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13:設計者とのつきあい方


お忙しい中申し訳ありませんがご質問させていただいてよろしいでしょうか。

私は現在自宅兼営業所の設計を、ある設計事務所にお願いしております。

実施設計完了時までの説明において平面図しかなかった。

パースも模型も無かったなどがあり建築関係の親戚や親が「なめられている」、
「ふざけている」と怒り心頭、「もっときつく当れ」、「今後の相談はみんな呼び
出せ」と責められています。

事実基本設計の説明が乏しい点が納得いきませんが、職人気質のかたにそのような態
度であたっていいものでしょうか。

事実なめられているのでしょうか。 

おかしな質問ですみませんがよろしくお願い申し上げます。



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こんにちは、Kさん。
建築計画網・大系舎の大戸です。

ご質問の内容は、メールだけでは内容を理解しかねる部分も多いので、一般論としてお答えします。

一般的に実施設計完了までに平面図だけしか出さない設計事務所はちょっとどうかと思い
ます。

設計図内容は、平面図だけでは表現出来ません。

建築は、6面体なのに、平面図とはその1面+壁の一部、つまり1/6プラスαしか表現し
ていません。

通常は、平面図、立面図、断面図、仕上げ表、模型かパースなどが一般的です。


ただし、設計監理契約をきちんと締結して、通常の設計監理料で仕事を進めることになっ
ているという前提です。

設計内容の説明不足は、設計者が一番気をつけなければいけない点で、いずれクライアン
トとのトラブルの元になるでしょう。

設計者を怖がる必要もなく、疑問点は普通にたずねれば良いのではと思います。

良識ある設計者は、きちんと対応するはずです。

トラブルを起こさないためにも、早めの対応をお奨めします。

一般論として、以上です。

それでは。

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