09-構造概要




■KI-HOUSE構造概要

構造設計工房デルタ:久田氏作成


1. 規模
(1) 階数 :地上 3階 地下 −階
(2) 概略最高高さ : 11.0m
(3) 概略軒高 : 9.0m

2. 予定構造概要
(1) 構造種別 鉄骨造
(2) 骨組形式 X方向:ブレース付ラーメン構造
Y方向:ブレース付ラーメン構造
(3) 基礎種別 杭基礎
(4) 基礎形式 PHC既成杭 GL-30m 東京礫層支持杭

3. プロジェクトの特徴
・鉄骨造とすることで、比較的、開放的な空間を確保しつつ、高い耐震性を確保するように計画を行っている。建物全体に対し、比較的バランスよく一定量以上のブレースを配する事が可能な計画案となっており、高い耐震性が期待できる計画となっている。

また、今回のプロジェクトは前面部に駐車場が配されており、駐車の利便性に配慮するためにコーナー部の柱を外すような計画とした。コーナー部の柱を外したことによって、両方向からの持ち出しとなる部分が生る。この部分はなにも対策を施さないと、床面の振動が発生する可能性があるので、妻面部分にトラスを配し鉛直方向の剛性を高め、振動に対する配慮を行った。

このトラス部分は、前面部の耐震要素としても有効に、機能することとなる。
基礎は、GL-30m の東京礫層に対しての支持杭が最も有効と考えられる。


初期構造モデル
■初期構造モデル

最終軸組模型
■最終軸組模型

鉄骨構造
■鉄骨構造
ALC+ラムダ+不燃木材仕上げ

説明
■液状化の可能性がある地盤のこと、杭工事の必要性を構造専門家から直接、クライアントに説明していただいた。