Vol.02：調査に伺う

調査に伺う(2005/02/01)

２月になり、調査に伺った。

昔の建て売りと聞いていたが、住まいや庭の手入れの良さで、建て売りとは思えない佇まいが印象深かった。
特に、ひなびたような雰囲気を醸し出していた庭のつくりきれいだった。
石が好きだと言われるＭＭさんお気に入りの、庭や玄関先のランダムな舗石パターンも美しかった。

もう一つ、印象的だったのは、住宅全体の開放性。
これは、住宅がきちんと外に対して向き合っているということだと感じた。
見えるところは、素直に見せるという自然体。
普段から、良く手入れしていて、メンテナンスの良さを感じた。
ただし、MMさんは、開放性ゆえに犠牲にされている、外部からの視線を、新しい住宅では、改善したいとのこと。

この開放性は新しい住まいの設計に活かしたいところだが、もう少し視線を断ち切るために閉鎖性が強いものになりそうだ。その両者のバランスが、設計のポイントになるような気がした。

セキュリティーは、囲いすぎても逆効果になるので、バランスが難しい