オンライン設計室
Vol:22:引き渡し
遅れていた工事も完成して、ようやく引き渡しが行われました。
在来軸組工法で1時間耐火構造の住宅が、完成しました。
耐火構造の仕様規定で、耐火性能を上げるために、壁が非常に厚く、見た目に安定感がある一方、内壁側に少し圧迫感がでますので、設計時には、モジュールにはゆとりを持って計画する必要があります。
またこれは当初予期しなかったのですが、非常に熱容量が大きな室内が形成されたので、室内に温度差が出来にくく、安定した室温環境が出来ることに気がつきました。
その理由は、耐火仕様で要求される石膏ボード厚みは、通常12ミリが一枚のところを、24ミリが2枚と実に4倍の厚みになっているからです。
これが壁、天井、床の面に形成されているので、厚みに比例して、室内側の熱容量は大きくなっています。
ある意味で、外断熱の住宅に近い環境になっていると思われます。
あとこれだけの部の厚みに、グラスウールが入っているので、遮音性が非常に高い住宅になっています。
その他プランニング的には、狭小地の10坪敷地に、家族が快適に生活できる設計となっているはずです。
・Lから見たDKと階段室
・キッチン正面(設計製作camp 大原氏)
・キッチン詳細
・ステンレス天板(浄水器未施工)
・階段室(突き当たりは鏡の虚像)。狭さに対して、虚像で広がりを持たせる
・下階へ自然光が落ちる
・階段を透かす。狭さを感じさせないための一つの工夫。
・3階寝室。将来2分割可能
・階段への視線
・PCデスクと収納
・ロフト
・洗面所
・外観
・同上
・同上
・見上げ
・3階からのながめ
・平面図
- Vol:01:家づくりのご相談
- Vol:02:現地調査
- Vol:03:基本計画の作成
- Vol:04:実施設計の検討
- Vol:05:地鎮祭
- Vol:06:基礎工事
- Vol:07:基礎工事その2
- Vol:08:上棟しました。
- Vol:09:木工事
- Vol:10:大工工事
- Vol:11:窓が出来てきた。
- Vol:12:サッシが付きました。
- Vol:13:木造耐火構造の工事
- Vol:14:木造耐火構造の工事その2
- Vol:15:現場で施主と打ち合わせる
- Vol:16:内外装工事
- Vol:17:内外装工事その2
- Vol:18:キッチンの設置
- Vol:19:外部足場が外れた。
- Vol:20:KY-houseの内覧会
- Vol:21:最終仕上げ工事
- Vol:22:引き渡し
- Vol.23:狭小地住宅の工事