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10:『インターネットで家が建った』読後感想文


大系舎 大戸 浩様

  お久しぶりです。以前紹介していただいた、「インターネットで家が建った。」 を拝読いたしました。3つの設計事務所とも、本文より住宅設計にかける熱意を感じる と共に、建築物の完成までのプロセスがわかりやすく紹介されていて、大変参考にな ると思いました。後半で、紹介されたホームページは、貴重な情報源になります。

 ただ、 一つ、物足りなかったのは、設計事務所と建築主との情報交換は豊富でしたが 工務店や企業との関連について、あまり触れていなかったところです。

 住宅分野では、業界全体でのインターネット活用があまり進んでいないのでしょうけれども。

 設計事務所間の情報交換やデータの共有・協同設計など実例があれば、知りたいと思いました。

 公共事業では、CALS/ECとかが官主導で進んでいますが、住宅分野に浸透するには、 かなりの時間がかかるのでしょうね。住宅設計の実例やプロセス、ホームページなど 生徒に紹介して、指導に役立てたいと考えております。

 3月25日 県建築士会主催のCAD講習会(Auto−Cad)が計画されています。
 ○○県の設計事務所は他県と比べると情報化が遅れているそうですが、地元の設計事務所 との交流も図りたいと考えていますが、本当は、自分でも設計をしたいところです。 
  時間がありましたら、来年度も生徒の設計図面の添削等よろしくお願いいたします。
 ○○県立○○工業高等学校 建築科教員

it_10.jpg(Assisi photo by Ooto)



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購読して頂き有り難う御座いました。

貴重なご意見、今後の参考にさせて頂きます。

 

インターネットの一番面白いところは、相手が機械ではなく、人間であるところです。

一方、ゲームやCADは、機械やプログラムを相手にしたことです。(人間相手でない)住宅の設計とは、施主という人間を相手にしたコミュニケーションが前提での仕事です。

 

良いと住宅は、施主と設計者と作る人(職人さん達)が上手くコミュニケーションがとれた時にはじめて成立するものです。

CADやパースは、コミュニケーションを取るための単なる道具です。人間相手だから住宅の設計は、面倒だけれど面白いですよ。

 

と言うことで、今後ともよろしく。