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NO.43_MW-HOUSEができるまで

Vol:07:敷地の掘削

(2012/10/13)

杭工事を無事に終えて、敷地の掘削が始まりました。

今回は、1.2mほど掘削して基礎を造ります。
杭は地中90センチ程度に埋まっているので、掘削前では、杭が入っているかどうか外から確認はできませんが、掘削すると、規則正しく並んだ杭の頭がでてきました。
地盤を掘削しながら、周りが崩れないように土留めも平行して行います。
ギリギリまで敷地を使っているので、土留めもギリギリ。
また、重機で杭や埋設配管をいためないように、ある程度掘り進めたら、最後は人力で丁寧に掘っていきます。とても手間のかかる作業を丁寧に行ってくれています。

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杭や配管廻りは丁寧に人力で掘削

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ベニヤと単管で土留め。ギリギリまで敷地を活用します。

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掘り進めると、杭の頭が出てきます。


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・ダンプにて、土を出す。

下町の敷地は、間口が狭いものが多く、なかなかゆとりをとることが出来ません。

また、地盤の強度や上部構造により、木造と比べると、強固な基礎が必要となることがほとんどです。

そうなると、どうしてもギリギリまで敷地を使うことになり、毎回現場ではこのような大変な作業をお願いすることになります。
下町の設計では、掘削深さや土留め方法の検討がとても大切になります。(森川)

 


 

敷地の掘削が終わると、杭頭が10センチくらい規則的に現れてきます。
古代建築の遺跡調査の現場ようにも見えます。

これだけ見ていると、4Mもある杭が埋まっているようには見えません。

ここまで順調に工事が進むと、あとは通常の基礎工事へと入っていきます。

 

 

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・掘削後、捨てコンクリート打設後。杭の頭が見えます。

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・この上に、耐圧版を打設します。

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・杭の頭を見る。深さは4メートルほどあります。