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  各プロジェクトの家づくりのプロセス、”出会い?設計?工事”の記録集です。
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Vol.19:1年点検の様子

三角形の住宅 / 変形敷地
NO.30_HT-HOUSEができるまで
(2009/10)

今日は1年点検の様子を掲載しました。
引き渡し後ほぼ1年が経過したので、瑕疵に関わる部位を含む検査を行いました。


HT-HOUSEは、三角形の土地にたてられた木造2階建ての住宅です。
3角形の敷地を、無駄なく内外の空間に活用した住宅です。

施工者である東海建物の五十嵐さん立ち会いの上で、一通り拝見しましたが、建具の調整箇所が1カ所微調整する箇所以外は、特に問題はありませんでした。


今回拝見して一番感心したことは、緑を初め、室内外のインテリアに手が加えられていて、クライアントのHTさんらしさが出ていたことでした。
緑が生き生きと生育しており、空間と調和していたこと。


引き渡した箱が、HTさんの手が加わったことで、命が吹き込まれて何倍もの成長していたことでした。

建築家がつくることができるのは、あくまでもがらんどうの箱まで。そこから先のさじ加減は、住まい手自身に委ねられます。


このように住まい手の個性が加わることで、住宅ができあがって行く姿をみることで、設計者としていわゆる施主とのコラボレーションということを実感することがで
きます。

同じような感覚は、先日1年点検をしたNO.27_TD-HOUSEからも感じることができました。

住宅が、住まいとして命が吹き込まれるのは、いわゆる竣工時に引き渡しするときではなくて、1年程度施主は住むことでわき出てくるこのだと実感します。

こういったよに施主だけでなく職人とともに、協力して、家づくりを行うことができるときに設計者として、充実感を感じることができます。

余談ですが、このようなものづくりとして、コラボレーションすることで感じる実感が、大切であるということを、最近本にして出版しました。

なぜ、ウェブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか-大戸・森川共著(エクスナレッジ刊)」という本ですが、機会があれば一度読んでいただければ嬉しいで
す。

最後に、近々カメラマンの飯村さんに写真撮影をさせていただくことをお願いしました。


・今日は生憎の雨模様



・HTさんらしさが、全面に出ているインテリア。


・検査後お茶をいただいきました


・ベランダを望む。


・手入れが行き届いたベランダ


・開花直前のバラ


・建物周りもHTさんが手入れしているので綺麗でした。



 


参考平面図(PDF)

1階平面図

2階平面図

LOFT階平面図

 

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