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NO.45_KY-HOUSEができるまで

Vol:13:木造耐火構造の工事

(2013/05/16)

今回の住宅は、木造耐火構造という認定工法です。

木造で、耐火構造を床や壁構成するには、室内側に21ミリといった耐火ボードを2重張りにする必要があります。

また外壁側には、35ミリのALC板の上に窯業系サイディング張りという構成です。

いわば、木造の骨組みの上に、分厚い耐火材料の衣を何重にも重ね着するというものです。

そのため、壁の厚みや、住宅本体の自重が重くなるので、設計上はいろいろ工夫が必要になります。

その上、たった10坪という狭い敷地なので、工事の作業スペースも限られており、職人さんの苦労は並大抵のものではないと思うので、本当に頭が下がります。

現在は、電気配線や、給排水設備類の配管工事と平行して、大工はグラスウール断熱材、内部石膏ボード張りが進んでいます。


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・21ミリの分厚い石膏ボードの山。重いので、版の大きさは,2'*6'のサイズです。

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・15ミリと21ミリの強化石膏ボード2枚張り(壁)

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・床も石膏ボード2重張り

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・天井も石膏ボード2枚張り

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・石膏ボードの合わせて電気配線工事が進みます。

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・近くを流れる小名木川。初夏の穏やかな表情を見せています。

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・近くの看板。現代の歌舞伎役者は、山の手に住んででいると思われるが、昔は下町に住んでいたらしい。