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  各プロジェクトの家づくりのプロセス、”出会い?設計?工事”の記録集です。
住宅が、どのようにつくられるか。 --- How is a house mede?
 

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Vol.15:仕上げ工事_その3

三角形の住宅 / 変形敷地
NO.30_HT-HOUSEができるまで
(2008/09/21)


NO.30_HT-HOUSEを更新しました。

現場は、大工工事が終了して、外部板金、塗装工事などが進んでいます。
内部は手摺りも完成し、いよいよ、クロス張りの準備が進んでいます。


さて今日は、職人の話しをします。

はじめは、板金屋の中村兄弟です。

今回で、3つ目の現場ですが、いつもいろいろなアイデアをいただき助かっています。


設計者としては、現場の職人の声に耳を傾けることは、大切であるというスタンスでいます。

今回いただいたアイデアは、軒樋廻りの納まりです。

下から見ると、タチハゼの突起が見えるのをどうやって和らげるかという問題を、投げかけたところ、軒樋の上面に、屋根を滑ってくる水をコントロールする板を、当てることで視覚的にも、すっきり見える納まりを提案していただけました。

屋根の写真で見ると、先端についている板で、勢いよく流れ落ちる雨水を、樋に誘導する役目と、ハゼの突起をカバーしてしたから、すっきり見える役目を持っています。

手を拝見すると、金切り鋏でできたタコが出来ていました。
このはさみの扱いは、私たちでは相当難しいです。

ところで弟さんは、私と同じで、大の釣り好きです。今度神津島へ磯釣りに行くといっていました。


さて、次は塗装屋の江田(コウダ)さん。

現場調合の、色見本をつくってくれました。

今回は、黒に近い濃い茶色の色見本を、さっとつくってくれました。

写真の通り、お茶目な職人です。


この現場に限らないのですが、予算の中で最大限の努力をしていただける職人と、一緒に仕事が出来るのは、本当に楽しく、いろいろな思い出が残ります。



・片付いた室内。クロス張りを待つ


・ロフトの手摺りも完成


・中村兄弟(左兄、右弟)


・鋏によるタコ


・軒廻りの納まり


・金切り鋏


・最後の外壁張り


・お茶目な塗装屋江田さん(ゴウダ)



・色の調合


・色見本を置く。


 

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