【2,3世帯住宅】に関する記事一覧

オンライン設計室新プロジェクトのご紹介

2012年7月15日

オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEがはじまります。

東京都西部で建築される、木造3階建て2世帯住宅です。
敷地の広さが22坪と比較的狭い敷地ですが、2世帯3世代6人と大家族で住む住宅です。


第2種高度地区にあたり、斜線制限が厳しく、形状的には、比較的計画が難しい家づくりです。

いつものように、じっくり設計に取り組にながら、楽しい家づくりになるように頑張ります。

来年の5月頃に完成予定で設計が進められますので、よろしくお願いいたします。


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投稿者 ooto : 21:06

NO.27_TD-HOUSEへ、伺いました

2012年6月25日

昨日は、NO.27_TD-HOUSEへ、伺いました。
「別冊TEIKEISHA・住んでみて」という、ホームページの企画で取材をお願いしました。


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竣工後、約4年が経過しましたので、大分住み慣れていらっしゃるようでした。
家族が一人増えて、2世帯、6人家族という家族構成で、5歳と2歳のお子さんなので、今が住まいにのライフステージとしては、最大にエネルギッシュな時代でしょう。

今回少し住んでみて、良い点、困った点などフランクに語っていただきました。
詳しいレポートは、いつもの市川さんが後々まとめていただけるようにお願いしています。

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この住宅は、オンライン設計室をご覧いただければ、レポートしていますが、2007年前後の姉歯事件や、北京オリンピック前の鉄材料費高騰などをがっちりと経験しながら、ようやくの思いで完成させた感慨深い住宅です。

しかし、昨年の地震前に建て替えて良かったというお話しや、ご両親の建て替えに費やすエネルギーとご自分達の年令を考えると、やはり当時に建築しておいて良かったというお話しが聞けて、当時の苦労も吹き飛びました。

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建築的には、RC構造、外断熱の仕様で、気密性も高いスペックなのですが、部分的に問題点も浮き彫りになりました。

詳しくは、後日のレポートで紹介すると思いますが、建て主さん自身で解決できる方法があるので、それをご紹介してきました。

当日、取材後いつもの美味しい手料理をいただきました。
賑やかで、3世代が交流している2世帯住宅は、活気があり楽しそうでした。

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■オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEへリンク
■NO.27_TD-HOUSE事例集へリンク

 

投稿者 ooto : 10:55

オンライン設計室NO.42_FJ-BUILを更新

2012年4月11日

オンライン設計室NO.42_FJ-BUILを更新しました。

一時、クライアントのご都合で計画がペンディングになっていましたが、春になり再開されました。

間口が大変狭く、奥行きが長い敷地なので、テナントへの対応が、どのようなプランニング良いか、いろいろと検討してきました。

3階までは、テナントとして貸し出し、上階に自宅として住むということが、計画をより複雑にしている要因になっています。

可能性を最大限広げた形のプランニングが煮詰まってきたので、最終的なまとめとしてファサードデザインをいろいろ思考錯誤しています。

模型をいくつもつくりながら、いろいろスケッチを重ねました。

クライアントのFJさんも、建築好きであり、この模型の中には、FJさん作のものも入っています。

自宅で模型つくりをしながら、イメージを膨らますことがとても楽しみだそうです。

計画がかなり煮詰まってきたので、模型も1/100から1/50へスケールアップしてつくりました。

また簡単に敷地写真にはめこんだ合成写真もつくってみました。

いまは最後の実施設計の段階で、図面をまとめています。

初夏には着工する予定です。

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・敷地写真に模型写真を合成してみた。

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投稿者 ooto : 17:41

住宅建築WORKSを更新

2011年7月25日

住宅建築WORKSを更新しました。

新たに、4つのプロジェクトを追加しました。

NO.24_AK-HOUSEへリンク

NO.33_NN-HOUSEへリンク

NO.36_TT-HOUSEへリンク

NO.40_TW-HOUSEへリンク

古いプロジェクトから、最近のものまで整理しました。

完成直後のもの(TT-HOUSE,TW-HOUSE)は、少し時間が経過したら、再撮影する予定です。

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住宅建築WORKSにある、各プロジェクトの親ページにある、断片写真をクリックすると、大きな個別の写真ページへアクセスすることが出来ます。
ぜひ一度見てください。

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住宅建築WORKSの量が増えてきたので、もう一度分かりやすく整理分類する予定です。


当事務所の住宅は、大きく分類すると、”下町の家”と”山の手・郊外の家”に分類されます。

下町の家とは、台東区、墨田区、大田区などの4階建て程度の鉄骨やRC構造の住宅です。
一方、山の手・郊外の家は、杉並区や目黒区などに建つ、2,3階建ての住宅で、主に木造住宅です。今回まとめた住宅は、主に後者の住宅になります。

投稿者 ooto : 08:53

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年6月29日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

TG-HOUSEの、引き渡し前の様子です。
震災の影響で、少し工期が伸びましたが、無事完成できました。


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引き渡し前の、完成写真です。
内部は、ガランドウですが、入居後は6人家族で住むことになります。


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完成後落ち着いたら、写真を撮らせてもらうことになっています


■オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 10:10

NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

2011年6月 7日

NO.38_tg-houseでは、最後の仕上げ工事が進んでいます

大工工事のキッチン工事、給排水設備も進み、最後の照明工事が進んでいます。
もうすぐ、検査とオープンハウスの準備が進んでいます。

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■オープンハウスの開催
今回、建て主のTGさんのご厚意で、この住宅のオープンハウスを行うことが出来るようになりました。

下町台東区の商業地域の12坪の敷地に建つ、耐火構造の鉄骨5階建てで、2世帯住宅(6人家族)という究極の下町の家です。
ぜひご興味をお持ちの方は、一度足を運んでください。

見学ご希望の方は、お越しいただけるお時間をお知らせくだされば、調整の上詳しい場所をお知らせいたします。


大戸:ooto@taikeisha.net
森川:morikawa@taikeisha.net
電話:03-3716-2918

場所:東京都台東区(JR総武線浅草橋駅から徒歩圏)
日時:6月11日(土)10時〜17時頃

施工:(株)ニート
構造:鉄骨造
階数:地上5階
基礎工法:杭基礎(細径鋼管杭)
敷地面積:41.1 M2
建築面積:34.32 M2
延床面積:132.92M2

外壁:ガルバリューム鋼板張り
設備:ホームエレベーター
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投稿者 ooto : 18:37

TG-HOUSE オープンハウス情報

2011年5月29日

今回、建て主のTGさんのご厚意で、この住宅のオープンハウスを行うことが出来るようになりました。

下町台東区の商業地域の12坪の敷地に建つ、耐火構造の鉄骨5階建てで、2世帯住宅(6人家族)という究極の下町の家です。
ぜひご興味をお持ちの方は、一度足を運んでください。

見学ご希望の方は、お越しいただけるお時間をお知らせくだされば、調整の上詳しい場所をお知らせいたします。

大戸:ooto@taikeisha.net
森川:morikawa@taikeisha.net
電話:03-3716-2918

場所:東京都台東区(JR総武線浅草橋駅から徒歩圏)
日時:6月11日(土)10時〜17時頃

設計:建築計画網・大系舎

施工:(株)ニート
構造:鉄骨造
階数:地上5階
基礎工法:杭基礎(細径鋼管杭)
敷地面積:41.1 M2
建築面積:34.32 M2
延床面積:132.92M2

外壁:ガルバリューム鋼板張り
設備:ホームエレベーター

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お待ちしております。

投稿者 ooto : 12:46

TG-HOUSE オープンハウスのお誘い

2011年5月17日

大型連休が終わってすぐの週末に、ついに外部足場が外れました。

住宅の外観が見えるようになりました。
ここで求められる仕様は、耐火建築物であり、外壁は耐火性能が要求されます。
今回は、設計上工夫をして、ガルバリューム鋼板の仕上げを施しました。
都市型住宅らしい、シャープな感じに仕上がりました。
外壁工事でお世話になった板金職人の熱意と知恵にも感謝です。


■オープンハウスを行います

今回、建て主のTGさんのご厚意で、この住宅のオープンハウスを行います。

12坪という狭小地に、鉄骨5階建てで、2世帯住宅という究極の下町の家です。
ぜひご興味をお持ちの方は、一度足を運んでください。


場所:台東区(JR総武線浅草橋駅から徒歩圏)
日時:6月11日(土)10時〜17時頃

ご希望の方は、以下までお知らせください。

こちらから、後ほど詳しいご連絡を差し上げます。

ooto@taikeisha.net

■オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク


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投稿者 ooto : 11:34

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年5月13日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

今回は、ホームエレベーター工事の様子をレポートします。

エレベーターは、狭い縦穴状の昇降路の中に設置されます。

設置工事は、暗い空間の中で行われるので大変です。


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ホームエレベーターの部品は、人の手で運ぶことが出来るような大きさに分割されています。

エレベーターを設置する頃には、ほとんどの壁が出来上がっているから運搬用の機械が使えない場合が多いからです。

昇降路の中にレールを組み立てたあと、籠の組み立てを行います。
最後に、電子回路の調整を行い完成です。


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普段は見ることが出来ないエレベーター工事を紹介してみました。


■オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 17:38

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年4月24日

今回は、完成後は隠れてしまい、人の目に触れないのですが、大切な仕事の紹介です。

ここでは給排水設備の配管工事と、耐火被覆の吹き付け工事です。


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今回は都市型住宅で狭くかつゆとりが取れない居住空間で、床下を使った配管をお願いしています。
このゆとりの無い空間の中で、排水の勾配を考え、綺麗に配管しています。
床を張れば隠れてしまう仕事なのですが、太い管と細い管をバランス良く見事に設置してくれています。

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また耐火被覆は、耐火構造をつくるための大切な工法です。
ロックウールをセメント系の材料で混ぜて吹き付けて固めたものです。
汚れ仕事で大変ですが、無駄なく綺麗に吹き付けてもらっています。

建築工事は、最終的には隠れてしまいますが、職人の丁寧な仕事に支えられて出来ています。
隠れていても、職人技が見事に反映されていて頼もしいです。


オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 22:58

NO.39_TG-HOUSE更新

2011年4月17日

オンライン設計室NO.39_TG-HOUSEを更新しました。

今回の外壁工事は、4面の内の2面は、足場が掛けられなくて、内張工法になります。

そこで、今回の外壁工事は、事前に板金工の古沢さんと綿密な打ち合わせを行い、耐火構造の外壁をつくっています。


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下地のガルバリューム鋼板に、アスファルトフェルトを敷き、その外側をガルスパンで仕上げる工法です。
足場が無いので、内側から一段一段仕上げていきます。
内部では、もう一人の職人が、材料を一つ一つ寸法に合わせて切断していきます。
難しく、かつ手間が掛かる工事に全力を挙げて取り組んでいただける職人に脱帽です。

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そして外壁が完成後、内側から、耐火被覆を吹き付け、完成になります。

この仕上がった外壁は、住宅らしい繊細な表情をつくり出しています。


オンライン設計室NO.38_TGHOUSEへリンク

投稿者 ooto : 00:57

NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

2011年3月28日

東日本大地震から、2週間ほど経過しました。

当初、現場は混乱していましたが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。

大地震の被災者の皆様は、これから大変な道のりが待っています。


首都圏において、私たちには、自分たちの経済活動をこれまでのペースで、なるべく維持しながら、その上で被災地に何が出来るかを問われていると考えられます。


そのように考えると、私たちの事務所が出来ることは、ささやかなことですが、現場にて元気良く、家づくりを続けている様子を、表現することなら可能だと考えています。

私たちは、今後は現場の職人が、元気よくものづくりをしている姿を、外部に向けて、積極的に情報発信し、伝えていこうと思います。


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「ものづくり」とは、前向きの姿勢であり、その真剣な姿勢を表現することが、少しでも、見ていただく人の気持ちを明るく、前向きに進めるのではないかと考えました。

今後は、職人たちのものづくりの姿を情報発信するように心がけます。


オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 19:32

NO.38_TG-HOUSEの構造見学会

2011年3月 4日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEの、構造見学会を開催します。

TG-HOUSEは、狭小敷地に建つ、間口が狭い住宅です。
敷地は12坪と狭いのですが、鉄骨構造5階建ての2世帯住宅です。

この住宅の見所は、以下の通りです。


・隣地との隙間が厳しいが、工夫した工法。

・地盤が悪く、杭工事。

・間口が狭く、奥行きが長い、いわゆるウナギの寝床の形状。

・安心感がある鉄骨構造体

・狭小だが、2世帯住宅

・5階建てで、ホームエレベーター付き。

中間の躯体工事中に、ご覧いただける機会はなかなかないと思われますので、この機会に是非一度お寄り下さい。


場所:東京都台東区
最寄りの駅:JR総武線浅草橋駅徒歩3分

■設計:建築計画網・大系舎
03-3716-2918
mail:ooto@taikeisha.net

■日時
3月中旬から4月初めくらいまで
お越しいただける方と相談。予約制。


NO.38_TG-HOUSEの出来上がるまで

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投稿者 ooto : 23:55

No.37 KS-houseの更新

2011年3月 3日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はVOL.15VOL.16の更新で、ようやく完成写真です。

この住宅は、私の両親と兄世帯の二世帯住宅で、シンプルな間取りの中庭を持つ住宅です。

2階は子世帯の広々とした空間。
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1階は親世帯の中庭に面した明るい空間。
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結局、2年も費やしてしまったプロジェクトでしたが、今でも楽しんで生活してくれているようで、うれしい限りです。(森川)

投稿者 ooto : 11:25

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年2月24日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

鉄骨の建て方工事が行われました。

12坪という狭小敷地で、なおかつ敷地を可能な限り建築するので建て方工事は大変です。

隣地の建物とは、30センチ程度のハナレですので、建て方は相当な注意が必要です。


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幸い隣地の地主さんのご理解で、工事中隣の敷地(駐車場)を借りることが出来たことは、工事上幸いでした。
下町には隣人同士、お互い様という助け合いの精神があることの有り難さを痛感します。
建て方工事は、2日間で行われました。


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道路の上には、電線が張り巡らされいて、とても邪魔でしたが、それでも重機のオペレーターは、全く事故を起こすことをなく、建て方を終えました。

柱、梁、階段、床などがトラックに乗せられて現地に到着し、無駄がない動きで工事は進みました。

2日間とも無風でかつ快晴でしたので、工事は順調に終わりました。
オペレーターの話だと、風が一番厄介とのこと。

2日目の夕方近く、躯体は無事立ち上がりました。

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最後に、建て主とともに建物の四方のお清めをして無事建て方工事は終わりました。

ニート建設や鳶鉄骨職人の皆様、ご苦労様でした。

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEへリンク

投稿者 ooto : 19:40

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年2月21日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

杭工事が完了したので、基礎工事に入ります。

狭小住宅でかつ5階建てなので、基礎には非常に多くの鉄筋が配置されます。

まずは柱脚金物の固定を行い、その上で基礎の鉄筋を組んでいきます。
写真を見れば分かるとおり、相当な鉄筋量になりました。

狭い敷地なので、鉄筋を組む作業は大変です。
しかし今回は、隣の駐車場を借りることが出来たので、作業はスムースに進みました。

また同時に設備の配管を基礎の中に通す必要があるので、設備屋さんも配管スリーブを設置する作業を終わらせます。


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一通り作業が終わったら、構造設計事務所により配筋検査を行いました。

また、瑕疵担保補償会社の検査も同時に行われましたが、問題なく合格しました。

次にコンクリート型枠を設置し、基礎コンクリートを打設し、基礎が完成しました。


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現場の基礎工事と平行して、鉄骨部品の製作が行われます。

埼玉県八潮市にある鉄骨工場で製作が行われています。

まず製作に先立って、施工図が描かれます。
施工図のチェックが終わったら工場で柱梁などの部品が製作されます。


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部品の製作が終わったら、製品検査を行います。

工場では、溶接部分のチェックとして超音波試験を行いました。

いよいよ次は、現場での建て方工事が始まります。

投稿者 ooto : 20:13

NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

2011年2月 4日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。


現場は、地盤が悪いのでまずは杭工事から始まりました。
支持地盤は、この地域にしては比較的浅く約-12メートルです。

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杭の工法は、敷地の狭さや施工状況を考えて細径(160ミリ)の鋼管杭が採用されました。
6メートルの杭を溶接で繋ぎながら、支持地盤まで圧入していきます。


今回の敷地の間口は、3.6メートルしかないので、杭工事のための重機が作業空間を確保できるかがポイントでした。


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しかし、幸い隣の敷地の駐車場(間口2.7メートル)を工事期間中、借地させてもらったので、難工事にならずにすみました。

隣の敷地の地主さんの計らいに大感謝です。

下町の住人には、工事で迷惑を掛けるのはお互い様という近隣の意識があるので、本当に助かります。

一般的に、下町の敷地は狭くて、お互い様という意識がないと成立しないことを、住民の方々が自然に認識されているのでしょう。


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施主のTGさんはすぐそばに住まいがあるので、毎朝現場を眺めてから出勤されるのが楽しみだそうです。

投稿者 ooto : 16:45

オンライン設計室NO38_TG-HOUSEを更新

2011年1月27日

オンライン設計室NO38_TG-HOUSEを更新しました


2011年の新年が明けて、いよいよ着工の準備が出来、まずは地鎮祭が行われました。
寒波の影響で、大変冷えんだ休日の午前中、地鎮祭が執り行われました。

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下町の商業地域の敷地は、周囲を高いビルが取り囲まれているので、気温以上に体感的には寒さを感じます。
儀式は、地元の神主によって厳かに行われ、いよいよ工事が始まるという実感が湧いてきます。


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さて昨年の5月に設計が本格的にはじまり、着工まで7ヶ月と、少し時間がかかった理由は、狭小地に鉄骨造5階建てという設計の難しさに加え、確認申請上、適合性判定(通称ピアチェック)が必要であるという制度のためでした。

とくに後者は、本当に住宅などの小さな建物にも適用されますが、トータルで考えると本当に建て主のためになっているのか、疑問を感じる制度です。


今回は、3社の相見積もりの結果、株式会社ニートさんにお願いすることになりました。
社長の久保田さんと現場担当の富松さんにはお世話になります。


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さて、今回の敷地は地盤が悪いため杭工事から始まります。

投稿者 ooto : 10:24

住宅の前面道路

2011年1月16日

この写真は、天気が良い日に自宅の近所のお子さんが遊びながら、道路にイタズラ書きをしたところです。


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自宅の前の道は、突き当たり道路であり、車が通り抜けることが出来ません。
したがって、ほぼこの道路に接道する7件の住宅の専用状態になっています。
ですから、ここに住む近所の子供は、安心して道路で遊ぶことが出来、その結果、目一杯道路にイタズラ書きもできます。

また通り抜けが出来ないので、見ず知らずの人は中々、ここに入りづらいので、セキュリティーがとても良い状態です。
各家々の飼い犬も、近所の人間をきちんと把握しているので、番犬としてとても役だっています。
もし前面道路を選択できるのであれば、なるべく通過する車の量が少ない接道条件の土地を選択できれば、環境的には静かであり、また子供を安心して遊ばせることが出来ます。


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こういった道路では、近所とのつきあいも自然と密になり、表面的な挨拶だけでなく、とても良い関係が築かれています。


土地を探す場合、道路の条件まで求めようとすると、非常に条件が狭められてしまうので、実際には難しいのですが、このように道路は良い住宅環境を築くための大切な要因だと思います。

投稿者 ooto : 21:56

NO.38_TG-HOUSEを更新

2011年1月 8日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEを更新しました。

TG-HOUSEは下町の12.4坪という狭小地での、2世帯・5階建て住宅です。
戸建て住宅で、5階建てははじめてです。
敷地が狭いので、4階建てでは2世帯住宅は難しかったので、5階建てとしました。
上下階の移動が多いので、ホームエレベータは備えています。

今回の更新は、設計のまとまるまでのプロセスです。
厳しい設計条件でしたので、一見変化がわかりにくいのですが、数案の中から、チョイスした最良の案です。

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設計もまとまり、いよいよ新年から着工予定です。
近隣のビルが近づいているのできびしい工事になりますが、工事のプロセスを出来るだけ公開して行こうと思います。


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今年もオンライン設計室をよろしくお願いいたします。

投稿者 ooto : 14:48

2010年から2011年へ

2010年12月30日


2010年もいろいろなことがあった1年でした。
世の中の不景気を反映して、住宅の世界も低迷気味であることを感じた1年でもありました。

しかし最近つくづく感じることは、仕事量が決して多いわけではないのに、日々とても忙しく感じるこの現実です。

一つの住宅プロジェクトの設計が始まって、工事が終わるまでのプロセスにおけるクリアーしなければならない作業量の多さ、設計者の私たちに加えて、施主や、施工者も含めて単純に作業量が、とても増えていることを、最近痛感しています。


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この理由には様々な要因があると思います。


目に見える事象としては、例の構造設計偽造事件以降の、国の規制の強化による確認申請やその他法的規制による、事務作業の増大です。

体感的には、住宅の構造やスケールにより異なりますが、以前に比べると、倍の作業量になったような気がします。

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しかし、多忙に感じることの要因は、この法的規制の点だけではないような気がします。

一番根が深い点は、情報化による住宅を見る視点の変化、という目に見えないレベルでの変化が、住宅の設計や工事のプロセスに変化を起こしている点です。


インターネットや雑誌をはじめ、様々な情報を手に入れることが増えた分だけ、決定までの時間が掛かる、つまりいろいろ情報を知ることは嬉しいことである反面、調べれば調べるほど広い裾野の中で、膨大な選択肢の中から常に一つに決めなければいけないという作業は、大変な労力が必要です。

一つ一つの条件をすべて、自分の力で探し、決めていくというのは情報化社会の良いとことろですが、一方とてつもない広いフィールドの中で、一つ一つの住宅のパーツを探しながら取捨選択しながらつくらざるを得ないという現実。

その結果、建て主や私たち設計者は、この膨大な労力を楽しむことが出来るというのが、この情報化の時代を乗り切るコツではないかと感じたりもしています。

日々感じるこれらの忙しさを、苦痛に感じたら終わりであり、これをいかに楽しむか、来年からも試行錯誤していきたいと思います。

家づくりは、ベーシックな「ものづくり」という営みであり、「家づくり」が今後も楽しく、人生において有意義なものであるように、私たち設計者も切磋琢磨しなければいけないと感じています。

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少しかたい話になりましたが、今年も縁あっていくつかの良い出会いがあり、家づくりのお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。


最後にこれらのプロジェクトを、ご紹介させていただきます。


2010年に完成した住宅

・都心の15坪の敷地に建つ2世帯4階建て住宅
>>>NO.35_KM-HOUSE(目黒区)


・裏磐梯に建つ別荘(長期優良住宅)
>>>NO.36_TT-HOUSE(福島裏磐梯)

・築16年の建て売り木造の増築
>>>NO.39_MY_HOUSE(世田谷区)


・小さな改修工事。玄関ポーチの改装工事
>>>NO.21_MK-HOUSE(杉並区)


2011年に続くプロジェクト


・都心の12坪の敷地に建つ2世帯5階建て住宅
>>>NO.38_TG-HOUSE(台東区)

・都心の細長い敷地建つ木造2階建て住宅
>>>NO.40_TW-HOUSE(板橋区)

・郊外に建つ「楽の住みか」
>>>NO.41_TH-HOUSE(千葉)(これから設計が始まります)

その他のプロジェクト

・「住んでみて第6弾」
>>>NO25_KN-HOUSE


・森川の実家プロジェクト。森川の設計監理の処女作プロジェクト
>>>NO.37_KS-HOUSE(春日部)


・2011年出版予定の住宅建材紹介本(大戸、森川その他仲間による共著本)
>>>「みんなの建材クラブ」

・既刊の拙著(大戸、森川の共著)
>>>「なぜ、ウェブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか


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2011年も引き続き、よろしくお願いいたします。(大戸)

投稿者 ooto : 13:17

No.37 KS-houseの更新

2010年12月28日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.12VOL.13VOL.14の更新で、内装の最終仕上げ工事まで。

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内部もようやく仕上げ工事。
室内はクロスが貼られると、一段と明るくなって、印象が随分変わってきます。
これが終われば養生をとって引渡し。いよいよ完成間近です。

KS-houseの更新は、年内はここまでです。
皆様、来年もよろしくお願いします。(森川)

投稿者 ooto : 18:17

No.37 KS-houseの更新

2010年12月 8日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.10VOL.11の更新で、足場解体まで。

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ようやく足場が取れて、建物の全体像が見えてきました。
このプロジェクトでは、ガルスパンと光触媒塗料を使い分けて、コントラストをつけた仕上げにしています。(森川)

投稿者 ooto : 11:14

No.37 KS-houseの更新

2010年11月24日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.8、VOL.9の更新で、建て方から下地工事まで。

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メインイベントの建て方だというのに、かなり更新をさぼってしまいました。
近々、さらに更新するので、また見てください。(森川)

投稿者 ooto : 20:03

NO38_TG-HOUSEを更新

2010年9月28日

オンライン設計室NO38_TG-HOUSEを更新しました。

これから本格的な設計に入るに当たり、古い建物の解体と地盤調査が行われました。

解体を行う過程で出現する、ガランとした内部空間から、これから出来る空間を想像してみるのも設計のシミュレーションになります。
いわば原寸の大きさ、つまり1対1の大きさの模型と考え、完成後の空間に思いを馳せてみます。

目をこらすと、新しい空間が見えてきます。

20100927_01.jpg


間口は狭いですが、奥行きがあるので、設計の工夫をすれば、住宅として十分快適な空間が出来るという感触を受けました。

しかし解体後の更地の状態になると、具体的な空間が見えないので、再び敷地の狭さだけが、強調されて見えてくるので、TGさんもとても心配されているようです。
更地から、新しく出現する空間をイメージすることは、一般の方にとって難しいのが現実です。


20100927_02.jpg
※白いバンが駐車している場所は、隣地です。


解体後、地質調査が行われました。
地質の状態を、標準貫入試験と孔内載可試験という方法で調べます。


20100927_03.jpg

幸い近隣データーとほぼ同じ結果で、深さ12メートル前後で支持地盤が現れてきました。
地域としては、かなり浅い地盤を支持層とすることが出来ます。

施工性から考えて、細系の鋼管杭が採用される予定です

投稿者 ooto : 00:49

No.37 KS-houseの更新

2010年8月17日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。
今回はのVOL.5、VOL.6、VOL.7の更新で、解体から基礎工事まで。いよいよ工事編です。

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このプロジェクトの工事は、さいたま市の株式会社ニートにお願いしました。はじめての工務店さんでしたが、最後まで丁寧に工事を進めてくれました。

是非、今後もお願いしたい工務店です。(森川)

投稿者 ooto : 14:19

新しいプロジェクトが始まります。

2010年7月21日

オンライン設計室NO.38_TG-HOUSEが始まります。


都心部の狭小地に建つ2世帯住宅のプロジェクトです。

敷地の間口が非常に狭く、2間つまり3.6メートルで, 一方奥行きは非常に長く、約11メートルほどあり、いわゆるウナギの寝床と呼ばれる敷地です。

もともと近所にお住まいになっていたご家族が、近くに古い民家を購入し、建て替えるというプロジェクトです。

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20100721_01.jpg

ホームページから、NO.22_SB-HOUSENO.34_AB-HOUSEなどをお知りになって、設計を依頼されました。

下町の住宅づくりのプロジェクトですが、設計条件が厳しいので、4階または5階建てになると思います。

徐々に進めて行きますので、よろしくお願い致します。

投稿者 ooto : 11:51

No.37 KS-houseの更新

2010年7月14日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。

今回はVOL4の設計完了までの更新です。

20100714_01.jpg

通常の設計期間は5〜6ヶ月程度ですが、このプロジェクトでは、家族の家という甘えから、設計に約1年半もかけてしまいました。
クライアントの家族にも、さすがにせかされました。

しかし、いざHPにアップしてみると、2ページでまとまってしまいました。意外と苦しい設計期間だったのですが、、、。(森川)

投稿者 ooto : 19:35

No.37 KS-houseの更新

2010年6月23日

森川の実家プロジェクト(完成済)No.37 KS-houseを更新しました。

今回はVOL2VOL3の更新で、基本プランと模型を公開しています。

20100623_01.jpg


KS-houseは、土地の特性や家族の要望から中庭のプランを採用しています。
中庭は、採光を取る目的もありますが、中庭に向かって開けば、プライバシーの高い奥行きのある室内空間になります。

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もう既に家族が住んでいますが、中庭はなかなか好評です。(morikawa)

投稿者 ooto : 18:01

オンライン設計室 新プロジェクト-KS-house-

2010年6月 3日

オンライン設計室NO.37プロジェクトとして、KS-HOUSEの公開を始めました。

20100603_01.jpg

新プロジェクトといっても、2009年に完成した住宅で、実は私、森川の実家の2世帯住宅建替えプロジェクトです。
怠けてしまって、いまさらの更新になってしまいました。

概要は、埼玉県春日部市に建つ、木造2階建の両親と兄家族の2世帯住宅。

もう完成しちゃってるので、完成写真もできてるし、他のプロジェクトとは違ってリアルタイムな更新ではないですが、小出しにしながらまとめていきます。
とりあえず第1話更新です。ちょこちょこ更新するので、見てください。(森川)

投稿者 ooto : 19:04

NO.34_AB-HOUSEの1年点検

2010年4月 5日

オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEを更新しました。

今日はNO.34_AB-HOUSEが、引き渡し後1年が経過したので、1年点検に伺いました。

点検では建具の調整など、想定内の手直しの指摘がありました。
島田工務店は、すぐ対応いただけるようなので一安心です。

1年、つまり春夏秋冬を経過すると、建て主からいろいろな話しを聞くことが出来ます。

設計時に想定してことだけでなく、住んでから起こる想定外のことなども住まい手からお聞きできることもあり、次の設計に繋げることができますので、1年点検は私たち設計者もとっても大事なことと思っています。


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1階の花屋さんは、春なので、色鮮やかな花々で賑わっていました。
一つ一つの草花が、大切に育てられていることが感じられます。

2階の窓辺の赤い花(名前を聞きましたが忘れました。)が、店を一層彩っていました。
今日は生憎の雨ですが、2階から下を見ていると、いろんな色の傘が通過していて飽きません。


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この家は、敷地面積が31.3m2(9坪)、延べ床面積が67.87m2と非常に非常にコンパクトな住宅です。
ですからこの家は、家具が大きくなって住宅に近づいた家という意識で設計しています。
またスペースを有効利用するため、廊下は、リビングでもあり、ダイニングでもあり、キッチンでもあり、一つの機能に限定しないよう心がけています。
廊下に面した収納には、上手にレイアウトした書籍や植物、装飾品などが目を楽しませてくれます。


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気張らず、自然な気持ちで、なおかつ綺麗に住みこなしてもらっているので、設計者としてもとても嬉しい気持ちになりました。

NO.34_AB-HOUSEの出来上がるまでのプロセスは、オンライン設計室をご覧下さい。
出来上がった姿は、住宅・建築WORKSをご覧下さい。

投稿者 ooto : 15:23

NO.35_KM-HOUSEが完成引き渡し

2010年3月17日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。


NO.35_KM-HOUSEは、無事検査も通り、引き渡しが終わりました。
今回は、引っ越し前の完成写真を掲載しました。

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このプロジェクトは、KMさんにはじめてご連絡いただいてから完成まで約1年6カ月が経過しました。
2世帯住宅であること、鉄骨構造4階建てであること、確認申請に時間が掛かったことなどが時間が掛かった要因です。
しかし、建て主家族はもとより、建設会社の協力もあり何とか完成にこぎつけました。


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間口が狭く、奥行きが長い、いわゆるウナギの寝床と言われる敷地であり計画上、大きな規制になりました。
また近隣商業地域なので、高度斜線、日影の厳しい規制がありました。
この計画では、道路斜線を使わず、天空率という方法で、高さ制限をクリアーしています。
こういった敷地の計画は本当に難しく、慎重に計画を進める必要があります。

実はこの計画、建て主から、初期には大手ハウスメーカーP社でプランを検討したことを教えてもらいました。
しかしこの敷地は、大手ハウスメーカーのP社といえども、設計上制限が多すぎて対応できなかったとのことでした。

私たちの事務所では、最近こういった難度の高い都市型狭小敷地の3階4階建て住宅の設計を多く手掛けるようになりました。
背景には、住まい手の都心回帰の動きがあると思われます。
都市型住宅の需要は、旺盛であり、私たちも住まい手の期待に応えられるよう一層の経験を積んで行きたいと思っています。

投稿者 ooto : 19:52

NO.35_KM-HOUSEを更新(オープンハウス開催)

2010年3月 3日

オンライン設計室NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

現場では最終仕上げ工事が進んでいます。
外部は玄関前の工事を除き、ほぼ完成しました。


20100303_01.jpg

壁の塗装やクロスは終わっており、床工事を残すだけの段階にまで進んでいます。
白系の壁が仕上がると、室内は明るく感じます。

各階では、床のコルクタイル工事が進んでいます。
今回は、ダーク系のコルクを使って落ち着いた感じに仕上げています。

コルクは、一枚一枚丁寧に手で張り付けていきますので、時間が掛かります。
コルクの表面は、一枚一枚適度にムラがあるので、全体で見るとそれが自然な感じになります。

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あとは、電気や設備の最後の取り付けが行われます。

施主への引き渡しが近づき、現場は仕上げ工事の佳境に入っています

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■オープンハウスのお知らせ

クライアントのご厚意で、オープンハウスを行うことが出来るようになりました。

敷地は以下の通りの、あまり恵まれた条件ではありませんでしたが、古くからここにお住まいのクライアントと、話し合い、いろいろ工夫を重ねて、じっくり練り上げてた住宅です。
都心部の狭小住宅の典型的な事例です。


1,敷地面積51.7m2(15.7坪)の狭小地
2,間口(4.1m)が狭く、奥行き(12.6m)が長い所謂ウナギの寝床で、なおかつ北向き。
3,家族7人が住む、2世帯住宅
4,耐火構造、高度斜線、日影規制などの法律が厳しかった。
5,周囲の建物が近接していて、工事が難しかった。
6,地盤があまり良くなかったので、杭工事が必要だった。


公開日時:2010年3月6日(土)10:00〜17:00頃まで
場所:東急東横線中目黒駅から徒歩7分

ご希望の方は、こちらまでメールを下されば、詳しい地図をお送りいたします。
ooto@taikeisha.net

投稿者 ooto : 21:15

NO.35_KM-HOUSEを更新

2010年2月24日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

現場は、大工工事、家具工事がほぼ終わり塗装工事に入ってきました。
塗装は最終工程であり、そのまま仕上げとなるので一番気を使います。

家具は、コストダウンのため、おおよそ大工が箱をつくり、扉は建具や、引出類は家具屋が担当しています。

家具や扉の仕上げは、塗装仕上げなので塗装工事が、比較的多い現場だと思います。
今回、塗装屋さんの職人チームに声をかけてみました。

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古沢塗装屋さんのチームです。
現場では、一心不乱に塗っていらっしゃるので声をかけるのに躊躇しましたが、気軽に応じてもらえました。
現場ではタオルを頭に巻いている塗装屋さんを良く見かけますが、剣道巻きと言っていらっしゃいましたが、風呂帰りのおばちゃん巻きと言ってもよいもので、少し滑稽です。(笑)

現場は、最後の仕上げが急ピッチに進んでいます。

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■オープンハウスのお知らせ

クライアントのご厚意で、オープンハウスを行うことが出来るようになりました。

敷地は以下の通りの、あまり恵まれた条件ではありませんでしたが、古くからここにお住まいのクライアントと、話し合い、いろいろ工夫を重ねて、じっくり練り上げてた住宅です。
都心部の狭小住宅の典型的な事例です。


1,敷地面積51.7m2(15.7坪)の狭小地
2,間口(4.1m)が狭く、奥行き(12.6m)が長い所謂ウナギの寝床で、なおかつ北向き。
3,家族7人が住む、2世帯住宅
4,耐火構造、高度斜線、日影規制などの法律が厳しかった。
5,周囲の建物が近接していて、工事が難しかった。
6,地盤があまり良くなかったので、杭工事が必要だった。


公開日時:2010年3月6日(土)10:00〜17:00頃まで
場所:東急東横線中目黒駅から徒歩7分

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投稿者 ooto : 16:26

NO.35_KM-HOUSEのオープンハウス

2010年2月20日

NO.35_KM-HOUSEは最後の仕上げ工程に入っています。

以前のブログでお知らせしていますが、オープンハウスを行います。

この住宅の敷地は以下の通りの、あまり恵まれた条件ではありませんでしたが、クライアントと話し合い、いろいろ工夫を重ね、じっくり練り上げてた住宅です。
都心部の狭小住宅の事例です。


1,敷地面積51.7m2(15.7坪)の狭小地
2,間口(4.1m)が狭く、奥行き(12.6m)が長い所謂ウナギの寝床で、なおかつ北向き。
3,家族7人が住む、2世帯住宅
4,耐火構造、高度斜線、日影規制などの法律が厳しかった。
5,周囲の建物が近接していて、工事が難しかった。
6,地盤があまり良くなかったので、杭工事が必要だった。


公開日時:2010年3月6日(土)10:00〜17:00頃まで
場所:東急東横線中目黒駅から徒歩7分

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内覧をご希望の方は、こちらまでメールを送って下されば、後ほど詳しいご案内をお送りいたします。
お気軽にご参加下さい。

投稿者 ooto : 12:55

NO.35_KM-HOUSEのオープンハウス

2010年2月15日

クライアントのご厚意で、NO.35_KM-HOUSEのオープンハウスを行うことが出来るようになりました。

敷地は以下の通りの、あまり恵まれた条件ではありませんでしたが、クライアントと話し合い、いろいろ工夫を重ね、じっくり練り上げてた住宅です。
都心部の狭小住宅の事例です。


1,敷地面積51.7m2(15.7坪)の狭小地
2,間口(4.1m)が狭く、奥行き(12.6m)が長い所謂ウナギの寝床で、なおかつ北向き。
3,家族7人が住む、2世帯住宅
4,耐火構造、高度斜線、日影規制などの法律が厳しかった。
5,周囲の建物が近接していて、工事が難しかった。
6,地盤があまり良くなかったので、杭工事が必要だった。


公開日時:2010年3月6日(土)10:00〜17:00頃まで
場所:東急東横線中目黒駅から徒歩7分

内覧をご希望の方は、こちらまでメールを送って下されば、後ほど詳しいご案内をお送りいたします。
お気軽にご参加下さい。

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投稿者 ooto : 17:52

NO.35_KM-HOUSEを更新

2010年2月15日

オンライン設計室NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

外部足場が外れ、住宅の外観が現れました。
都市計画的に近隣商業地域なので、高度斜線があり、屋根が斜めになっています。
外壁は中空セメント板で、正面は光触媒塗料を塗っています。
この塗料は、丁度漆喰塗りの壁のような感じで仕上がり、またその化学的な作用で汚れにくくなり、一挙両得の効果があります。


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ちなみにここでは、4階レベルのガラスは、窓ふきしなくてすむように、ガラスに光触媒を塗っています。
もちろん見た目には分かりませんが。

また、ここは専用住宅なので、4階建てですが、ビルではなく、なるべく住宅らしく仕上げるように心がけました。
ビルと住宅が混在する町並みですが、住宅らしくすることで、住人の存在を強調しました。

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最終仕上げの工程に入ってきたので、クライアントにも現場へ来ていただいて、素材や色の検討を行いました。

投稿者 ooto : 17:37

NO.35_KM-HOUSEを更新

2010年2月 7日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。


断熱工事が終わり、内装下地工事が進んでいます。
工事の中で、比較的地味な工事なので、見所が少ないように見えますが、大切なところでもあります。


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耐火被覆、断熱材など、一見ラフな状態に見えますが、床、壁、天井の内装下地が出来上がることで、仕上がりが見えてきます。

今回は、敷地条件が狭くて、工事が難しかった分、解体工事や杭工事で手間取り、遅れていましたが、内部工事に入ってから順調に進み、予定通りに戻ってきました。

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いよいよ、最終仕上げ段階になってきました。
森川君と、島田さんとの打ち合わせも、真剣に行われています

投稿者 ooto : 22:08

NO.35_KT-HOUSEを更新

2010年1月21日

オンライン設計室NO.35_KT-HOUSEを更新しました。

現場では内装の下地工事、電気配線工事が終わったので、断熱材吹き込み工事が進んでいます。

今回採用したので、セルロースファイーバーの吹き込み工法です。
新聞の古紙を使った断熱材で、所定の厚みを吹き込みます。
この断熱材の特徴は、隙間無く断熱材を入れ込むことが出来、かつ吸音性、吸湿性に優れていることです。
また、石油2次製品ではないので、ノンカーボンという考え方からいうとエコロジカルなものです。


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工事としては、断熱材を入れるためのシートを張り、掃除のようなホースでセルロースを壁間や天井に入れていきます。

きちんと入っているかは、シートの上から直接確かめることが出来ます。

実は、この建物のすぐ近くを私鉄がひっきりなしに通っていくので、騒音対策も兼用してこれを採用しました。
出来上がってみると、その騒音に対する効果は実感出来ました。


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また板金工事も進んでいます。
板金工はハサミなどの工具を使い、鉄板をまるで紙のように扱って壁や屋根を仕上げていきます。
見ていて楽しい仕事の一つです。

投稿者 ooto : 16:11

NO.35_KM-HOUSEを更新

2010年1月13日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

新年が明けて、工事が再開されました。

昨年中に外壁工事が完了していたので、年初の工事として耐火被覆が行われました。

耐火被覆とは、鉄骨に耐火性を持たせるための工法で、鉄骨部とともに、今回は外壁を耐火仕様にグレードアップするために行われます。
ちなみに、鉄は、高温になると強度が急激に無くなってしまいます。ニューヨークのテロ事件の時に、鉄骨構造のワールドトレードセンターが飴のようにグニャッとなって崩壊したことを思い出してください。


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耐火被覆工事後の現場は、まるで鍾乳洞の中にでも入ったような感じです。
ちなみに昔はいわゆるアスベスト材が使われていたのですが、現在はロックウールを使います。


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耐火被覆工事が終わると、内装の下地工事が始まりました。
ここまで工事が進むと、仕上げが見えてきました。
外壁工事が終わった状態を見ると、隣地との距離がほとんどありません。
都心はの工事は大変です。

投稿者 ooto : 19:12

NO.35_KM-HOUSEを更新

2009年12月26日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

躯体工事が終わり、仕上げ工事に入ってきました。

胴縁工事が進み、サッシ・ガラス取り付け、そして外壁工事と進んでいます。

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隣の建物と近いところで約20センチくらいに接近しているので、今回は中空セメント板の内張工法を採用しました。
この工法は、内側から施工できるので、隣家が迫っている狭小敷地では良く採用します。また外壁が耐火構造になるので、耐火被覆と複合で、認定を取れるからです。

NO.22_SB-HOUSEでも採用している工法です。

外壁工事と、サッシ工事が進むと大分、建築らしくなってきました。
また、現場が大分進んできたので、施主のKMさんを現場にご案内しました。

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工事の進捗状況をご覧になって、一安心といったところでした。

投稿者 ooto : 17:39

オンライン設計室NOI.35_KM-HOUSEを更新

2009年11月28日

オンライン設計室NOI.35_KM-HOUSEを更新しました。

いよいよ鉄骨の建て方工事です。

非常に間口が狭く、奥行きが長い敷地であり、なおかつ敷地一杯に建ち、道路には電線類が張り巡らされているので、建て方は非常に大変です。


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隣家や電線に気を使いながら、クレーンを操作するオペレーターの技術は、本当に熟練の技です。

写真を見て分かるように、クレーン車の幅が敷地幅とほぼ同じであり、作業の難しさを実感します。

現地で、見ているとハラハラ、ドキドキの連続です。

また、鳶の綱渡りのような見事な技で、鉄骨材はジョイントされていきます。

奥から手前側に、骨組みが組み立てられていきますが、最後の部材はクレーン車は道路側から作業をして終了しました。

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建て方はようやく終了して、骨組みが立ち上がりました

プロポーションの良い綺麗な骨組みが、すくっと建つと見ていてとても嬉しい気持ちになります。

見ていて安心感がある骨組みです。


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骨組みは、ボルトをキチンと締めて初めて、所定の強度が出ます。
ボルトは、マーキングしながら締め付けます。

ボルトが締め終わり、構造設計者の久田氏に構造の検査をお願いしました。

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今回は、一通り構造検査が終わったあとに、久田氏に今回の構造について、インタビューを行いました。

インタビュームビーをぜひみてください。

投稿者 ooto : 13:47

オンライン設計室NO.31_NM-HOUSE(リフォーム)更新

2009年11月26日

耐震診断と耐震補強を行ったリフォーム住宅(オンライン設計室NO.31_NM-HOUSE)の、1年後の姿を掲載しました。


1年点検も無事終わりました。

家におじゃますると、NMのご家族が生活を楽しんでいらっしゃる様子が、よく伝わってきます。


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インテリアの設えも、すっかりNMさんらしくなってきたので、カメラマンの飯村さんに撮影してもらいました。


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11月の午前中の撮影でしたが、心地よい日差しと風が抜けていきました。

2世帯住宅で、親を看護する生活なので、大変だと思いますが、元気にかつすまいを楽しんでいらっしゃるようでした。


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投稿者 ooto : 12:34

NO.35_KM-HOUSEを更新

2009年11月 6日

オンライン設計室NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

敷地は、予想に反して地盤が悪く、鋼管杭が打設されました。

敷地は幅が狭く、隣家が迫っており、なおかつ重機が敷地内で360度旋回出来ないので、杭工事はかなり大変でした。


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165ミリ径の鋼管を10本を、十数メートルの深さで打設しています。

杭は”打設”という言い方をしますが、実際は回転させながら圧入しますので、騒音はほとんど起こりません。
昔、昔昭和の時代では、杭は”コンコン”と打ち込みましたが、現在はこういった騒音が起こる工法はほとんど行われていないと思います。


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杭は支持地盤に到達したどうかは、機械の回転値、つまりトルク値で確認します。

今回は構造設計工房デルタの久田さん、山崎さんの立ち会いで杭工事の確認をしています。

投稿者 ooto : 11:11

TD-HOUSEの1年点検

2009年10月 4日

オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEの1年点検に行って来ました。

久しぶりにTD−HOUSEを訪れました。
TD-HOUSEは、大田区に建つ2世帯住宅です。


狭小地でかつ間口が狭いので、計画から工事まで苦労した住宅です。

引き渡し後、1年経過したので、主に瑕疵の点検です。

春夏秋冬を過ごしてみると、温度や湿度の変化により、建具の狂いや、当初では気がつきにくいような、不具合のある部分が出るものです。

今回出た手直し箇所はは、主に建具の部分で修正箇所がありましたが、これは建具屋さんで簡単に直るようなモノでした。

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ご家族の生活が慣れて、1年点検が終われば、ようやく本当の引き渡しが済んだという感覚になります。

私たちが設計した住宅には、新しい試みもしています。
1年点検時には、そういった試みの評価も、建て主から聞くことが出来るので、私たちにとっても大切な時間です。

試みの中で、こちらの意図と少しずれたような部分もありましたが、住まい方を工夫してカバーしてもらえところもありました。
しかし大局的には上々の評価をいただき、今後の設計に対する自信と反省につながりました。


外観は、国道が側を通っているので、白い光触媒塗料を使って汚れにくい工夫をしましたが、これは非常に効果的でした。

ダイニングには、床材と同じナラのテーブルが入っていて、部屋の雰囲気ととてもフィットしていました。

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近々、写真家の飯村さんにお願いして、撮影させていただくようにお願いしました。

投稿者 ooto : 14:58

NO.35_KM-HOUSEを更新

2009年9月28日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました

正式な真北測量を元に、プランニングを再検討した結果、4階の面積が当初計画に比べて、小さくなることが判明しました。
敷地の真北に対する傾斜角度、敷地形状などが計画にシビアに影響しています。

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その結果、4階を両親のスペースにすることは、面積上不可能になりました。
子世帯は、2層必要なので、その結果、2階は親世帯、3,4階は子世帯になることが決定しました。

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その他、施主の希望を整理して、計画をとりまとめました。
今回は、敷地のシビアさが、デザインやプランニングに計画に反映されています。


また施工者は、工務店4社に見積を依頼した結果、シマダ建設に決定しました。
シマダ建設には、NO.34_AB-HOUSEやNO.22_SB-HOUSEの工事をお願いしています。
工務店が決まり、無事工事契約を結びました。

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確認申請は、約3カ月掛かりました。
書類の厚みは約9センチあります。
建築基準法の改正後、ともかく煩雑化していることが、施主にとってどれだけ役にたっているか疑問です。
こんな法律改正が、建築界の生産性を著しく落としていることは間違いありません。
こんなところにも、官僚中心のしわ寄せが来ています。

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投稿者 ooto : 18:54

NO.35_KM-HOUSEを更新

2009年9月 2日

NO.35_KM-HOUSEを更新しました。

測量士によって真北測量を行いました。

基本計画時点では、既存の方位を使っていましたが、あくまでも参考データーです。

今回正式な真北測量を行うことで、正しい真北データーとなります。

測量は、トランシットで太陽観測を行います。

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測量の結果、真北は当初使っていたデーターに比較して東方向に約15度回転したものが正解であることが分かりました。
この誤差は、計画上は不利な方向になります。

そこで早速、そのデーターをもとに、再度形態をスタディーし、日影規制をクリアーする形態を設計する必要があります。

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都心部の間口が狭い敷地なので、敷地の振れは計画に大きな影響があることが分かります。
今回は、日影規制をクリアーするため、外観から決定するという手順になりました。
あとは、内部計画のの詰めを行います。

投稿者 ooto : 18:39

NO.34_AB-HOUSEを更新

2009年6月17日

NO.34_AB-HOUSEを更新しました。

今日は、浅草消防署に用事があったため、帰りにAB-HOUSEに寄ってきました。
植栽がますます馴染んで、すっかり落ち着いてきました。
2階の花台の鉢物のピンクの花と、アイビーが綺麗にファサードを飾っていました。

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   「狭いけれど、結構住めるモノですね。みんなで楽しく住んでます。」

    とのご主人のお言葉。
これからの季節の日差しは、花屋にとっては、敵となります。
花に直接日光が当たらないようにデザインした庇と西日よけが活躍する季節になってきました。

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投稿者 ooto : 17:45

NO.31_NM-HOUSEの1年点検

2009年6月16日

NO.31_NM-HOUSEの1年点検に行ってきました。

耐震診断後、補強をした木造住宅です。
親の看護のため、単世帯木造住宅を、2世帯住宅にリフォームしました。

点検では、一部新旧部分のボードの境目で、わずかに髪の毛程度の ヘアークラック(=髪の毛程度の剥離)が起きていましたが、構造の安全性としては全く問題がないので、意匠上の工夫を指示。
それ以外は全く問題がなく、全体的に補強した安定感がありました。
大規模の耐震補強としては成功したと思います。

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LDK

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上の写真の改造前。同じアングルで撮影。

さて、このリフォームでは、2階が子世帯のすまいです。
天井を上げて、開放感が出たLDKは、奥さんが徐々に家具をそろえて、快適に暮らしていらっしゃいました。

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ダイニングまわり

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本棚の扉を食器棚に転用

NMさんらしい、良い感じのインテリアになってきたので今度、プロによる撮影をお願いしてきました。

最近は耐震診断後、構造補強と、リフォーム設計を行う機会が増えてきました。
このプロジェクトくらい大胆に、リフォーム出来ると楽しい設計が可能です。

NO.31_NM-HOUSE(オンライン設計室)
NO.31_NM-HOUSE(完成写真)

投稿者 ooto : 12:31

NO.35_KM-HOUSEを更新

2009年6月13日


NO.35_KM-HOUSEを更新しました。
今回は、敷地調査と第1回目の提案です。


敷地はは、都心の私鉄駅から徒歩5分の近隣商業地域です。
賑わいのある商店街のはずれで、まわりでは飲食店や物品販売店も営業しています。


ここは、施主(30代)の実家であり、現在はご両親(60代)が居住しています。
また施主のお母さんの生まれ育った場所であり、周囲にはご友人が多く住まわれており、近隣との関係は非常に良好です。
この地に、子世帯5人と親世帯2人の合計7人の2世帯住宅を計画するものです。


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以前設計したNO.22_KI-HOUSEも、大世帯の住宅でした。
計画当初、11人が住む、3世帯住宅でした。

核家族の住宅と異なり、条件が複雑になるので、設計は大変ですが、それゆえの楽しさ、充実感があります。
世帯が増えれば、世帯分だけの個性があるので、一つの住まいにまとめるには、話し合いと納得が大原則です。
核家族住宅に比べて、社会性や公共性といってもよいようなものが必要です。

そういう意味で、2世帯住宅は、設計に核家族以上の時間が必要です。

20090613_01.jpg20090613_02.jpg

今回の計画も、これに近い設計条件です。
敷地の違いは、山の手の繁華街と、下町という差でしょうか。


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投稿者 ooto : 13:06

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