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02:2世帯住宅の計画(2013年追記)

現在、両親(私の実の親)と、実家を2世帯住宅に建替える検討をしております。
私は結婚を境に両親とは別居し、8年を過ぎようとしております。

たとえ、実の親子であっても、2家族が1つ屋根の下で暮らしていくには、お互いが今までの生活パターンやリズムを崩されることなく生活していきたいという気持ちがどこかにあるようで、また、実の親子であるのだから、気兼ねなどはないはずだと思いたいわけですが、なかなか簡単にはいかないものなのでしょうね。

私個人(子供も含め)は、現在のところ同居に対して、それほど重大な問題であるとまでは考えたくありませんが、妻の立場となればやはり難しいところもあるのでしょう。

家つくりに対しては、両親の気持ち、妻の気持ちをできる限り取り入れ、皆が納得のいく家つくりができれば最高でしょうね。

2世帯住宅の計画で、気を付けることを教えて下さい。

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Hさん、こんにちは。
建築計画網・大系舎の大戸です。

お話にもあるように、2世帯住宅はメンタルな要素がとても大きので設計は、とても大切です。

設計者から言えば、2世帯住宅は、比較的に難しい分野です。
普通は、親子では美意識、価値観が異なります。
そんな状態を、1つの家にまとめることは、時間と労力が必要です。

今回の場合は奥様は、唯一の血の繋がりがない人になりますので、とても気を遣われると思いますよ。奥様が、働いていらっしゃるかどうかも大きなポイントですね。

普通、男は(お父さん、Hさん御自身)そう言った人間関係に疎いことが多いようですね。

>各住宅メーカーの営業の方々と打ち合わせをしたときの印象としては
>こちらが言ったことに対して、同意をしても、あまりこうしたほうが良い
>などの意見が無いようです。この点が若干不満であるがため、
>いろいろなメーカーに声をかけようとしているのかも知れません。

ともかく2世帯住宅で気を付けることは、思っているより距離を保つことです。

住宅をつくる時点(今)では、皆の気持ちは夢の様で舞い上がって、将来を甘く考えがちです。その気持ちはそれで大切ですが、将来を冷静に考えるべきです。

つまり、始めは親密で良かったが、後で不仲になり気まずくなって離れて行くのが最悪のパターンですから。私が、20才代の若い時に設計した2世帯住宅はこれで失敗しました。

ともかく、NHさんは2世帯住宅の、原点である家族関係についてかなり重要視なさっているようですので、納得するまで妥協しない方が良いですよ。

その意味で、一度建築家の家づくりの方法も選択肢の中に入れて見ることをお勧めします。

 最後に、私のホームページは建築家の家づくりをテーマにしております。設計事務所のこと、設計のことなど失敗を含んで載せてありますので、お時間がある時に、ゆっくり見て下さい。

ということで、いえづくり頑張って下さい。


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2015年から施行される相続税の新しい基準に適用される2世帯住宅の基準が、変更になりました。

2世帯住宅の設計基準が、緩和されるようになりました。

2世帯住宅を、相続税と関連してご計画の場合は、それを考慮した計画にする必要があります。

詳しい内容をお知りになりたい場合は、直接ご相談ください。


(参考)2世帯住宅の事例紹介
TG-HOUSE
FJ-PROJECT


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