オンライン設計室
11:鉄骨工場検査
(2021.03.08)
現場では、コンクリートの打設が終わりました。
建て方を10日後に控え、鉄骨工場では、鉄骨の組み立てが進んでいます。
製作がおおよそ終わった段階で、構造設計の藤川さんと工場に足を運び、製作状況の確認・検査を行ってきました。
まずは基準となる柱の長さの確認です。
今回は6階建てで柱の長さが18Mを超えるので、柱は3つに分けて現場で接合されます。
接合部分は差し込むようになっていて、現場でしっかりとくみ上げられたあと、溶接で一体化されます。
6階分の階段の製作も終わっています。
柱や梁はバラバラで現場に持ち込むのでわかりにくいのですが、階段はくみ上げられているので、工場内で唯一わかりやすい部材です。
(柱部材。現場で組み立てられる)
(鉄骨階段)
製作状況の確認と合わせて、溶接部の検査を行います。
任意の場所をピックアップして、超音波試験で溶接の内部の欠陥をチェックします。
(超音波検査の様子)
また、別の建物の溶接前の材料がちょうどあったので、ロボットでの溶接の様子を見学させてもらいました。
丸いアダプターを取り付けた材料をセットし、回転しながらロボットで溶接していきます。
(わかりにくいですが、背面でロボット溶接している)
工場は、工事現場では見ることができない機械や作業を見ることができる楽しみがあります。
建て方の準備が整ってきました。