1.迫りくる高速道路と木のやすらぎ
大系舎の大戸さんとともにKI邸を訪れたのは、暖冬で落ち葉も見えない06年10月末のこと。
KI邸の概要はオンライン設計室(No.20参照)で承知してはいたものの、目の前を流れる竪川と迫り来る高速道路に圧倒されました。
玄関のある北側の道路は比較的広く、無機的なビルが立ち並ぶなか、不燃木材が1本の木のように空に向かって伸びるKI邸はかなり目立っていました。
不燃木材は、普通の板材に比べて高価ですが、やはり木の質感が外部に見られるというのは、どこかほっとするものです。
ベルを押すと、オンライン設計室ではおなじみのKIさんが出迎えてくれました。二人のお子さんとおばあちゃんも一緒です。
KIさんの家は、4世代9人家族。
そう聞いただけで、にぎやかで仲良しの家族が想像されますが、一番若い世代の小さな二人のお子さんがまとわりつくのは、一番上の世代、つまりひいおじいちゃんとひいおばあちゃん。80歳に近いおじいちゃんたちが元気でいられる秘訣のようです。
KI-HOUSEの出来上がるプロセスは、
<建築計画網・大系舎 HP> → <オンライン設計室>→<No.20 KIさんの場合>
→(NEXT)
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