかし、家族の歴史を育んできたものであり、THさんにとっては、大切な思い出があるものです。

そこで私たちの提案は、既存のダイニングのテーブルの天板を、再塗装し、同時に足を新たにデザインしてはいかがでしょうかというものです。

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そして、椅子に関しては、新しい座りやすいものを新たに購入されることを提案しました。

この考え方に賛同していただき、THさんにいくつかの椅子をおすすめしました。


実は事務所がある目黒は、家具屋がいっぱいあることで有名です。

そこで、THさんにお越しいただき、事務所の近くにある家具屋で実際に椅子に触れて、座りやすい椅子を見つけました。

今回伺ったのでは、TRINITYという新しいお店です。


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ついでにリビングに置く、大きめの椅子も同時に購入しました。

これらは、70年代のイギリス製の椅子のアンテックでしたが、とても座り心地が良く、言い買い物でした。
当然ですが、椅子は、実際に座って、心地よさを体験してから購入するのがベストです。
椅子を決めたことで、逆にテーブルのの脚のデザインのイメージがつくりやすくなりました。

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投稿者 ooto : 19:09

NO.41_TH-HOUSEを更新

2012年2月23日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

今日の現場は、生憎の雨模様。
雨で、しっとりした現場も良いですね。
このところ乾燥した日が続いていたので、喉や鼻にはちょっとした安らぎです。

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現場で、左官の色合わせを予定していたのですが、ちょっとした手違いで、サンプルをつくることが出来ませんでした。

これは次回のお楽しみとしましょう。


さて、内部では最後の仕上げ工事が進んでいました。

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高橋大工による、造作・家具の仕事も進んでいています。
棚類、収納類、キッチンなどの造作が進んでいました。

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打ち合わせで、細かな部分のすりあわせと、ちょとした修正をお願いしました。

来月から、いよいよ漆喰塗りが始まりますので、楽しみです。

 

 

投稿者 ooto : 20:15

NO.41_TH-HOUSEの造作工事

2012年2月14日

オンライン設計室NO.41_TH-houseを更新しました。
造作工事の様子です。

本日はあいにくの雨模様で、日の光があまり入らない現場で残念でしたが、造作工事が着々と進んでいます。
外部は足場の解体が近づいてきています。全貌が見れるのが楽しみです。(森川)

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投稿者 ooto : 17:49

NO.41_TH-HOUSEを更新

2012年2月 3日

オンライン設計室NO.41_TH-HUOSEを更新しました。


2月に入っても、寒い日が続きますが、冬の千葉は東京に比べると、遙かに暖かいことを実感します。

先日、大雪が降ってしまい、現場で会うことが出来なかった美壁工業の佐々木さんと、漆喰塗りの現場打ち合わせを行いました。

施主のTHさんとも今日が初めての顔合わせでした。

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漆喰の色味、テクスチャー、土間の三和土(タタキ)のイメージなどの意見交換を行いました。

次回には、色見本、塗り見本をつくっていただけるとのことでした。

室内は、ほぼ漆喰塗りなので、慎重に決めたいと思っています。

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また板金工事では、樋の加工取り付けを行っていました。

樋は目立つところなので、いつも外壁材と同色同材で、板金屋さんにつくってもらっています。

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投稿者 ooto : 18:36

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新

2012年1月24日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

昨夜降り積もった雪で、関東地方は真っ白な雪景色。

積雪の影響で、交通機関は混乱していました。
東京の西部に位置する自宅から、千葉へ移動するのも時間が掛かってしまいました。

途中、錦糸町駅で乗り換えたときに、スカイツリーが青空に映えていました。

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今日は現場で、左官屋さんと漆喰塗りの打ち合わせをしたかったのですが、道路が大渋滞ということで、残念ながら会うことが出来ませんでした。

現場では、大工工事が着々と進んでいます。

一日現場にいましたが、刻々と変化する日差しの変化を見ていると楽しく感じられました。
この差し込む太陽光が、綺麗に映える壁を塗ってもらいたいと考えています。

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現場では、主に造作家具の打ち合わせで一日すぎてしまいました。

午後からは、THさんを現場に案内しました。

檜のフローリングを踏みしめて、そのやさしい感触を楽しんでおられました。


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投稿者 ooto : 21:19

オンライン設計室No.41 TH-house更新

2012年1月16日

オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。
正月休み明けの現場の様子です。
内部は、ヒノキのフローリングをほとんど張り終えています。

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ヒノキのフローリングは、TH-houseの材料のこだわりの一つ。
THさんと、仕上がりや感触を確認しながら選定した幅100ミリの無垢フローリングです。
長尺の材のため継ぎ目が少なく、節も少ないため、非常に綺麗に仕上がっています。

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養生がとれて全体像が見えるのが楽しみです。(森川)

 

投稿者 ooto : 19:14

オンライン設計室を更新

2011年12月29日

オンライン設計室を更新しました。

今回は2011年最後の更新です。

N0.41_TH-HOUSEは、ご主人の一時帰国の様子と、板金工事についてです。

BBSを活用して、タイ(ご主人)と千葉(奥様、現場、工務店)と東京(設計事務所)を結んで、コミュニケーションを行っています。

ご主人は着工後初めての帰国であり、実際に現場をはじめてご覧になりました。

また板金工事が進んでいます。

外壁に、ガルバリューム鋼板小波板葺きを採用しています。

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・タイから一時帰国のご主人


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・板金工事は進んでいます。


またNO.42_FJ-HOUSEは、地盤の仮調査の様子と、近隣の大学移転工事の進行状況について報告しました。

ホームページには、基本計画段階までの情報公開のみですが、実際には実施設計がほぼ終了しています。


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・大学整備工事は進んでいます。

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・ハンドオーガーよる、地質の準備調査。
 

以上で、今年のオンライン設計室の更新はこれで終わりです。

また来年も引き続き、公開していきますのでよろしくお願いいたします。

それでは、皆様良いお年をお迎えください。

 

 

投稿者 ooto : 17:07

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新

2011年12月16日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

現場では、内外装工事が進んでいます。

内部は、セルロースファーバー断熱材吹き込み工事が行われました。

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内部に入ると、断熱材の効果として、室内の暖かさや、吸音効果からの、静かさが体感できます。

今はほぼ冬至であり、1年中で一番日射しの角度が低い季節なので、日射しが室内に深く差し込んでいました。

 

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この住宅は、しっかり庇をデザインしているので、冬は日射しを室内に取り込みますが、夏は日射しをカットする、日本建築の良さを取り入れたシンプルな省エネ住宅です。

また外部は屋根工事が完了して、これから外壁工事に取りかかる前です。

 

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今日は、職人が現場に入っていなかったので、THさんをゆっくり現場に案内しました。

 

  

投稿者 ooto : 15:17

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEの更新

2011年12月 5日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。

内部は断熱材のセルロースファイバー吹き込みの下準備のため、間仕切り壁や電気配線・設備配管工事が進められています。

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セルロースファイバー断熱材の場合、マット状のグラスウールを充填する断熱工事とは異なり、壁内にホースを使ってセルロースファイバーを吹き込んでいくため、工程が少し異なり、先行して設備の配線・配管工事を行っていきます。現在はその配線・配管を行っている最中。
これが終わればセルロースファイバー断熱工事に取り掛かります。(森川)

投稿者 ooto : 18:31

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新

2011年11月26日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

現場は、木造躯体がほぼ完成して、板金工事、仕上げ下地工事が進んでいます。

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今日は板金屋さんと納まりについて、図面の説明を行いました。
板金は、職人の力が必要不可欠な工事です。

板金職が持っている、技の凄さは、これまで何度も体験しています。
板金工の職人技を活かした、板金の外壁や屋根は、工場でつくる既製品の外壁材では作れない、人の手による優しさや、美しさを表現できるので、私自身とても好きです。

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最近はガルバリューム鋼板という非常に耐候性、耐久性がある材料が進化していて、色やテクスチャーがとても良いものが出てきています。この金属板を、職人の手をつかって、美しい外壁をつくったもらうのがとても好きです。

ところでおもしろい話しなのですが、各板金工は、それぞれ独自の技術を持っています。
したがって現場ごとに、その職人の納め方、つくりかたを聞きながら、納め方を決めていきます。

また、設計者としても少しチャレンジした納め方をお願いすると、職人さんも意欲的にチャレンジしてくれることが多いので、そのやりとりは設計の醍醐味の一つです。


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現場では、THさんに来ていただき、室内をご案内して、フローリングの檜材を確認していただきました。

内部の空間ボリュームや日の入り方なども確認でき、完成時が良くイメージできたと思います。

 

投稿者 ooto : 17:46

No.41 TH-house更新 建て方工事

2011年11月 9日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
今回は、建て方工事の様子。

建て方は、1日目に土台敷きを行い、2日目に骨組みを組み上げていきます。


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1階が組みあがった状態。

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当日は、THさんのご家族も見学されて、建て方の様子を見守っていらっしゃいました。

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上棟は夕方までには無事終了し、1/1スケールの骨組みが完成。

これからは、「肉付け工事」の内装・外装工事に移っていきます。(森川)
 

投稿者 ooto : 14:18

No.41 TH-house更新 基礎工事その2

2011年10月26日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。

基礎工事のアンカーセットです。

基礎の立ち上がりコンクリート打設前に、所定の位置に所定のアンカーボルトを設置していきます。
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アンカーボルトがコンクリート打設でずれないように、金物でしっかりと固定。綺麗に設置されています。

次回は建て方の更新です。(森川)

投稿者 ooto : 17:38

No.41 TH-house更新

2011年10月19日

No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
現場は基礎工事に入っています。
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また、この時期には、建物の骨組みのプレカット図チェックも同時進行ですすめて行きます。
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建て方が近づき、よりいっそう気を引き締めていきます。(森川)

投稿者 ooto : 13:52

NO.41 TH-house 更新

2011年10月14日

オンライン設計室NO.41 TH-houseを更新しました。

今回は地縄張り、建物の基準を出していく作業です。

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黄色い糸で建物の壁芯を配置しています。
これで、建物の実際のボリューム感がわかってきます。

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これから根切を行い、基礎工事に移って生きます。建て方も近づいてきました。(森川)

投稿者 ooto : 13:44

NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

2011年10月 4日


NO.41_TH-HOUSEを更新しました

解体工事が無事終わり、液状化地盤対策工事として、柱状改良工事が始まりました。


地中の中に、支持地盤まで600φの柱状のコンクリートがつくられていきます。
おおよそ9メートルの深さまで到達します。


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ドリルのような掘削機で、深さ9メール付近まで穴をあけ、先端からセメントミルクを注入しながら抜き上げると、600φのコンクリート柱が出来ています。


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全部で29本、地中に作成されました。

これらのコンクート柱の上に、基礎を乗せて、安全な建物とします。

いわゆる砂上の楼閣にならないような対策です。

投稿者 ooto : 17:22

NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

2011年9月20日

NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

9月に入っても残暑が厳しい日が続きますが、ようやく着工となりました。

今回工事をお願いする工務店は、3社の相見積もりの結果、四街道の(株)金正になりました。


まずは、解体工事からはじまりました。

既存の住宅は、約40年前に建てられた大手ハウスメーカーの大成パルコンのものです。
この住宅は、壁式RC住宅ですので、木造住宅の解体工事との比べ、手間が掛かります。

しかし、ハサミを先端に付けた重機を使い、案外簡単に解体されています。

閑静な住宅街のなかの解体工事なので、周辺への配慮を怠らずに工事を進めていただくようお願いしています。

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そういえば都心でもRC建築の解体工事が行われている現場を良く見かけます。

写真は、大戸が最近見かけた六本木のRCビルが解体されている現場です。
蟹挟みのような先端を付けた重機が、はぎ取るようにRCビルを解体しています。

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高度成長時代に建てられたビルが、建て替えられるケースが増えているようです。

耐震性、省エネ性、設備類の老朽化などを考えると、リフォームやコンバージョンでは対応できないのでしょう。

解体が終わると、次は液状化対策の地盤改良工事です。

投稿者 ooto : 12:16

NO.40_TW-HOUSEを更新

2011年9月 8日

オンライン設計室NO.42_TW-HOUSEへメンテナンスで、4ヶ月ぶりに伺いました。

隣は工事中で、ネットかかっていて、様子が変わっていました。


玄関前には植裁が増えて、彩りがでてきました。


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正面には、中木が一本と地被類が綺麗に植栽されています。
2年目、3年目と徐々に成長するのが楽しみです。

玄関前の木製目隠しと、調和して良いですね。


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また2階のベランダには、ゴーヤの鉢植えがありました。
西日除けに活躍していました。

徐々にカスタマイズが進んでいるようで、時間の経過が楽しみです。

NO.40_TW-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 10:05

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新

2011年8月19日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。


今回は、コミュニケーション手段としてのBBSの活用方法と、最終模型写真を掲載しました。

家づくりには、設計者と建て主のコミュニケーションは欠かせません。

家づくりにとって大切なの要素は、設計デザインの良さとともに、コミュニケーションがいかに取れたかという2つのことです。

いくら設計デザインが良くても、設計者と建て主の考え方にズレがあれば、それは良い家づくりにはなりません。

そういった意味で、デザインとコミュニケーションは、一体のものだと思います。

このコミュニケーション方法を採用してから、10年あまり経過しましたが、地味なインターネットコミュニケーションツールですが、とても有効だと実感しています。

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今回は、ご主人がバンコックで単身赴任中、千葉の建て替えで、奥様が自宅に残り、設計打ち合わせの窓口になっています。その他両親を心配して、独立された息子達が、東京と神奈川に住み、進行を見ていてくれるという構図です。

全体の進行や設定は、建築計画網・大系舎で行っています。


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また、最終模型を掲載しています。
少し検討すべきところが残っていますが、最終形の模型です。


オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEへりンク

投稿者 ooto : 16:07

古民家

2011年8月 9日

休みに家族で栃木に出かけた際に、きれいな古民家を見ることができました。
栃木県の杉並木公園の中にある古民家で、江戸時代に建てられたものを復元しているようです。

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昔ながらの「田の字型」プラン。連続する畳の部屋を襖で仕切るという、昔ながらのプランです。用途によって、襖を開け閉めして使い分けていたんですね。和室自体がそうですが、日本家屋は可変性があって、とても合理的で機能的な造りなんです。

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すっかりフローリングのLDKに慣れてしまった現代人の私には、懐かしいというよりも、新鮮でした。また、この日はとても暑かったのですが、断熱性が高いといわれている茅葺屋根で、なかなか快適な室内でした。いろいろ便利になった世の中ですが、江戸時代の古民家から学ぶことは多そうです。

昼食は、その隣にあるそば処「報徳庵」で天ぷら蕎麦をいただきました。
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こちらも古民家を再生してお店にしているようで、囲炉裏を囲んでお膳で食べたり、縁側で食べたりと、なかなか魅力的な蕎麦屋です。(森川)

投稿者 ooto : 10:59

NO.41_TW-HOUSEを更新

2011年7月28日

NO.41_TW-HOUSEを更新しました。

THさんのご希望を整理して、スケッチをはじめました。

55坪ほどの広さの土地ですが、駐車場の取り方や、2階のプランニングにはいくつかのパターンがあることが分かりました。

もう一つ大切なことは、庭をどのように取るかと言う点です。
庭いじりが趣味であるTHさんは、室内、庭の繋がりを重要なポイントとされています。

とりあえずいくつかのパターンをつくり、そのなかの一つを模型にしてみました。
まだまだ、検討の余地が残っています。

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また、設計と並行して、ショールームでの設備の検討行いました。
当事務所で設計した住宅の見学(オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE)に来ていただき、実際の空間を体感してもらいました。
針葉樹の床材の柔らかさをとても気に入っているようでした。

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何より百聞は一見にしかずですね


オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 22:39

住宅建築WORKSを更新

2011年7月25日

住宅建築WORKSを更新しました。

新たに、4つのプロジェクトを追加しました。

NO.24_AK-HOUSEへリンク

NO.33_NN-HOUSEへリンク

NO.36_TT-HOUSEへリンク

NO.40_TW-HOUSEへリンク

古いプロジェクトから、最近のものまで整理しました。

完成直後のもの(TT-HOUSE,TW-HOUSE)は、少し時間が経過したら、再撮影する予定です。

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住宅建築WORKSにある、各プロジェクトの親ページにある、断片写真をクリックすると、大きな個別の写真ページへアクセスすることが出来ます。
ぜひ一度見てください。

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住宅建築WORKSの量が増えてきたので、もう一度分かりやすく整理分類する予定です。


当事務所の住宅は、大きく分類すると、”下町の家”と”山の手・郊外の家”に分類されます。

下町の家とは、台東区、墨田区、大田区などの4階建て程度の鉄骨やRC構造の住宅です。
一方、山の手・郊外の家は、杉並区や目黒区などに建つ、2,3階建ての住宅で、主に木造住宅です。今回まとめた住宅は、主に後者の住宅になります。

投稿者 ooto : 08:53

TH-HOUSEを更新

2011年7月14日

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。


今回は実際に設計が始まってからのプロセス公開です。

THさんには、要望事項と、持ち込み家具や家電の整理をしてもらいました。

また設計をはじめるにあたり、正確な配置図が必要になります。
まずは敷地の大きさ、レベル、近隣の建物の位置、正確な真北の方向を、測量事務所に依頼して図面を作成してもらいました。


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・敷地の測量


設計中に起こった今回の大震災では、広域の液状化が問題になりました。
そこで、地形的に液状化の危険があるので、ボーリング調査を行いました。
ここでは、これらの経緯を公開しました。

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・ボーリング調査

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・砂質土

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 11:37

オンライン設計室NO41_TH-HOUSEを更新しました。

2011年7月 8日

NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

THさんのプロジェクトが始まるまでの経緯を、まとめました。
NO.1からNO.3までを再度編集し直しましたので、遡って参照いただけますと嬉しいです。

60歳代のご夫婦が、老後の家を立て直そうとした経緯、私達に設計を依頼するまでのプロセスをまとめてみました。

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後日談になりますが、なぜ千葉のTHさんが、東京の私達の事務所に声を掛けることが出来たのかは、丁度その時期に、裏磐梯の別荘の設計監理をしていて、何度も福島へ出かけている様子が、ホームページに出ていたからだそうです。

もうインターネットの利用は当然の世の中になりましたが、それは若い3,40歳台の建て主だけでなく、60歳代の建て主の方にも、当然のものとなってきました。

ただ、家づくりという大事業を、ネット利用を通して、60歳代のご夫婦とっては、一歩を踏み込まれるのはそれなりに大変勇気が必要だと思っています。


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ご主人が、単身赴任でタイのバンコクにいらっしゃいます。
タイと千葉と東京をBBSで結んだプロジェクトを進めていきます。

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NO41_TH-HOUSEへのリンク

投稿者 ooto : 11:35

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSE

2011年6月20日

NO.41_TH-HOUSEでは、地質調査を行いました。


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この地域は、液状化が疑われています。
液状化は、簡易な地質調査(スエーデン・サウンディング調査)では調べられないので、ボーリング調査を行いました。


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地質調査会社からの中間報告ですが、2メートル弱まで盛り土であり、その下に約7,8メートルの昔沼地だった砂質粘土地盤があるとのことです。


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また地下水位が約1〜2メートル程度と高く、液状化地盤の可能性が高いとのことでした。
現在、調査会社の試験室で、現地の土を元に液状化のチェックをしています。
近々報告書が出てきますので、このデーターを元に基礎設計を進めます。

この住宅の実施設計は、詰めの段階に来ています。

オンライン設計室では、設計プロセスを徐々に報告していく予定です。


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投稿者 ooto : 09:22

オンライン設計室の新しいプロジェクト

2011年6月 6日

オンライン設計室の新しいプロジェクトが始まります。
NO.41_TH-HOUSEです。

千葉県の郊外住宅地に建つ、老後の家の設計をお手伝いすることになりました。

老後の家をリフォームするか、立て直すか迷われているときに、当事務所のホームページをご覧いただき、相談を受けました。

現在お住まいの住宅は、築38年のRC構造住宅メーカー住宅です。いろいろ検討の末、結局この住宅を建て替えることになり、私たちが設計を担当することになりました。
子供達は30歳代ですでに自立して家を出ており、ご主人はあと少しで退職をむかえます。 これから2人でゆっくり、老後楽しく暮らす家が欲しいというご希望です。


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実は現在、ご主人はタイの首都バンコクに、日本企業から赴任されています。
ですから設計中は、東京、千葉、そして東南アジアをネットワークし、情報を共有しながらながら、作業を進めていきます。
これから、徐々に公開していきますので、よろしくお願いします。

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投稿者 ooto : 17:59

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE更新

2011年5月24日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE更新しました。

入居前の完成写真を掲載します。
今回は工事中の3月11日に、東日本大震災がありました。

震災直後、資材不足、計画停電など現場は混乱していましたが、何とか工期内で完成することが出来ました。
工期に余裕がなかったので、残念ながら今回はオープンハウスを行うことは出来ませんでした。

間口が狭く、奥行きが長い敷地で、日影や通風を得るために、小さな中庭を家の中心につくりました。一日中、様々な角度から中庭に日が差し込み、変化する時間を感じることが出来ます。


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2階には生活の中心のLDKがあります。開放的なLDKからは、道路を介して、春の新緑が眩しいです。
床は柔らかな檜のフローリングで、足腰に心地よい柔らかさを伝えます。

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引っ越しが迫り、慌ただしく撮った写真ですが、公開しました。
入居後、しばらく時間が経過したら写真を撮らせていただくつもりです。


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投稿者 ooto : 11:32

NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

2011年4月27日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

ベランダでは、白い手すり壁のポリカ小波板が施工されました。
外壁と同じ、波波の形状の小波板です。
小波板は、曲面のウェーブが光を優しく陰影を作り出してくれるので、私はとても好きな工法です。

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但し外壁はガルバリューム鋼板、手すり壁は樹脂です。
手すり壁は半透明なので、視線はカッとしますが、光をある程度通します。
室内から見ると昼は道路からの視線を遮り、夜は道路から見ると室内の明かりを透かせてくれるはずです。

夜景も綺麗なはずです。

このあたりの住宅街は、夜間は全ての雨戸やシャッターが閉じられ、真っ暗で少々不気味ですので、ぼんぼりのような光で街をライトアップしてくれるはずです。

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室内では養生が撤去され、ようやく床・壁・天井の仕上げ材が一堂に会して見ることが出来ました。

新品のヒノキフローリングの優しい色合いが綺麗です。
針葉樹のヒノキのフローリングは、柔らかく、足裏にも優しい感触です。

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投稿者 ooto : 17:33

NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

2011年4月21日

これまで、建物を囲っていた足場やシートが外れました。

仕上がり直前の外観が見えるようになりました。

建て主のTWさんの感想は、「嬉しい反面、少しはずかしい気持ち」ということでした。

その気持ちは、私もよく理解できます。

特注でつくった新しい服を着て、まちに出けるような気分というのでしょうか。

まだ手すりは裏側しか完成してない中途半端な状態ですが、建物は道路に向かってすくっと建っています。


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今回は、ガルバリューム鋼板の小波板葺きという工法を採用しています。

日射しを小波の表情が柔らかく受けて、ガルバリューム鋼板にしてはやさしい表情を醸し出します。

板金屋の野村さんが苦労して、つくってくれた外観に感謝です。


ポリカボネート板の手すり壁がまだ出来ていないので、道路から中が見えてしまいますが、半透明の板を張りますので、もちろんプライバシーは守られます。


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内部では、木製建具工事、塗装工事、クロス下地工事などが進んでいて、仕上げの最終段階をむかえています。


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投稿者 ooto : 18:05

板金屋さん

2011年4月15日

NO.40_TW-HOUSEの工事では、板金屋さんが活躍しています。

この計画の外壁は、通称”なまこ壁”と呼ばれる、ガルバリューム鋼板波板金仕上げを採用しているからです。
また屋根仕上げも同材で、タチハゼ葺きという板金工法を採用しています。
この、小波板仕上げは、柔らかい陰影を落とすので、私はかなりいろいろな住宅で採用しています。

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ところで、板金という仕事は、職人の作業を見ていると、楽しく、創造性あふれています。

板金の特徴とは、一般に言われる”乾式工法”ですが、工業製品に見られるような、単一で、無機的な表情ではなく、職人の作業にともなう、人間的で、時には芸術的ともいえる味が、滲み出てくる仕事が魅力的です。


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このような楽しい作業なのですが、一般的に板金屋さんは、屋根の上など高い場所で作業するので、人の目に触れにくいので、今回はその仕事の一部をここで紹介してみます。

板金屋さんの工具の多さは、とても興味深いものがあります。
今回、板金工事を担当してもらった野村板金の、野村さんに板金の仕事に使われる工具を紹介してもらいました。

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板金屋さんの仕事は、<つまむ>、<切る>、<たたく>、<押さえる>、<こじる>などの作業があり、それぞれのための工具が用意されています。


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投稿者 ooto : 09:41

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE

2011年4月 9日

震災後、約3週間ほど経過して、現場の雰囲気も、平常時の落ち着きを取り戻しつつあります。
資材不足にも関わらず、工務店の配慮で、工期の大きな遅れが出ないで済むようなので感謝しています。


今回の設計では、鉄骨フレームの階段に木板を取り付ける仕上げです。
鉄骨フレームを使うのは、階段全体を、スリムでかつシャープに見せるためです。

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鉄骨フレームは、100kg超える重さですが、人力で運び込まれました。
鉄骨でつくられたささら桁と段板の上に、木製の段板を取り付けます。
鉄骨の堅さと、木板の柔らかさを計算して、上り下りが心地よい階段を目指しています。

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手摺りは、現場で溶接加工され、手作業で加工仕上げられました。
その加工の様子は、見ていて面白いものです。

組み立て、溶接、切断の研磨の作業を、鍛冶屋職人がこなしていきます

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現場の帰りに、桜の古木の幹に咲く花びらを見付け、生命力の強さを感じました。

落葉樹が芽吹き、桜が開花しつつあり、春の気配が、地震で停滞してしまった気分の一新を後押ししてくれるようです


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投稿者 ooto : 00:47

NO.40_TW-HOUSE更新

2011年3月23日

東北関東大震災から10日ほど経過し、現場も大分正常化してきました。

地震直後は、流通の混乱や一部の工場や倉庫の損傷等で、資材の確保が難しいものがあるなど、不透明でしたが、震災後10日ほど経過した現在は、ほぼ日常的な現場に戻りつつあります。

今回は地震直前に行われた、セルロースファイバー断熱工事の過程です。

セルロースの吹き込み工事に先立ち、電気配線や配管工事を先行しないといけないので、工事としては、結構忙しく進むので、かなり大変です。


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当初、床はスタイロフォーム、壁・天井・屋根はセルロースファーバーと分けていたのですが、スタイロフォーム断熱材の不足が表面化し、床もセルロースファーバーで断熱することになりました。


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つまり建物六面体をセルロースで包み込みます。

現場は4地域なので、専用のシートを内側に張り付け、その中に所定の仕様のセルロースファーバーを吹き込んで行きます。

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室内工事に立ち会うと、吹き込み後は、断熱の良さを実感します。

室内はもちろんまだ暖房をしていないのですが、床下や外気の冷たさをシャットアウトしているのが、伝わってきます。

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投稿者 ooto : 02:23

NO.40_TW-HOUSE更新

2011年3月 9日

NO.40_TW-HOUSE更新しました。

外壁の耐震壁工事とサッシの取り付けが進んでいます。

開口の広さが確定し、実際の窓からの光量も体感できます。


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中庭からの光の有効性も、実感できるようになりました。
都市部では、近隣の将来の変化を踏まえて、光の取り方が重要になってきます。

また屋根の工事も同時に進んでいます。

下からはあまり見えませんが、ガルバリューム鋼板のタチハゼ葺き屋根の工事が、屋根の上で確実に進んでいます。

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私自身は正直少し怖いのですが、慎重に屋根に登ると板金屋さんが一生懸命屋根を葺いてくれているのを見ることができます。

そろそろ、最終的に設備類を決めないといけない時期になったので、洗面器を決めるためにショールームに行きました。

これまで、いろいろな素材や設備を検討してきましたが、最終仕上げ材を決める時期になりました。

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投稿者 ooto : 09:33

No.37 KS-houseの更新

2011年3月 3日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はVOL.15VOL.16の更新で、ようやく完成写真です。

この住宅は、私の両親と兄世帯の二世帯住宅で、シンプルな間取りの中庭を持つ住宅です。

2階は子世帯の広々とした空間。
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1階は親世帯の中庭に面した明るい空間。
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結局、2年も費やしてしまったプロジェクトでしたが、今でも楽しんで生活してくれているようで、うれしい限りです。(森川)

投稿者 ooto : 11:25

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新

2011年2月23日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

躯体の構造金物取り付け、屋根下地の工事が進んでいます。

まずは、構造金物の取り付けが行われます。
今回の耐震設計は耐震等級2で設計していますので、構造金物も多くなっています。

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屋根は2重屋根で空気層をとっています。

床、屋根の合板が張られたら、壁、サッシ工事になります。

今回は根太レス工法で、すぐに床合板が張らました。
2階でも安全に乗れるので、TWさんを現場へご案内しました。

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今回の外装は、板金工事が多いので、事前に板金屋さんと細かな打ち合わせを行いました。
板金は事前の打ち合わせがとても大切です。
板金の仕事は、職人技が多いので、職人のアドバイスは重要です。

室内の陽当たりは良く、特に午前中はとても心地よい朝日が入ってきます。


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さて、TWさんと、照明器具のシミュレーションを行うために、コイズミのショールームへ行ってきました。
省エネの関係で、照明器具も激変の時代で、LEDの器具が増えてきています。

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投稿者 ooto : 22:47

NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

2011年2月10日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。


今回は、建て方工事の様子です。

木造在来工法2階建てですので、土台を敷くのに1日、柱梁を組み上げるのに1日、合計2日の工程です。

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初日の土台敷きは、建物を支える土台を基礎の上に緊結する工事です。

2日目は、工場で加工された柱梁を組み上げる工事です。

柱梁をクレーン車が上へ運び上げ、鳶や大工がそれを順番に組んでいきます。
足場がしっかりしていない状態での作業は大変です。

建て方の作業は、道行く人が多くの足を止めて眺めていきます。


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帰宅途中の小学生も、友達と一緒に眺めていきました。
帰りがけに「明日(の完成)が楽しみだね」といっていました。
ものづくりとは、誰にとっても楽しいことなのですね。


施主のTWさんも、一日立ち上がっていく建物を眺めていました。

夕方近くには、建物は上棟しました。


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これまで眺めていた、模型がそのまま立ち上がったようで、不思議な感覚です。

最後に島田工務店の社長に、四方をお払いして、乾杯しました。

帰りがけに施主のTWさんから、お祝いのお弁当をいただき解散しました。


当日の夜、TWさんから、建て方工事の感想をメールでいただきました。


「大変お世話になっております。
 今日はありがとうございました。

 まず遠目にクレーンアームが見えた時、その高さに驚きました。

 保育園に行く途中だった子供も大変喜び、しばらく眺めていました。

 数多くの柱を順序よくあげる、上で慎重にかつリズムよく組み立てる、

 電線に触る事無くアームを動かす技術・・

 すべてにおいてプロの技で感心しきりでした。

 とても楽しく貴重な一日を過ごす事ができました。」

投稿者 ooto : 19:26

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新

2011年2月 1日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。


今回は基礎が出来上がるまでのプロセスを紹介します。

まず基礎底面をつくるため掘削後、栗石を敷き詰め、締め固めます。
次に捨てコンクリートを打設後、鉄筋を組み立てます。

今回は、ベタ基礎という構造なので、耐圧版のコンクリートを打設後、構造用の金物を取り付け、最後に基礎の立ち上がりコンクリートを打設して完成です。

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クライアントのTWさんには、鉄筋を組む前に、現場へ入ってもらい、広さを実感してもらいます。
ただしこの段階では2次元なので、家は実際よりも狭く感じられるものです。
建て方後柱梁が組まれたあとは3次元になるので、非常に大きく感じられるものです。


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現場に入っている親子の鉄筋屋は、EXILE風のポーズで記念撮影しました。

またガルバリュームの外壁の色を決めるため、大きなサンプルを取って、TWさんと現場で確認しました。


ところで、基礎工事と平行して、柱梁土台などを加工するためのプレカット図を検討しています。
柱や梁は工場で加工され、現場へ運ばれ、組み立てられます。

投稿者 ooto : 10:31

NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

2011年1月21日

オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。

まずは工事に先立って地鎮祭が行われました。

神主によって厳かに儀式が執り行われました。

当日は晴天に恵まれて、滞りなく儀式は終わりました。
道行く人々も興味深そうに眺めていました。

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さて、地鎮祭が終わりいよいよ、実際の工事が始まりました。
まずは、基礎工事が始まりました。

現場で墨を出して、位置や高さの確認をして掘り始めます。
トラックやユンボが入ると現場らしくなってきます。


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投稿者 ooto : 18:31

No.37 KS-houseの更新

2010年12月28日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.12VOL.13VOL.14の更新で、内装の最終仕上げ工事まで。

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内部もようやく仕上げ工事。
室内はクロスが貼られると、一段と明るくなって、印象が随分変わってきます。
これが終われば養生をとって引渡し。いよいよ完成間近です。

KS-houseの更新は、年内はここまでです。
皆様、来年もよろしくお願いします。(森川)

投稿者 ooto : 18:17

『住んでみて』別冊TEIKEISHA第6弾KN-HOUSE公開しました。

2010年12月23日

『住んでみて』別冊TEIKEISHA第6弾KN-HOUSEを公開しました。

住んでから、4年が経過したKN-HOUSEのレポートです。
レポーターはいつものように、市川さんにお願いしました。
第3者の視点で、住んでからの住宅を率直に報告してもらうのが目的です。

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今回は、横浜の郊外に建つKN-HOUSEです。
記録を読み返してみると、はじめてメールをいただいたのが、2005年でした。
それから住宅が完成したのが2006年の12月でしたので、土地探しから家が完成するまで約1年6ヶ月必要でした。土地探しには約6ヶ月かかりましたが、これだと決まってからは、スピーディーに進みました。

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家づくりを始めた時、家族は4人家族でしたが、現在はもう一人増えて5人となりました。
設計中は、4人という条件でしたので1人増えて大丈夫かなと思いましたが、シンプルにつくっていたので、大らかなKNさんの考え方もあり、何とかなりそうです。

相変わらず、市川さんのレポートは、施主の気持ちを素直に表現してくれたり、また設計者自身も始めて気づく指摘もあったりと、とても面白いです。

今回は、設計者の大戸が最後の章にコメントを入れてみました。
より一層すまいが立体的にみえればと思いながら書きました。

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・『住んでから』第6弾KN-HOUSE-----完成から数年後のすがた

・オンライン設計室NO.25_KN-HOUSE-----すまいが出来るまでのプロセス

住宅建築WORKS KN-HOUSE-----完成時のすがた

投稿者 ooto : 18:42

オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新

2010年12月18日

オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。

師走が近づいたつい先日、引っ越しが終わったとのことで、完成後の姿を撮影してきました。

磐越道を降りた猪苗代周辺は、さほど雪がなかったのですが、裏磐梯に着く頃は一面雪景色になります。
猪苗代で、チェーンを買い、少し手間取りながら雪対策の装備をしていきました。

裏磐梯は、無風かつ快晴で、とても気持ちが良い1日でした。


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多いときには3メートルを超えるという豪雪に備え、雪囲いも出来ていていました。

足場などもすっかりとれて、切り妻屋根のシンプルな外観はもうすっかり周囲の景色に溶け込んでいました。

前回は、まだ内壁工事などの室内工事が完全に終わっていませんでしたので、どのように仕上がったか、楽しみにしていました。

インテリアは、染色したラワンの天井仕上げと、壁のクロス、そして床のチーク材のバランスがとれて、イメージしたとおりの空間に仕上がっていました。
ハイサイドライトからの光が、天井に乱反射し、ほどよい自然光で満たされた室内空間になりました。


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また、今回採用した断熱材のセルロースファイバーの効果を実感しました。
きちんと断熱をした家は、天井と床の温度差が少なく、エアコンやストーブだけで十分暖かい室内温熱環境を作り出すことが可能であることを実感しました。
この家では、床暖房がないのですが十分に快適な温熱環境をつくり出していました。

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夕刻になると、日没の光が周囲の山々をピンク色に染め、神々しい空気に包まれました。この時刻は、周囲の景色とこの建物が絶妙にバランスしていて、とても印象的な時間でした。

外は暗くなり、室内照明の光の具合を確認して、日帰り出張の帰り道につきました。
道路面は、すっかり凍結してしまい、ゆっくりと里に下りて、食事を済ませて帰路につきました。往復600キロの運転はきつかったですが、加えて現場が終わってしまった寂しさとのダブルパンチで、家に着いたときはぐったりでした。

投稿者 ooto : 18:30

NO.39_MY-HOUSEを更新

2010年12月11日

NO.39_MY-HOUSEを更新しました。
小さな増築工事とリフォーム工事なので、実はもう工事は完成しているのですが、今回は工事中の様子をアップします。

小さく、狭いスペースをいかに効果的に広く、開放的に見せるかという点に苦労しましたので、その痕跡をみていただけるとおもしろいと思います。

また外観的には、以前のやや雑然としたデザインの建て売り住宅に共鳴しないよう、さらっと増築部分を挿入するかというところに気を遣いました。
そのあたりをご覧いただけたらと思います。


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                 ↓ ↓ ↓ 

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既存部分のリフォームは、生活をリフレッシュするために、古くなった設備をリフレッシュしたり、また床暖房などを追加して、室内環境面を大幅に向上させました。

現状では、古くからの家具のインテリアと、パソコンのデスクが混在して、雑然として使いにくい状況となっていました。

また古い家具の重心が高いので、部屋に落ち着きが感じられませんでしたので、そのあたりを考えて、家具を設計しています。

施主は古くからの持ち物を一度整理しながら、新しくつくった家具に、徐々に納めていきました。


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またキッチンは、窓が暗く、奥まったスペースとなっていたので、リビングと一体になるような開口を設けました。
これまで、分離していた、キッチンとダイニングを一体化し、広々とした開放的な室内空間にしました。

投稿者 ooto : 15:05

No.37 KS-houseの更新

2010年12月 8日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.10VOL.11の更新で、足場解体まで。

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ようやく足場が取れて、建物の全体像が見えてきました。
このプロジェクトでは、ガルスパンと光触媒塗料を使い分けて、コントラストをつけた仕上げにしています。(森川)

投稿者 ooto : 11:14

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