オンライン設計室
Vol.17:板金工事
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
現場は、木造躯体がほぼ完成して、板金工事、仕上げ下地工事が進んでいます。
今日は板金屋さんと納まりについて、図面の説明を行いました。
板金は、職人の力が必要不可欠な工事です。
板金職が持っている、技の凄さは、これまで何度も体験しています。
(オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを参照してください。)
板金工の職人技を活かした、板金の外壁や屋根は、工場でつくる既製品の外壁材では作れない、人の手による優しさや、美しさを表現できるので、私自身とても好きです。
・板金工と、はじめての打ち合わせ。
・屋根工事。職人は軽々と動くが、こちらは少し怖いです。
・タチハゼ葺きという工法。下地に雨音防止のポリエチレンフォームを敷きます。
・手前に棟換気金物が見えています。
最近はガルバリューム鋼板という非常に耐候性、耐久性がある材料が進化していて、色やテクスチャーがとても良いものが出てきています。この金属板を、職人の手をつかって、美しい外壁をつくったもらうのがとても好きです。
ところでおもしろい話しなのですが、各板金工は、それぞれ独自の技術を持っています。
したがって現場ごとに、その職人の納め方、つくりかたを聞きながら、納め方を決めていきます。
また、設計者としても少しチャレンジした納め方をお願いすると、職人さんも意欲的にチャレンジしてくれることが多いので、そのやりとりは設計の醍醐味の一つです。
内部では大工が、仕上げの下地工事を進めていています。
内部の空間ボリュームや日の入り方なども確認でき、完成時が良くイメージできたと思います。
・内部では、木工事。サッシが入ったので、冬の日の差し込み方が分かります。
・吹き抜けから
現場では、THさんに来ていただき、室内をご案内して、フローリングの檜材を確認していただきました。
針葉樹の柔らかさが、気にっておられるようでした。
特に年齢をとると、膝への負担が和らぐので、心地よい床となります。
・設計より幅広のヒノキフリーリングを工務店が提供してくれました。
・実際に乗ってみる。
- Vol.01:はじめまして
- Vol.02:現地調査
- Vol.03:家づくりに踏み出すまで
- Vol.04:家づくりの要望事項
- Vol.05:敷地測量
- Vol.06:地盤調査
- Vol.07:基本計画案の検討
- Vol.08:BBSの活用
- Vol.09:完成模型
- Vol.10:解体工事
- Vol.11:液状化対策(柱状改良)工事
- Vol.12:地縄張り
- Vol.13:基礎工事
- Vol.14:基礎工事その2
- Vol.15:建て方工事
- Vol.16:照明器具シミュレーション
- Vol.17:板金工事
- Vol.18:内装下地工事
- Vol.19:セルロースファイバー断熱工事
- Vol:20:ご主人が一時帰国
- Vol:21:板金工事その2
- Vol.22:フローリング張り完了
- Vol.23:家具工事の打ち合わせ
- Vol.24:左官の打ち合わせ
- Vol.25:造作工事
- Vol:26:造作工事その2
- Vol:27:ダイニング・チェアーの検討
- Vol:28:足場の解体
- Vol:29:漆喰工事その1
- Vol.30:漆喰工事その2
- Vol.31:完成間近
- Vol.32:外構工事
- Vol.33:ほぼ完成です。
- Vol.34:引越し後の様子
- Vol.35:老後の家・再考
- Vol.36:事例集に追加しました。
- Vol:37:オープンハウスの開催
- Vol:36:オープンハウスと取材
- Vol:37:「住んでみて」レポート
- Vol:38:1年点検に伺いました。