NO.30_HT-HOUSEを更新しました。 現場は、大工工事が終了して、外部板金、塗装工事などが進んでいます。 内部は手摺りも完成し、いよいよ、クロス張りの準備が進んでいます。 さて今日は、職人の話しをします。 はじめは、板金屋の中村兄弟です。 今回で、3つ目の現場ですが、いつもいろいろなアイデアをいただき助かっています。 設計者としては、現場の職人の声に耳を傾けることは、大切であるというスタンスでいます。 今回いただいたアイデアは、軒樋廻りの納まりです。 下から見ると、タチハゼの突起が見えるのをどうやって和らげるかという問題を、投げかけたところ、軒樋の上面に、屋根を滑ってくる水をコントロールする板を、当てることで視覚的にも、すっきり見える納まりを提案していただけました。 屋根の写真で見ると、先端についている板で、勢いよく流れ落ちる雨水を、樋に誘導する役目と、ハゼの突起をカバーしてしたから、すっきり見える役目を持っています。 手を拝見すると、金切り鋏でできたタコが出来ていました。 このはさみの扱いは、私たちでは相当難しいです。 ところで弟さんは、私と同じで、大の釣り好きです。今度神津島へ磯釣りに行くといっていました。 さて、次は塗装屋の江田(コウダ)さん。 現場調合の、色見本をつくってくれました。 今回は、黒に近い濃い茶色の色見本を、さっとつくってくれました。 写真の通り、お茶目な職人です。 この現場に限らないのですが、予算の中で最大限の努力をしていただける職人と、一緒に仕事が出来るのは、本当に楽しく、いろいろな思い出が残ります。 ・片付いた室内。クロス張りを待つ ・ロフトの手摺りも完成 ・中村兄弟(左兄、右弟) ・鋏によるタコ ・軒廻りの納まり ・金切り鋏 ・最後の外壁張り ・お茶目な塗装屋江田さん(ゴウダ) ・色の調合 ・色見本を置く。