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2011年4月 9日
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE
震災後、約3週間ほど経過して、現場の雰囲気も、平常時の落ち着きを取り戻しつつあります。
資材不足にも関わらず、工務店の配慮で、工期の大きな遅れが出ないで済むようなので感謝しています。
今回の設計では、鉄骨フレームの階段に木板を取り付ける仕上げです。
鉄骨フレームを使うのは、階段全体を、スリムでかつシャープに見せるためです。
鉄骨フレームは、100kg超える重さですが、人力で運び込まれました。
鉄骨でつくられたささら桁と段板の上に、木製の段板を取り付けます。
鉄骨の堅さと、木板の柔らかさを計算して、上り下りが心地よい階段を目指しています。
手摺りは、現場で溶接加工され、手作業で加工仕上げられました。
その加工の様子は、見ていて面白いものです。
組み立て、溶接、切断の研磨の作業を、鍛冶屋職人がこなしていきます
現場の帰りに、桜の古木の幹に咲く花びらを見付け、生命力の強さを感じました。
落葉樹が芽吹き、桜が開花しつつあり、春の気配が、地震で停滞してしまった気分の一新を後押ししてくれるようです
投稿者 ooto : 2011年4月 9日 00:47 ツイート