【省エネ住宅】に関する記事一覧
引っ越し後の様子。NO.41_TH-HOUSE
No.41のTH-houseが完成、今日は引越し後にお邪魔してきました。
その様子をオンライン設計室にアップしています。
今回は、引っ越しまで余裕がなく、オープンハスを行う時間を取れませんでした。
しかし、一段落した時期を見計らい、公開させていただけるようお願いいたしました。
公開は、秋頃をしています。
ようやく完成したTH-houseですが、まだまだ片付けが終わっていなかったり、家具がそろっていない状態。
また、THさんの趣味の庭づくりはこれから始まります。
これから変わっていく様子が楽しみです。(森川)
投稿者 ooto : 18:56
No.41 TH-house更新
オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。
外構工事、内部では器具の取付けが進み、数日後の完了検査を目指して、現場は急ピッチで完成へと近づいています。
内部足場がはずれ、吹き抜けの雰囲気がわかってきました。(森川)
投稿者 ooto : 18:22
No.41 TH-houseのオンライン設計室更新
No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
現場は、最終段階の工事にさしかかっています。
内部は漆喰工事を終えて、ずいぶん明るい空間になりました。
外部は外構工事がつづきます。
4月の完成まであと少し。(森川)
投稿者 ooto : 18:13
No.41TH-houseオンライン設計室の更新
No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
現場は漆喰塗りの工事が進んでいます。
今回漆喰工事をお願いしている美壁工業の佐々木さんは、その微妙な色やテクスチャーを、現場でうまく作ってくれました。
クロスなどと違って、職人の技術やセンスが見えやすいのも、左官の魅力のひとつだと思います。(森川)
投稿者 ooto : 17:06
No.41 TH-houseの更新
オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。
いよいよTH-houseの外部足場が解体されました。
外壁はガルバリウム鋼鈑小波板のモスグリーン。落ち着いたモスグリーンの色が近隣と馴染んでいます。
道路の西面は小さな小窓をランダムに配置して、庭の南面にしっかり開くようなデザイン。西側から南側に回りこむと、建物の表情が少し変わってきます。
(森川)
投稿者 ooto : 17:47
NO.41_TH-HOUSEの造作工事
オンライン設計室NO.41_TH-houseを更新しました。
造作工事の様子です。
本日はあいにくの雨模様で、日の光があまり入らない現場で残念でしたが、造作工事が着々と進んでいます。
外部は足場の解体が近づいてきています。全貌が見れるのが楽しみです。(森川)
投稿者 ooto : 17:49
NO.41_TH-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.41_TH-HUOSEを更新しました。
2月に入っても、寒い日が続きますが、冬の千葉は東京に比べると、遙かに暖かいことを実感します。
先日、大雪が降ってしまい、現場で会うことが出来なかった美壁工業の佐々木さんと、漆喰塗りの現場打ち合わせを行いました。
施主のTHさんとも今日が初めての顔合わせでした。
漆喰の色味、テクスチャー、土間の三和土(タタキ)のイメージなどの意見交換を行いました。
次回には、色見本、塗り見本をつくっていただけるとのことでした。
室内は、ほぼ漆喰塗りなので、慎重に決めたいと思っています。
また板金工事では、樋の加工取り付けを行っていました。
樋は目立つところなので、いつも外壁材と同色同材で、板金屋さんにつくってもらっています。
投稿者 ooto : 18:36
オンライン設計室No.41 TH-house更新
オンライン設計室No.41 TH-houseを更新しました。
正月休み明けの現場の様子です。
内部は、ヒノキのフローリングをほとんど張り終えています。
ヒノキのフローリングは、TH-houseの材料のこだわりの一つ。
THさんと、仕上がりや感触を確認しながら選定した幅100ミリの無垢フローリングです。
長尺の材のため継ぎ目が少なく、節も少ないため、非常に綺麗に仕上がっています。
養生がとれて全体像が見えるのが楽しみです。(森川)
投稿者 ooto : 19:14
オンライン設計室を更新
オンライン設計室を更新しました。
今回は2011年最後の更新です。
N0.41_TH-HOUSEは、ご主人の一時帰国の様子と、板金工事についてです。
BBSを活用して、タイ(ご主人)と千葉(奥様、現場、工務店)と東京(設計事務所)を結んで、コミュニケーションを行っています。
ご主人は着工後初めての帰国であり、実際に現場をはじめてご覧になりました。
また板金工事が進んでいます。
外壁に、ガルバリューム鋼板小波板葺きを採用しています。
・タイから一時帰国のご主人
・板金工事は進んでいます。
またNO.42_FJ-HOUSEは、地盤の仮調査の様子と、近隣の大学移転工事の進行状況について報告しました。
ホームページには、基本計画段階までの情報公開のみですが、実際には実施設計がほぼ終了しています。
・大学整備工事は進んでいます。
・ハンドオーガーよる、地質の準備調査。
以上で、今年のオンライン設計室の更新はこれで終わりです。
また来年も引き続き、公開していきますのでよろしくお願いいたします。
それでは、皆様良いお年をお迎えください。
投稿者 ooto : 17:07
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
現場では、内外装工事が進んでいます。
内部は、セルロースファーバー断熱材吹き込み工事が行われました。
内部に入ると、断熱材の効果として、室内の暖かさや、吸音効果からの、静かさが体感できます。
今はほぼ冬至であり、1年中で一番日射しの角度が低い季節なので、日射しが室内に深く差し込んでいました。
この住宅は、しっかり庇をデザインしているので、冬は日射しを室内に取り込みますが、夏は日射しをカットする、日本建築の良さを取り入れたシンプルな省エネ住宅です。
また外部は屋根工事が完了して、これから外壁工事に取りかかる前です。
今日は、職人が現場に入っていなかったので、THさんをゆっくり現場に案内しました。
投稿者 ooto : 15:17
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEの更新
No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
内部は断熱材のセルロースファイバー吹き込みの下準備のため、間仕切り壁や電気配線・設備配管工事が進められています。
セルロースファイバー断熱材の場合、マット状のグラスウールを充填する断熱工事とは異なり、壁内にホースを使ってセルロースファイバーを吹き込んでいくため、工程が少し異なり、先行して設備の配線・配管工事を行っていきます。現在はその配線・配管を行っている最中。
これが終わればセルロースファイバー断熱工事に取り掛かります。(森川)
投稿者 ooto : 18:31
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
現場は、木造躯体がほぼ完成して、板金工事、仕上げ下地工事が進んでいます。
今日は板金屋さんと納まりについて、図面の説明を行いました。
板金は、職人の力が必要不可欠な工事です。
板金職が持っている、技の凄さは、これまで何度も体験しています。
板金工の職人技を活かした、板金の外壁や屋根は、工場でつくる既製品の外壁材では作れない、人の手による優しさや、美しさを表現できるので、私自身とても好きです。
最近はガルバリューム鋼板という非常に耐候性、耐久性がある材料が進化していて、色やテクスチャーがとても良いものが出てきています。この金属板を、職人の手をつかって、美しい外壁をつくったもらうのがとても好きです。
ところでおもしろい話しなのですが、各板金工は、それぞれ独自の技術を持っています。
したがって現場ごとに、その職人の納め方、つくりかたを聞きながら、納め方を決めていきます。
また、設計者としても少しチャレンジした納め方をお願いすると、職人さんも意欲的にチャレンジしてくれることが多いので、そのやりとりは設計の醍醐味の一つです。
現場では、THさんに来ていただき、室内をご案内して、フローリングの檜材を確認していただきました。
内部の空間ボリュームや日の入り方なども確認でき、完成時が良くイメージできたと思います。
投稿者 ooto : 17:46
LED照明の普及
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
先日、TH-HOUSEの建て主さんと、神田にあるコイズミ照明で、照明器具の確認を行ってきました。
コイズミ照明のショールームでは、実際の照明がイメージできるように、居室のモデルルームが用意されており、ここで明るさ、光の質、光源の違いなどをシミュレーションすることで、実際に体感出来ます。
キッチンや吹き抜け空間などが、実際の空間をイメージさせてくれるので、とても良い体験ができます。
このスペースで、設計図を見ながら器具の確認をしてきます。
ところで、最近のLED器具の普及速度は、非常に速く、数ヶ月前には不満だったLED器具のデザインの不満点も、いくつかは進化していて、その早さに驚かされました。
原発事故による節電も大きく影響していると思います。
さて今回は、老後の家なので、綺麗に見える照明デザインに加え、特に器具の維持管理=球の取り替え易さ、加齢による見え方の改善が、照明設計のテーマになっています。
実は、数ヶ月前の実施設計段階では、クリプトン球(=白熱電球)をいくつか選んでいたのですが、LED器具の急速な普及と、価格が手頃になったことを踏まえ、LEDまたは、蛍光灯に変えました。
消費電力は、白熱球の1/8で、かつ寿命が長い=球が切れないLEDは、今後増えることは間違いありません。
ただし白熱電球系の器具は非常にモノが綺麗に見える特性があるので、ダイニングテーブルを照らすペンダントだけは、残しました。
将来的には、この器具は取り替えが可能なので、今回は暫定的な考えで選んでいます。
ともかく、この1年くらいで、照明に関する設計の考え方は、急速に変わっています。
エネルギー損失の大きい白熱球は今後は激減していくでしょう。
場所柄(秋葉原)ですが、帰り掛けに、LED球専門店がいくつかあることにも驚かされました。
投稿者 ooto : 13:47
No.41 TH-house更新 建て方工事
No.41 TH-houseのオンライン設計室を更新しました。
今回は、建て方工事の様子。
建て方は、1日目に土台敷きを行い、2日目に骨組みを組み上げていきます。
1階が組みあがった状態。
当日は、THさんのご家族も見学されて、建て方の様子を見守っていらっしゃいました。
上棟は夕方までには無事終了し、1/1スケールの骨組みが完成。
これからは、「肉付け工事」の内装・外装工事に移っていきます。(森川)
投稿者 ooto : 14:18
NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
9月に入っても残暑が厳しい日が続きますが、ようやく着工となりました。
今回工事をお願いする工務店は、3社の相見積もりの結果、四街道の(株)金正になりました。
まずは、解体工事からはじまりました。
既存の住宅は、約40年前に建てられた大手ハウスメーカーの大成パルコンのものです。
この住宅は、壁式RC住宅ですので、木造住宅の解体工事との比べ、手間が掛かります。
しかし、ハサミを先端に付けた重機を使い、案外簡単に解体されています。
閑静な住宅街のなかの解体工事なので、周辺への配慮を怠らずに工事を進めていただくようお願いしています。
そういえば都心でもRC建築の解体工事が行われている現場を良く見かけます。
写真は、大戸が最近見かけた六本木のRCビルが解体されている現場です。
蟹挟みのような先端を付けた重機が、はぎ取るようにRCビルを解体しています。
高度成長時代に建てられたビルが、建て替えられるケースが増えているようです。
耐震性、省エネ性、設備類の老朽化などを考えると、リフォームやコンバージョンでは対応できないのでしょう。
解体が終わると、次は液状化対策の地盤改良工事です。
投稿者 ooto : 12:16
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
今回は、コミュニケーション手段としてのBBSの活用方法と、最終模型写真を掲載しました。
家づくりには、設計者と建て主のコミュニケーションは欠かせません。
家づくりにとって大切なの要素は、設計デザインの良さとともに、コミュニケーションがいかに取れたかという2つのことです。
いくら設計デザインが良くても、設計者と建て主の考え方にズレがあれば、それは良い家づくりにはなりません。
そういった意味で、デザインとコミュニケーションは、一体のものだと思います。
このコミュニケーション方法を採用してから、10年あまり経過しましたが、地味なインターネットコミュニケーションツールですが、とても有効だと実感しています。
今回は、ご主人がバンコックで単身赴任中、千葉の建て替えで、奥様が自宅に残り、設計打ち合わせの窓口になっています。その他両親を心配して、独立された息子達が、東京と神奈川に住み、進行を見ていてくれるという構図です。
全体の進行や設定は、建築計画網・大系舎で行っています。
また、最終模型を掲載しています。
少し検討すべきところが残っていますが、最終形の模型です。
投稿者 ooto : 16:07
NO.41_TW-HOUSEを更新
NO.41_TW-HOUSEを更新しました。
THさんのご希望を整理して、スケッチをはじめました。
55坪ほどの広さの土地ですが、駐車場の取り方や、2階のプランニングにはいくつかのパターンがあることが分かりました。
もう一つ大切なことは、庭をどのように取るかと言う点です。
庭いじりが趣味であるTHさんは、室内、庭の繋がりを重要なポイントとされています。
とりあえずいくつかのパターンをつくり、そのなかの一つを模型にしてみました。
まだまだ、検討の余地が残っています。
また、設計と並行して、ショールームでの設備の検討行いました。
当事務所で設計した住宅の見学(オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE)に来ていただき、実際の空間を体感してもらいました。
針葉樹の床材の柔らかさをとても気に入っているようでした。
何より百聞は一見にしかずですね
投稿者 ooto : 22:39
住宅建築WORKSを更新
住宅建築WORKSを更新しました。
新たに、4つのプロジェクトを追加しました。
■NO.24_AK-HOUSEへリンク
■NO.33_NN-HOUSEへリンク
■NO.36_TT-HOUSEへリンク
■NO.40_TW-HOUSEへリンク
古いプロジェクトから、最近のものまで整理しました。
完成直後のもの(TT-HOUSE,TW-HOUSE)は、少し時間が経過したら、再撮影する予定です。
住宅建築WORKSにある、各プロジェクトの親ページにある、断片写真をクリックすると、大きな個別の写真ページへアクセスすることが出来ます。
ぜひ一度見てください。
住宅建築WORKSの量が増えてきたので、もう一度分かりやすく整理分類する予定です。
当事務所の住宅は、大きく分類すると、”下町の家”と”山の手・郊外の家”に分類されます。
下町の家とは、台東区、墨田区、大田区などの4階建て程度の鉄骨やRC構造の住宅です。
一方、山の手・郊外の家は、杉並区や目黒区などに建つ、2,3階建ての住宅で、主に木造住宅です。今回まとめた住宅は、主に後者の住宅になります。
投稿者 ooto : 08:53
TH-HOUSEを更新
■オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
今回は実際に設計が始まってからのプロセス公開です。
THさんには、要望事項と、持ち込み家具や家電の整理をしてもらいました。
また設計をはじめるにあたり、正確な配置図が必要になります。
まずは敷地の大きさ、レベル、近隣の建物の位置、正確な真北の方向を、測量事務所に依頼して図面を作成してもらいました。
・敷地の測量
設計中に起こった今回の大震災では、広域の液状化が問題になりました。
そこで、地形的に液状化の危険があるので、ボーリング調査を行いました。
ここでは、これらの経緯を公開しました。
・ボーリング調査
・砂質土
投稿者 ooto : 11:37
オンライン設計室NO41_TH-HOUSEを更新しました。
NO.41_TH-HOUSEを更新しました。
THさんのプロジェクトが始まるまでの経緯を、まとめました。
NO.1からNO.3までを再度編集し直しましたので、遡って参照いただけますと嬉しいです。
60歳代のご夫婦が、老後の家を立て直そうとした経緯、私達に設計を依頼するまでのプロセスをまとめてみました。
後日談になりますが、なぜ千葉のTHさんが、東京の私達の事務所に声を掛けることが出来たのかは、丁度その時期に、裏磐梯の別荘の設計監理をしていて、何度も福島へ出かけている様子が、ホームページに出ていたからだそうです。
もうインターネットの利用は当然の世の中になりましたが、それは若い3,40歳台の建て主だけでなく、60歳代の建て主の方にも、当然のものとなってきました。
ただ、家づくりという大事業を、ネット利用を通して、60歳代のご夫婦とっては、一歩を踏み込まれるのはそれなりに大変勇気が必要だと思っています。
ご主人が、単身赴任でタイのバンコクにいらっしゃいます。
タイと千葉と東京をBBSで結んだプロジェクトを進めていきます。
投稿者 ooto : 11:35
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSE
NO.41_TH-HOUSEでは、地質調査を行いました。
この地域は、液状化が疑われています。
液状化は、簡易な地質調査(スエーデン・サウンディング調査)では調べられないので、ボーリング調査を行いました。
地質調査会社からの中間報告ですが、2メートル弱まで盛り土であり、その下に約7,8メートルの昔沼地だった砂質粘土地盤があるとのことです。
また地下水位が約1〜2メートル程度と高く、液状化地盤の可能性が高いとのことでした。
現在、調査会社の試験室で、現地の土を元に液状化のチェックをしています。
近々報告書が出てきますので、このデーターを元に基礎設計を進めます。
この住宅の実施設計は、詰めの段階に来ています。
オンライン設計室では、設計プロセスを徐々に報告していく予定です。
投稿者 ooto : 09:22
オンライン設計室の新しいプロジェクト
オンライン設計室の新しいプロジェクトが始まります。
NO.41_TH-HOUSEです。
千葉県の郊外住宅地に建つ、老後の家の設計をお手伝いすることになりました。
老後の家をリフォームするか、立て直すか迷われているときに、当事務所のホームページをご覧いただき、相談を受けました。
現在お住まいの住宅は、築38年のRC構造住宅メーカー住宅です。いろいろ検討の末、結局この住宅を建て替えることになり、私たちが設計を担当することになりました。
子供達は30歳代ですでに自立して家を出ており、ご主人はあと少しで退職をむかえます。 これから2人でゆっくり、老後楽しく暮らす家が欲しいというご希望です。
実は現在、ご主人はタイの首都バンコクに、日本企業から赴任されています。
ですから設計中は、東京、千葉、そして東南アジアをネットワークし、情報を共有しながらながら、作業を進めていきます。
これから、徐々に公開していきますので、よろしくお願いします。
投稿者 ooto : 17:59
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE更新
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE更新しました。
入居前の完成写真を掲載します。
今回は工事中の3月11日に、東日本大震災がありました。
震災直後、資材不足、計画停電など現場は混乱していましたが、何とか工期内で完成することが出来ました。
工期に余裕がなかったので、残念ながら今回はオープンハウスを行うことは出来ませんでした。
間口が狭く、奥行きが長い敷地で、日影や通風を得るために、小さな中庭を家の中心につくりました。一日中、様々な角度から中庭に日が差し込み、変化する時間を感じることが出来ます。
2階には生活の中心のLDKがあります。開放的なLDKからは、道路を介して、春の新緑が眩しいです。
床は柔らかな檜のフローリングで、足腰に心地よい柔らかさを伝えます。
引っ越しが迫り、慌ただしく撮った写真ですが、公開しました。
入居後、しばらく時間が経過したら写真を撮らせていただくつもりです。
投稿者 ooto : 11:32
NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
これまで、建物を囲っていた足場やシートが外れました。
仕上がり直前の外観が見えるようになりました。
建て主のTWさんの感想は、「嬉しい反面、少しはずかしい気持ち」ということでした。
その気持ちは、私もよく理解できます。
特注でつくった新しい服を着て、まちに出けるような気分というのでしょうか。
まだ手すりは裏側しか完成してない中途半端な状態ですが、建物は道路に向かってすくっと建っています。
今回は、ガルバリューム鋼板の小波板葺きという工法を採用しています。
日射しを小波の表情が柔らかく受けて、ガルバリューム鋼板にしてはやさしい表情を醸し出します。
板金屋の野村さんが苦労して、つくってくれた外観に感謝です。
ポリカボネート板の手すり壁がまだ出来ていないので、道路から中が見えてしまいますが、半透明の板を張りますので、もちろんプライバシーは守られます。
内部では、木製建具工事、塗装工事、クロス下地工事などが進んでいて、仕上げの最終段階をむかえています。
投稿者 ooto : 18:05
板金屋さん
NO.40_TW-HOUSEの工事では、板金屋さんが活躍しています。
この計画の外壁は、通称”なまこ壁”と呼ばれる、ガルバリューム鋼板波板金仕上げを採用しているからです。
また屋根仕上げも同材で、タチハゼ葺きという板金工法を採用しています。
この、小波板仕上げは、柔らかい陰影を落とすので、私はかなりいろいろな住宅で採用しています。
ところで、板金という仕事は、職人の作業を見ていると、楽しく、創造性あふれています。
板金の特徴とは、一般に言われる”乾式工法”ですが、工業製品に見られるような、単一で、無機的な表情ではなく、職人の作業にともなう、人間的で、時には芸術的ともいえる味が、滲み出てくる仕事が魅力的です。
このような楽しい作業なのですが、一般的に板金屋さんは、屋根の上など高い場所で作業するので、人の目に触れにくいので、今回はその仕事の一部をここで紹介してみます。
板金屋さんの工具の多さは、とても興味深いものがあります。
今回、板金工事を担当してもらった野村板金の、野村さんに板金の仕事に使われる工具を紹介してもらいました。
板金屋さんの仕事は、<つまむ>、<切る>、<たたく>、<押さえる>、<こじる>などの作業があり、それぞれのための工具が用意されています。
投稿者 ooto : 09:41
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE
震災後、約3週間ほど経過して、現場の雰囲気も、平常時の落ち着きを取り戻しつつあります。
資材不足にも関わらず、工務店の配慮で、工期の大きな遅れが出ないで済むようなので感謝しています。
今回の設計では、鉄骨フレームの階段に木板を取り付ける仕上げです。
鉄骨フレームを使うのは、階段全体を、スリムでかつシャープに見せるためです。
鉄骨フレームは、100kg超える重さですが、人力で運び込まれました。
鉄骨でつくられたささら桁と段板の上に、木製の段板を取り付けます。
鉄骨の堅さと、木板の柔らかさを計算して、上り下りが心地よい階段を目指しています。
手摺りは、現場で溶接加工され、手作業で加工仕上げられました。
その加工の様子は、見ていて面白いものです。
組み立て、溶接、切断の研磨の作業を、鍛冶屋職人がこなしていきます
現場の帰りに、桜の古木の幹に咲く花びらを見付け、生命力の強さを感じました。
落葉樹が芽吹き、桜が開花しつつあり、春の気配が、地震で停滞してしまった気分の一新を後押ししてくれるようです
投稿者 ooto : 00:47
NO.40_TW-HOUSE更新
東北関東大震災から10日ほど経過し、現場も大分正常化してきました。
地震直後は、流通の混乱や一部の工場や倉庫の損傷等で、資材の確保が難しいものがあるなど、不透明でしたが、震災後10日ほど経過した現在は、ほぼ日常的な現場に戻りつつあります。
今回は地震直前に行われた、セルロースファイバー断熱工事の過程です。
セルロースの吹き込み工事に先立ち、電気配線や配管工事を先行しないといけないので、工事としては、結構忙しく進むので、かなり大変です。
当初、床はスタイロフォーム、壁・天井・屋根はセルロースファーバーと分けていたのですが、スタイロフォーム断熱材の不足が表面化し、床もセルロースファーバーで断熱することになりました。
つまり建物六面体をセルロースで包み込みます。
現場は4地域なので、専用のシートを内側に張り付け、その中に所定の仕様のセルロースファーバーを吹き込んで行きます。

室内工事に立ち会うと、吹き込み後は、断熱の良さを実感します。
室内はもちろんまだ暖房をしていないのですが、床下や外気の冷たさをシャットアウトしているのが、伝わってきます。
投稿者 ooto : 02:23
NO.40_TW-HOUSE更新
NO.40_TW-HOUSE更新しました。
外壁の耐震壁工事とサッシの取り付けが進んでいます。
開口の広さが確定し、実際の窓からの光量も体感できます。
中庭からの光の有効性も、実感できるようになりました。
都市部では、近隣の将来の変化を踏まえて、光の取り方が重要になってきます。
また屋根の工事も同時に進んでいます。
下からはあまり見えませんが、ガルバリューム鋼板のタチハゼ葺き屋根の工事が、屋根の上で確実に進んでいます。
私自身は正直少し怖いのですが、慎重に屋根に登ると板金屋さんが一生懸命屋根を葺いてくれているのを見ることができます。
そろそろ、最終的に設備類を決めないといけない時期になったので、洗面器を決めるためにショールームに行きました。
これまで、いろいろな素材や設備を検討してきましたが、最終仕上げ材を決める時期になりました。
■オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE へリンク
投稿者 ooto : 09:33
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
躯体の構造金物取り付け、屋根下地の工事が進んでいます。
まずは、構造金物の取り付けが行われます。
今回の耐震設計は耐震等級2で設計していますので、構造金物も多くなっています。
屋根は2重屋根で空気層をとっています。
床、屋根の合板が張られたら、壁、サッシ工事になります。
今回は根太レス工法で、すぐに床合板が張らました。
2階でも安全に乗れるので、TWさんを現場へご案内しました。
今回の外装は、板金工事が多いので、事前に板金屋さんと細かな打ち合わせを行いました。
板金は事前の打ち合わせがとても大切です。
板金の仕事は、職人技が多いので、職人のアドバイスは重要です。
室内の陽当たりは良く、特に午前中はとても心地よい朝日が入ってきます。
さて、TWさんと、照明器具のシミュレーションを行うために、コイズミのショールームへ行ってきました。
省エネの関係で、照明器具も激変の時代で、LEDの器具が増えてきています。
投稿者 ooto : 22:47
NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
今回は、建て方工事の様子です。
木造在来工法2階建てですので、土台を敷くのに1日、柱梁を組み上げるのに1日、合計2日の工程です。
初日の土台敷きは、建物を支える土台を基礎の上に緊結する工事です。
2日目は、工場で加工された柱梁を組み上げる工事です。
柱梁をクレーン車が上へ運び上げ、鳶や大工がそれを順番に組んでいきます。
足場がしっかりしていない状態での作業は大変です。
建て方の作業は、道行く人が多くの足を止めて眺めていきます。
帰宅途中の小学生も、友達と一緒に眺めていきました。
帰りがけに「明日(の完成)が楽しみだね」といっていました。
ものづくりとは、誰にとっても楽しいことなのですね。
施主のTWさんも、一日立ち上がっていく建物を眺めていました。
夕方近くには、建物は上棟しました。
これまで眺めていた、模型がそのまま立ち上がったようで、不思議な感覚です。
最後に島田工務店の社長に、四方をお払いして、乾杯しました。
帰りがけに施主のTWさんから、お祝いのお弁当をいただき解散しました。
当日の夜、TWさんから、建て方工事の感想をメールでいただきました。
「大変お世話になっております。
今日はありがとうございました。
まず遠目にクレーンアームが見えた時、その高さに驚きました。
保育園に行く途中だった子供も大変喜び、しばらく眺めていました。
数多くの柱を順序よくあげる、上で慎重にかつリズムよく組み立てる、
電線に触る事無くアームを動かす技術・・
すべてにおいてプロの技で感心しきりでした。
とても楽しく貴重な一日を過ごす事ができました。」
投稿者 ooto : 19:26
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
今回は基礎が出来上がるまでのプロセスを紹介します。
まず基礎底面をつくるため掘削後、栗石を敷き詰め、締め固めます。
次に捨てコンクリートを打設後、鉄筋を組み立てます。
今回は、ベタ基礎という構造なので、耐圧版のコンクリートを打設後、構造用の金物を取り付け、最後に基礎の立ち上がりコンクリートを打設して完成です。
クライアントのTWさんには、鉄筋を組む前に、現場へ入ってもらい、広さを実感してもらいます。
ただしこの段階では2次元なので、家は実際よりも狭く感じられるものです。
建て方後柱梁が組まれたあとは3次元になるので、非常に大きく感じられるものです。
現場に入っている親子の鉄筋屋は、EXILE風のポーズで記念撮影しました。
またガルバリュームの外壁の色を決めるため、大きなサンプルを取って、TWさんと現場で確認しました。
ところで、基礎工事と平行して、柱梁土台などを加工するためのプレカット図を検討しています。
柱や梁は工場で加工され、現場へ運ばれ、組み立てられます。
投稿者 ooto : 10:31
NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
まずは工事に先立って地鎮祭が行われました。
神主によって厳かに儀式が執り行われました。
当日は晴天に恵まれて、滞りなく儀式は終わりました。
道行く人々も興味深そうに眺めていました。
さて、地鎮祭が終わりいよいよ、実際の工事が始まりました。
まずは、基礎工事が始まりました。
現場で墨を出して、位置や高さの確認をして掘り始めます。
トラックやユンボが入ると現場らしくなってきます。
投稿者 ooto : 18:31
2010年から2011年へ
2010年もいろいろなことがあった1年でした。
世の中の不景気を反映して、住宅の世界も低迷気味であることを感じた1年でもありました。
しかし最近つくづく感じることは、仕事量が決して多いわけではないのに、日々とても忙しく感じるこの現実です。
一つの住宅プロジェクトの設計が始まって、工事が終わるまでのプロセスにおけるクリアーしなければならない作業量の多さ、設計者の私たちに加えて、施主や、施工者も含めて単純に作業量が、とても増えていることを、最近痛感しています。
この理由には様々な要因があると思います。
目に見える事象としては、例の構造設計偽造事件以降の、国の規制の強化による確認申請やその他法的規制による、事務作業の増大です。
体感的には、住宅の構造やスケールにより異なりますが、以前に比べると、倍の作業量になったような気がします。
しかし、多忙に感じることの要因は、この法的規制の点だけではないような気がします。
一番根が深い点は、情報化による住宅を見る視点の変化、という目に見えないレベルでの変化が、住宅の設計や工事のプロセスに変化を起こしている点です。
インターネットや雑誌をはじめ、様々な情報を手に入れることが増えた分だけ、決定までの時間が掛かる、つまりいろいろ情報を知ることは嬉しいことである反面、調べれば調べるほど広い裾野の中で、膨大な選択肢の中から常に一つに決めなければいけないという作業は、大変な労力が必要です。
一つ一つの条件をすべて、自分の力で探し、決めていくというのは情報化社会の良いとことろですが、一方とてつもない広いフィールドの中で、一つ一つの住宅のパーツを探しながら取捨選択しながらつくらざるを得ないという現実。
その結果、建て主や私たち設計者は、この膨大な労力を楽しむことが出来るというのが、この情報化の時代を乗り切るコツではないかと感じたりもしています。
日々感じるこれらの忙しさを、苦痛に感じたら終わりであり、これをいかに楽しむか、来年からも試行錯誤していきたいと思います。
家づくりは、ベーシックな「ものづくり」という営みであり、「家づくり」が今後も楽しく、人生において有意義なものであるように、私たち設計者も切磋琢磨しなければいけないと感じています。
少しかたい話になりましたが、今年も縁あっていくつかの良い出会いがあり、家づくりのお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。
最後にこれらのプロジェクトを、ご紹介させていただきます。
○2010年に完成した住宅
・都心の15坪の敷地に建つ2世帯4階建て住宅
>>>NO.35_KM-HOUSE(目黒区)
・裏磐梯に建つ別荘(長期優良住宅)
>>>NO.36_TT-HOUSE(福島裏磐梯)
・築16年の建て売り木造の増築
>>>NO.39_MY_HOUSE(世田谷区)
・小さな改修工事。玄関ポーチの改装工事
>>>NO.21_MK-HOUSE(杉並区)
○2011年に続くプロジェクト
・都心の12坪の敷地に建つ2世帯5階建て住宅
>>>NO.38_TG-HOUSE(台東区)
・都心の細長い敷地建つ木造2階建て住宅
>>>NO.40_TW-HOUSE(板橋区)
・郊外に建つ「楽の住みか」
>>>NO.41_TH-HOUSE(千葉)(これから設計が始まります)
○その他のプロジェクト
・「住んでみて第6弾」
>>>NO25_KN-HOUSE
・森川の実家プロジェクト。森川の設計監理の処女作プロジェクト
>>>NO.37_KS-HOUSE(春日部)
・2011年出版予定の住宅建材紹介本(大戸、森川その他仲間による共著本)
>>>「みんなの建材クラブ」
・既刊の拙著(大戸、森川の共著)
>>>「なぜ、ウェブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか」
2011年も引き続き、よろしくお願いいたします。(大戸)
投稿者 ooto : 13:17
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
師走が近づいたつい先日、引っ越しが終わったとのことで、完成後の姿を撮影してきました。
磐越道を降りた猪苗代周辺は、さほど雪がなかったのですが、裏磐梯に着く頃は一面雪景色になります。
猪苗代で、チェーンを買い、少し手間取りながら雪対策の装備をしていきました。
裏磐梯は、無風かつ快晴で、とても気持ちが良い1日でした。
多いときには3メートルを超えるという豪雪に備え、雪囲いも出来ていていました。
足場などもすっかりとれて、切り妻屋根のシンプルな外観はもうすっかり周囲の景色に溶け込んでいました。
前回は、まだ内壁工事などの室内工事が完全に終わっていませんでしたので、どのように仕上がったか、楽しみにしていました。
インテリアは、染色したラワンの天井仕上げと、壁のクロス、そして床のチーク材のバランスがとれて、イメージしたとおりの空間に仕上がっていました。
ハイサイドライトからの光が、天井に乱反射し、ほどよい自然光で満たされた室内空間になりました。
また、今回採用した断熱材のセルロースファイバーの効果を実感しました。
きちんと断熱をした家は、天井と床の温度差が少なく、エアコンやストーブだけで十分暖かい室内温熱環境を作り出すことが可能であることを実感しました。
この家では、床暖房がないのですが十分に快適な温熱環境をつくり出していました。
夕刻になると、日没の光が周囲の山々をピンク色に染め、神々しい空気に包まれました。この時刻は、周囲の景色とこの建物が絶妙にバランスしていて、とても印象的な時間でした。
外は暗くなり、室内照明の光の具合を確認して、日帰り出張の帰り道につきました。
道路面は、すっかり凍結してしまい、ゆっくりと里に下りて、食事を済ませて帰路につきました。往復600キロの運転はきつかったですが、加えて現場が終わってしまった寂しさとのダブルパンチで、家に着いたときはぐったりでした。
投稿者 ooto : 18:30
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
裏磐梯の日帰り現場に行ってきました。
日本列島は、急速に寒さが増してきましたが、秋を飛び越して、冬の気配が濃くなってきた裏磐梯です。
現場は、最後の仕上げ工事が進んでいました。
現地の天候は、曇りでどんよりしていました。
紅葉はほぼ終わっていて、これから冬を迎える気配が漂っています。
外部の足場は外れて、外観は完成していました。
積雪を考えてシンプルな、切り妻屋根にしました。
また周囲の景観に溶け込むように濃い焦げ茶色のガルバリューム鋼板で仕上げています。都市部と異なり、雨樋はありません。
雪が樋をすぐにダメにしてしまうからです。
積雪に対する補強と、見た目の納まりを検討した結果ですが、綺麗に納まったと思います。
室内は、大工が終わり、壁クロスと照明工事の工事が進んでいました。
まだ、壁が仕上る前なので、少し暗く感じますが、白系の壁が仕上がると、室内は明るく見えるようになるはずです。
檜板の壁の浴室や、桐合板の天井も出来ていました。
現場は、最後の追い込みで活気がありました。
さて今回は、ランチで米沢牛入りのカレーをいただきました。
裏磐梯は地理的に、山形の米沢に近く、米沢牛の看板を出すお店があり、いつも気になっていました。
もう現場も終わりに近いので、ちょっと寄ってみました。
案の定、米沢牛のステーキはとてもランチでいただくような値段ではなかったので、米沢牛入りのカレーをチョイス。
それでも小さな米沢牛のお肉を堪能。
口の中でとろけるような甘みのあるお肉をいただきました。
それだけでは、ちょっと物足りなかったので、当日お奨め特価の米沢牛の刺し身を注文。
薄くスライスしたマグロの大トロに似たような味の、刺身を森川と半分ずついただきました。
投稿者 ooto : 12:19
NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
今日は裏磐梯、日帰り現場監理です。
裏磐梯は、急速に秋が深まっています。
長袖を2枚重ねにしないと肌寒いです。
ただ、今年は残暑が厳しくて紅葉が遅れているようです。
現場は板金工事がほぼ終わり、外観がほぼ仕上がっていました。
今回は、軒裏を含め全て板金で巻いてあります。
長期的なメンテナンスの容易さや、キツツキ、虫対策なども兼ねています。
建築基準法上、積雪は3メートルを想定する必要があり、軒先を大きく出した屋根なので、補強をしっかりしても、デザインがごつくならないように工夫しています。
細部を見ても板金屋さんは、しっかりディテールを押さえてくれています。
森の中にひっそり佇むようにシンプルな形状で、屋根と壁は、焦げ茶色の単色としました。
内部は赤いラワン合板の天井に、ステインの拭き取り仕上げをしました。
うっすらと自然光を反射して、優しい感じに仕上がっています。
壁クロスとチークのフローリングが仕上がると、トータルとして別荘らしい優しい表情の室内空間になるでしょう。
これから現場は壁や建具、照明器具などの最終仕上げ工事に移っていきます。
投稿者 ooto : 11:42
照明設計のシミュレーション
今日は、オンライン設計室NO.36_TT-HOUSE(裏磐梯別荘計画)の照明設計のシミュレーションで、コイズミ照明の神田ショールームに行ってきました。
照明は、住宅設計にとって非常に重要なデザイン要素です。
光がもたらす心理的な効果だけでなく、エネルギーのロスを少なくするための省エネ性、どう見えるかの演出効果、また球のメンテナンスの容易さなど、いろいろな面を考えながら決定する必要があります。
私たちの事務所では、照明設計については、コイズミ照明で、クライアントとともに、実際の明かりを見ながら、シミュレーションを行って最終的な器具や個数を決定しています。
カタログに掲載されている数字上の明るさだけでなく、実際にその器具を点灯してみることで、リアリティを感じながら照明をデザインすることが出来ます。
照明デザインとは、照明器具の形を選ぶことではなく、光の構成、効果を計画することだと思います。
ですから、基本的にチョイスする照明器具は、形がシンプルで、消灯している時には目立たないことが原則と決めています。
大切なのは、光そのものであり、光と影のバランスだと思います。
・照明具レイアウト図
最近は、LEDの照明器具が急速に普及してきましたが、値段がまだ高価なのと、これまでの電球色と微妙に、光の質、色味が異なるので、慎重に決定する必要があります。
今日はシミュレーションの結果、ダイニングの照明の位置と器具を修正することで、まとまりました。
投稿者 ooto : 18:56
NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
現場は、サッシ工事や断熱セルロースファーバー吹き込み工事が終わり、仕上げ工事の段階に入ってきました。
室内、特に吹き抜けは足場が掛かっていて、全体が見えずらい状態です。
しかし、足場が無い状態を想像して、最終仕上げを考えます。
天井は、ラワン合板に塗装を拭き取る仕上げにしました。
床はチーク材であり、全体に落ち着いた感じになるでしょう。
大工にお願いして、拭き取りのサンプルを実際の天井に取り付けてみました。
現場では、大工や板金工が仕上げ工事を、一生懸命進めていてくれました。
今日もいつものように、往復600キロの日帰りの現場監理です。
CR-Vは、猪苗代インターを下りたら、メーターが120,000キロをさしていました。
しかし、まだまだ現役です。(笑)
猪苗代の田んぼは、すっかり黄金色になっていました。
夏とは明らかに異なる、風景です。
今回は、お土産に果物の宝庫である福島名物の桃を購入しました。
いつも気になっていた道路沿いにある果物のお土産屋さんに寄りました。
桃も買いましたが、もっと驚いたのが、なしのコンテナ売り(笑)
一箱1,000円のたたき売りを購入。
粒は多少小さいのも混じっているのですが、甘さは十分です。
森川と半分づつでも、十数個もありました。
お店のおばあちゃんに、試しにと桃となしをごちそうになり、最後に記念写真で、ピース。
ところで、このおばあちゃんと話しをしていて驚いたこと。
この店の裏を水路が流れているのですが、つい先日ここになんと熊が流れてきたそうです。
熊がワンワン?と吠えていて、近所のみんなでビックリしたそうです。
山では餌が不足して、里に下りて来ているようです。
昼前なのに、試食でいただいた桃となしでお腹が一杯になったので、昼はパンにすることにしました。
ススキの穂や、雲や日差しが、もう夏ではありません。
今日も忙しく現場で打ち合わせ。
屋根の感じを見えあげると、そらはすっかり秋でした。
夕方には、現場の近所のレストランで会津名物、超特大のソースカツ丼を腹一杯いただき、帰路につきました。
投稿者 ooto : 23:36
NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
暑さを言い訳にして、ホームページの更新をさぼっていました。(笑)
ようやく本日、オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを更新しました。
今回は、土地購入前にこの敷地にどんな住宅が可能か検討しました。
現地で敷地調査を行い、ご希望条件をお聞きして、建築の可能性を検討しました。
都内でも閑静な住宅地であり、道路も広く、緑が多い場所でした。
大きな土地を分割して売り出された敷地です。
周囲には、高い建物がないので、日照・通風は心配はないことが分かります。
一般的に土地購入前に、どのような住宅が可能か、一般の方ではなかなか想像することは難しいと思います。
間口がないとか、敷地が狭いとか、特徴ある敷地では特にその傾向が強いと思います。
私たち設計者は、土地購入に対するアドバイスも行います。
投稿者 ooto : 20:45
NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
相変わらず暑いお盆明けに、現場へ伺いました。
主に外壁構造体、屋根工事が進んでいました。
大分外壁が出来てきたので、窓の大きさが確認出来ます。
窓の形で風景が切り取られているので、明るさ、見え方なども分かります。
また屋根は、ガルバリューム鋼板の平葺きで、すでに完成していました。
今回は、夏休みを兼ねて現場監理に行きました。
早朝、遊びを兼ねて一緒に来た高校生の息子が、宿の脇に流れている清流で、尺山女(=しゃくやまめ=30センチ以上のヤマメ)を釣りました。
釣り人の間では、尺ヤマメは珍しいので、とても驚きました。
短い時間でしたが、彼はすっかり裏磐梯を堪能していました。(笑)
早速宿にお願いして、塩焼きにしてもらい朝食として美味しくいただきました。
投稿者 ooto : 15:07
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSE開始
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEが始まります。
都内の閑静な住宅地の中で、間口が狭く、細長い敷地の住宅設計が始まります。
今回の家づくりの発端は、クライアントのTWさんから、土地購入の直前に、相談メールをいただいたことから始まります。その時、TWさんは、このような細長い敷地では、どのような住宅が可能なのか、また土地購入の手続きに関することなど、不安を抱えていらっしゃるようでした。
私たちは、TWさんの抱えるそれらの不安を少しでも解消出来るよう、すぐに敷地を拝見して、土地契約前に計画案を作成し、細長い敷地であっても、十分良い住宅が可能であることを確認しました。
そもそも、今回ご相談いただいた動機は、当事務所で設計した、敷地の間口が狭いNO.24_AK-HOUSEをホームページでご覧になってからだそうです。
その後、無事土地購入が決まり、縁あって設計をお手伝いすることになりました。
それでは、徐々に計画を進めていくことにします。
投稿者 ooto : 20:27
NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
猛暑が続きますが、現場では、大工工事をはじめ、各種工事が進んでいます。
屋根の野地板が張られ、内部空間が現れてきました。
この段階にあると、窓からの見え方、光の入り方がはっきり体感できます。
建物に入り、少し時間が経つと、ジワジワと空間を実感することが出来ます。
この感覚は、模型では味わえないものでり、まさにここでしか味わえないものです。
周囲は、建物が少なく、自然の風景が見え、光の当たり方の変化で、1日の経過を感じることが出来ます。
構造体は、シンプルですが、連続する登り梁が、陰影をつくります。
今回は、大工の他板金屋さん、電気屋さんと打ち合わせを行いました。
投稿者 ooto : 09:09
NO.36_TT-HOUSEを更新
NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
連日、猛暑が続く盛夏に、建て方が行われました。
とは言っても、標高800メートルに位置する裏磐梯は、日影に入ると涼しく感じられくらいの心地よさです。
建て方に入る前、東京と横浜で入念なプレカットの打ち合わせを行いました。
近年は、大工が自分で加工することはとても少なく、機械が木組みの加工を行うことがほとんどです。
この別荘では、広い空間をつくり出すために、テンション鋼材が入る少し特殊な構造なのですが、大工は要領よく建て方を進め、夕方には予定通り、主要構造部が組み上がりました。
地面で、くの字の仮組を行い、それをレッカー車が持ち上げて、組み上げて行く方法です。
棟梁は、地元塩原村の大工富田さんで、チームワーク良く作業が進んでいました。
今回は、構造デザインの山領さんも同行していただき、日帰りで往復600キロ走行の現場監理でした。
投稿者 ooto : 10:02
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
基礎工事が始まり、現場は職人の活気が溢れています。
豪雪地帯なので、基礎の高さを地上1.5メートルのレベルまで、床を上げています。
また、凍結深度が70センチと、とても深いので、とても木造住宅の基礎とは見えないような立派なものです。
基礎を見れば、実際の建物のスケール感を実感することが出来ます。
自然の中に静かに佇んでいるようなイメージをつくりたいので、軒高は極力抑えていますが、この時点ですでに全体像が目に浮かんできます。
動画で、周囲の様子を納めましたので、あわせてご覧いただければ現地の様子が分かると思います。
地元の職人さんは、皆元気で、とても明るく気持ちよい仕事をしていただいています。
昼飯は、梯猪苗代駅近くの食堂で、地元名物の『ソースカツ丼』を美味しくいただきました。
今回も日帰りで、往復600キロ走行の現場監理でした。
ただ、高速道路の料金が当日から改正になるので、きっと安くなっているはずだと思いこんでいましたが、実際は以前の平日料金とほとんど変わらないことが分かり、がっかりしてしまいました。
投稿者 ooto : 20:06
NO.36_TT-HOUSEを更新
NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
地鎮祭を行い、いよいよ掘削が始まりました。
遣り方を行い、きちんと芯を出して掘り始めます。
この付近は、磐梯山の噴火による小石が多いのですが、地盤は良好です。
ただ非常に冬は寒く、凍結深度が70センチと深いので、掘削土量が非常に多くなります。
掘削後は、しっかり地業工事を行い、捨てコンクリートを打って、これから基礎工事が始まります。
夏が近づき、山々の緑も一段と濃くなり始め、磐梯山や周囲の山々も生き生きしています。
投稿者 ooto : 19:23
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
ようやく模型が完成しました。
これまで、スタディー用のマス模型で建物の配置などを検討してきましたが、最終段階なので完成模型をつくりました。
外観は、自然公園法により切妻型の形状であることが義務付けられていて、非常にオーソドックスな形です。
また、3メートルを越す豪雪地帯なので、雪の処理を最優先に考慮したデザインとなっています。
内部は木構造ですが、4間スパンの登り梁を、テンション材を使って軽くシンプルに なるようにデザインを心がけました。
模型は、白いスチレンペーパーでつくりましたが、最終的にフォトショップで色加工をして、敷地写真に合成してみました。
白一色の模型では表現できないリアリティーが出ていると思います。
投稿者 ooto : 18:59
NO.36_TT-HOUSE 長期優良住宅の認定
オンライン設計室NO.36_TT-HOUSEを更新しました。
長期優良住宅の技術認定が下りたので、福島県へ認定依頼の申し込みをしてきました。
技術審査は、都内の大手審査機関に依頼していましたが、先日ようやく認可がおりました。
積雪3メートルの豪雪地帯であり、構造計算は、構造デザインの山領さんにお願いして、応力度計算を行いましたが、厳しい審査が行われ、無事通過しました。
その他、省エネ計画、維持管理計画などが求められましたが、無事通過しましました。
特に省エネ性においては、2地域に該当し、断熱性、開口部仕様などがかなりハイスペックになっています。
午後からは、現場で縄張りをして、TTさんと一緒に建物の位置を確認しました。
先月来たときはまだ、残雪がありましたが、ようやく雪が解け、着工の用意が出来ました。
現地に地縄を張ることで、ようやく建物が、リアリティーをもってイメージ出来るようになりました。
模型やパースでは感じられない、具体的なカタチが、頭の中に現れてきます。
この瞬間は、設計者にとって、デザインの最終決断をするためのとても大切な瞬間です。
今回は、現場に近い喜多方にある福島県の支所へ認定の申請を依頼しました。
申請受付後、腹が減ったので、恒例の喜多方ラーメン屋に寄りました。
今回は、市役所の近くにある『あべ食堂』でいただきました。
素朴な野太い田舎味のラーメンを、蔵座敷の中でいただきました。
酢をかける変わった食べ方も教えてもらいました。
確かに脂っ気が無くなるのですが、ちょっと癖が強くいまいちでした。
長期優良の認可が下りたら、いよいよ基礎工事に入ります。
投稿者 ooto : 22:29
長期優良適合証
念願の裏磐梯の長期優良適合証。
この一枚の認可書を得るために、ここ数週間、資料をあさり、法文を解読し、図面を書き直しと、目に見えない内にこもった暗い作業をしてきました。
といっても、今回は初めてだったのでちょっと苦戦してしまいましたが、確認申請と比べるとだいぶ楽でした。
長期優良住宅の仕様はそんなに特別なことではなく、当事務所の標準仕様で大体のことはカバーできます。
ただ、それを図面に記す方法やその根拠、他の図面との整合性など、確認申請と同様に、そこそこの細かく指摘されるんです。
やっぱりここが一番手間取ります。
今回は確認申請が必要ないのでまだよかったのですが、これに確認申請が加わると、また大変な作業になってきます。
申請関係には手間取りたくはないのですが、このご時世しょうがないです。
これでようやく裏磐梯の現場が進み始めます。(MORIKAWA)
投稿者 ooto : 17:12
NO.36 TT-HOUSE更新
オンライン設計室NO.36 TT-HOUSEを更新しました。
着工が近づいた4月の後半に、現地調査へ行きました。
現場はまだ積雪が40センチ近くあります。
今年は4月に入っても雪が積もるので、残雪が多いようです。
夏や秋には、背の高い雑草で周囲がほとんど見渡せなかったのですが、早春のこの時期は、周囲が見渡せます。
快晴だったので、磐梯山や周囲の山、湖もよく見え、改めて環境の良さを実感しました。
その後足を伸ばし、喜多方方面へ向かい、村役場で道路や上下水道の仕様の確認をしました。
昼には腹が空いたので、近くにあった喜多方ラーメンをご馳走になりました。
その後会津若松へ出て、福島県の分庁舎で自然公園法関係の申請を行い、ようやく1日の所要を済ませました。
帰り道は、ついでに古い民家が残る大内宿に足を伸ばし、国道289号線経由で戻ってきました。
今日は1日で約600キロを運転したので、本当に疲れましたが、楽しい1日でもありました。
投稿者 ooto : 23:09
NO.36_TT-HOUSEの設計が進んでいます
NO.36_TT-HOUSEの設計が進んでいます。
現在は実施設計の最終段階で、構造設計や木材の仕様を決めている段階です。
設計は最終追い込みの段階です。
また、この敷地は磐梯朝日国立公園の中に位置するので、住宅の建設に際しては県の認可が必要になります。
色や屋根勾配など細かな規定があるので、従わなくては許可がおりません。
例えば切り妻屋根で勾配が2/10以上、焦げ茶色を基本とした色彩などがあります。
ところで、裏磐梯の現地の様子を、現地の裏磐梯観光案内所に設置してあるライブカメラで見ると、大分雪が解けてすっかり春の風景になっています。
来月には着工できるよう作業が進んでいます。
<裏磐梯のライブカメラ映像>
またこの住宅は、長期優良住宅として設計しています。
そのため、省エネ設計上、2地区に相当するので、関東などの4地区とは比べられないほど、高いグレードが断熱材やサッシなどが要求されます。
投稿者 ooto : 13:35
1 2 次の5件