両親から引き継いだ土地に、RC構造の住宅を建て替える計画。
50歳代の子育てが一段落した夫婦住む、老後の家でもある。
この住宅では、時間感覚について考えて考えさせられた。
クライアントは、住まいに関しての時間感覚をとても大切にしている。
まるで昔からここにあったような感覚、つまり建て替え前のイメージが刷り込まれていることが重要なことであった。
また時間感覚と深く関わる、特に自然光の取り方に特に注意を払っている。
塗り壁(石膏入り珪藻土)には、左官職の手で微妙なテクスチャーをつけることで、より一層光の微妙なニュアンスを感じてもらうことを意図した。