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いろいろ検討する。(2007/01-03)

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今回の敷地に、2世帯住宅を計画することは、設計上かなり難易度が高いと感じられました。
ポイントになる点は、以下の通りです。
 

１，採光・通風をどのように取るか。 ２，駐車場の形態をどのようにするか。 ３，２世帯間の関係を、どのように考えるか。
 

１，に関しては、細長いウナギの寝床のような敷地なので、奥の採光が問題になります。
ＴＤさんのご希望である、中庭のタイプを検討してみることにしました。ただし、この敷地の特徴として、東北側にはククリアランスとして採光、通風が期待できるので、それを勘案した案も検討してみようと思います。

２，関しては、敷地の間口の幅(5.1メートル)が問題になります。
車を道路に平行に置く、つまり横入れタイプは、住宅の南面側が幅広くとれて、室内的には有利ですが、普通サイズの車は、難しいことになります。
一方道路に直角に駐車する、つまり縦入れタイプは、普通サイズの車にも対応できますが、1階の住宅は、不利になります。どちらにするかは、比較検討することにします。

３，に関しては、ご家族間の話し合いで、２階を共有スペース、１階は両親世帯の専用スペース、３階を子供世帯専用スペースと使うことになっています。
ただ、各世帯の専用スペースは、キッチン・浴室などの水回り独立しているようにします。
i以上のポイントを頭に入れながら、計画を進めました。


 

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１，中庭案（△）

建物の北東付近に、階段と隣接して２メートル四方の中庭を計画してみました。
このサイズの中庭は、３階建てならそれなりの採光と通風が期待できます。






奥からの見返し。
・このサイズの中庭は、NO.12_HM-houseで、試みています。
この大きさでも、かなりの採光と通風が期待出来ます。
階段と抱き合わせで、設置するとより開放感が得られます。





ただし、今回の計画では、中庭をつくることで、のびのびとした空間が分断されてしまう感じがしました。

 

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２，駐車場横置きタイプ（△）

駐車場を道路に平行＝横置きにした計画です。南側が道路なので、居室の間口が幅広くとれるので、室内居室としては、有利なのですが、車が軽自動車程度しか駐車出来ないというデメリットがあります。





この駐車場の置き方は、NO.23_YA-HOUSEで試みています。
ただし、YA-HOUSEは、敷地の幅が6.2メートルあるので、普通乗用車が横置き可能です。


駐車場横置きタイプは、軽自動車しか置けないというデメリットあるので、今回は断念しました。

 

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３，駐車場縦置きタイプ（○）

駐車場を縦入れにしたタイプです。
総合的に考えて、このタイプを選択することにしました。
１階の居室の採光は、今度検討を進めるとにしまました。







中庭をつくらないでも、裏側から採光が期待出来そうです。
一応、基本のタイプが固まりましたが、今後、より一層の検討が必要です。



その後、多くの模型をつくりながらスケッチを進めていきました。