オンライン設計室
Vol:07:敷地の掘削
杭工事を無事に終えて、敷地の掘削が始まりました。
今回は、1.2mほど掘削して基礎を造ります。
杭は地中90センチ程度に埋まっているので、掘削前では、杭が入っているかどうか外から確認はできませんが、掘削すると、規則正しく並んだ杭の頭がでてきました。
地盤を掘削しながら、周りが崩れないように土留めも平行して行います。
ギリギリまで敷地を使っているので、土留めもギリギリ。
また、重機で杭や埋設配管をいためないように、ある程度掘り進めたら、最後は人力で丁寧に掘っていきます。とても手間のかかる作業を丁寧に行ってくれています。
杭や配管廻りは丁寧に人力で掘削
ベニヤと単管で土留め。ギリギリまで敷地を活用します。
掘り進めると、杭の頭が出てきます。
・ダンプにて、土を出す。
下町の敷地は、間口が狭いものが多く、なかなかゆとりをとることが出来ません。
また、地盤の強度や上部構造により、木造と比べると、強固な基礎が必要となることがほとんどです。
そうなると、どうしてもギリギリまで敷地を使うことになり、毎回現場ではこのような大変な作業をお願いすることになります。
下町の設計では、掘削深さや土留め方法の検討がとても大切になります。(森川)
敷地の掘削が終わると、杭頭が10センチくらい規則的に現れてきます。
古代建築の遺跡調査の現場ようにも見えます。
これだけ見ていると、4Mもある杭が埋まっているようには見えません。
ここまで順調に工事が進むと、あとは通常の基礎工事へと入っていきます。
・掘削後、捨てコンクリート打設後。杭の頭が見えます。
・この上に、耐圧版を打設します。
・杭の頭を見る。深さは4メートルほどあります。
- Vol:01:はじめてのメールから
- Vol:02:初期計画案です。
- Vol:03:地盤調査
- Vol:04:第2案です。
- Vol:05:最終案です。
- Vol:06:地鎮祭から工事着工へ
- Vol:07:敷地の掘削
- Vol:08:基礎工事
- Vol:09:基礎工事その2
- Vol:10:鉄骨製品検査
- Vol:11:祝上棟
- Vol:12:ALC床版
- Vol:13:外壁胴縁
- Vol:14:外壁下地工事
- Vol:15:ロックウールの耐火被覆
- Vol:16:内部壁工事
- Vol:17:外壁工事
- Vol:18:外観が現れました。
- Vol:19:内覧会を行います
- Vol:20:ほぼ完成です。
- Vol:21:引き渡しの様子