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NO.20_KI-HOUSEができるまで

Vol.09:3階建ての検討

(2004/11/16)

■3階建ての検討

4階建てから3階建てへ、計画変更して試行錯誤が始まりました。
ここで、計画上の重要なアイデアが思い浮かびました。

最上階であれば、北側に居室があっても、2層の吹き抜けを設ければ、採光が可能ということです。従って、家族が一番集まるダイニングは、3階の北側が良いのではということです。
今回は、ホームエレベーターを設置することが前提なので、各階の移動は、あまり考慮しないでよいという前提条件もあります。

図面
○印に注目(右側が北)

以上アイデアが決まり手になり、各居室の位置関係は決まりました。

各室の大きさは、決して広くはないのですが、生活共用部分を大きく確保することで、ゆとりあるすまいが出来たと思います。

・また、運河への開放感を上手く使いたいと考えています。
高速道路が上部に迫っていますが、1階レベルでは、運河への視線の開放感を十分味わうことが出来ると考えています。

高速道路

高速道路

■3階建ての途中の案_その1
屋根面がボールト状。
模型

■3階建ての途中の案_その2
全面に不燃木材を張る案。
模型

以上の検討を経て、以下の設計に辿り着きました。




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■最終計画案

3階建て計画図(PDF)

構造計画概要

構造設計工房デルタ:久田氏作成

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模型
■最終模型
ALC+ラムダ+不燃木材仕上げ
7.8階建てのビル系中層建築が多い防火地域の場所はほとんどが無機質系の素材で出来ている。
ここでは、戸建住宅であることの証として、手が届く範囲には、手触りの良い木材という素材をを張っている。

模型 模型
■斜めよりの眺め

最終軸組模型
■最終軸組模型

以上で、計画がほぼまとまりました。
さていよいよ、工事段階です。