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NO.73_NI-HOUSEができるまで

17:仕上げ工事

(2022.03.30)

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現場では仕上げ工事が進んでいます。
今回の壁仕上げは、漆喰の塗料である「アレスシックイ」とクロスを併用します。

仕上げの塗装やクロス貼りに取り掛かる前に、ボードの継ぎ目をパテで埋める下地処理を行いますが、実はこれが一番大変な作業です。
パテを塗りこみ、乾燥させてペーパーで平滑にするという作業は、地味ですがとても大切で最も苦労する作業です。
塗装やクロスの工事はローラーなどを使ったり、仕上がりが目に見えるので一見楽しい作業のイメージがあるかもしれませんが、下地処理は粉まみれになりながら、ひたすらこすってきれいにしても、仕上がりがわかりづらいつらい作業です。
ですので、DIYでは、自己責任でさらっと流してしまうこともあると思います。


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(塗装の下地。パテ処理を何度も重ねています。)


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(パテ処理をするクロス屋さん)


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(顔はパテの粉だらけ。見ているだけでつらい作業だとわかります。)


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(そこら中パテの粉の山。)


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(仕上げのクロス。これをきれいに貼るためのパテ処理です。)




アレスシックイ塗装の方は先行して行い、きれいに仕上がりました。
一般の塗装に比べて、マットでしっとりとした仕上がりです。


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(アレスシックイの「淡雪色」)


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(アレスシックイの仕上がり)


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(玄関前も完成に近づく。ドアは工事用の仮のもの)


クロスのあとに建具や設備機器、照明器具が取り付けられ、完成に近づきます。

まずは、先行して造作キッチンが取りつけられます。