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Vol.13:現地再訪など

BBSの活用/シンプルな家
NO.11_TN-HOUSEができるまで

[2000/02/10]図面を現地で再確認


 

今日は、打ち合わせの日です。
天気が良かったのでは、図面を持って現地を訪れてみました。

現地で、土の上に実際に外壁や階段、キッチンの位置を描いてみました。
これでスケール感を確認してみました。


敷地に佇む


原寸シュミレーション

太翼君は土遊び?




皆で、確認したあと、近くのファミレスで打ち合わせを行いました。





[2001/02/24]木材の国産材活用について


 

 

こんにちは,TN(妻)です.
お返事遅くなり申し訳ありません.

> 柱は、大体国産の杉などが多いです。
> 梁は、ほとんどが米松というアメリカの松を使います。
> 松は、国産のものはほとんど手に入りません。
> その他土台は、いろいろ。良いのもは国産ヒバ材、普通は米栂など。
> 根太や垂木は、ソ連松などが多いです。
> 集成材は、おそらく米松が多いと思います。
> 障子の桟は、アメリカのヒバを使ったりします。
> 最近は、南洋材が非常に減っています。熱帯雨林の問題がありますので。
> ラワン材は、まだ使います。
> その替わり、最近は針葉樹合板という北米のベニアが多く使われます。
> だから、1件の家でも、世界中の木材を集めているのです。
> そんな国、日本だけでしょうね。

なるほど.勉強になります.
どの国の木材を使用しようと,貴重な資源ですね,大切に扱いたいものです.
今回,家を建てるにあたって,始めて知ったことがありました.
国産の木材を使用することが,日本の林業の活性化につながるということです.


少ない資源,あまり使わないほうがよいのかと思っていましたが,外国からの木材が多く輸入されてきて,国内の木材が使われなくなり,林業の衰退(?)が進んでいるとのこと,消費者の単純な考えでは,国産の木材は高い?と思いがちですが,実際のところどうなのでしょうか?
国産の木材を多く使用するのは,我が家の場合可能ですか?
杉の花粉症の問題は深刻だと思います.
最近は,年少の子供の発症も多くなっているようで,先日はテレビで小学校4年生の女の子が杉の花粉症と診断されたと放送されてました.


その他の環境問題なども関連して,単に杉のせいではないのでしょうが,杉に変わる樹木の植樹を考えてほしいものです.
以上よろしくご検討下さい。
TN-- ☆.・¨

 




[2000/11/28from:OOTO]いかがでしたか?


 

 

こんにちは、TNさん。建築計画網・大系舎の大戸です。


>今回,家を建てるにあたって,始めて知ったことがありました.
>国産の木材を使用することが,日本の林業の活性化につながるということです.
>少ない資源,あまり使わないほうがよいのかと思っていましたが,外国からの
>木材が多く輸入されてきて,国内の木材が使われなくなり,林業の衰退(?)が
>進んでいるとのこと,消費者の単純な考えでは,国産の木材は高い?と思いがち
>ですが,実際のところどうなのでしょうか?

>国産の木材を多く使用するのは,我が家の場合可能ですか?

☆ご希望に添えずに申し訳ないですが、結論から言えば、国産材だけでつくるのは難しいです。コストも高くなると思います。材を選べば、それだけコストが高くなります。

コストダウンの秘訣は、市場に流通している安い部材を、無理なく使うことです。

良く木材は、地域産材を使いましょう、と言う行政標語がありますが、これは話を良く聞くと、地元の製材所で加工した材のことで、いわゆる木の出生地は問わないとのこと。矛盾していますね。地元木材”店”のためにある用語ですね。

また木は、部位により、樹種が限定されます。特に梁材の国産材の入手は難しいです。これは、木の性質の問題から来ます。

今回は大壁造(柱は壁の中)ですので、柱は杉(国産)、梁は米松を使い、後は樹種を特別に規定しないようにと考えています。これは、一般的な仕様です。一部集成材を使うかもしれません。


先日お話したとおり、TNさんのこだわりの部分もあり、この住宅はローコスト住宅を少々離れて来たようなイメージです。

コストの件ですが、心配です。これから、床材などのセレクトに入りますが、コストを押さえるには、量産品などを活用しないとコストが納まりませんが、これからはいわゆる健康材料とは限りません。量産品でも最近は、以前のようにフォルムアルデヒドを大量に含むものは、ほとんど少ないと思います。

また、いわゆる無垢材、珪藻土ばどの自然材料だけで、住宅を造るとそれこそ、とんでもないコストになります。

どこで線を引けば良いか、非常に迷うところです。やはり第1はコストでしょうか。
コストを第1とすると、やはりあきらめなければならない部分も、かなり出てくると思います。

実際の見積もり金額は、工務店に見積もりを出さないと出ませんが、これからはなるべく合理的に考えないといけませんね。


コメントは、以上です。

 

***** 建築計画網・大系舎 大戸浩 <ooto@taikeisha.net> *****
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