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10:ホームエレベーター(2013年追記)

〜前略〜
実家では私たちは○○を両親と経営してます。
そこは5階建ての鉄骨造で、エレベーターはありません。
数年前、祖父が亡くなる前は風呂や病院などそのつど私が、背負って階段を下りたり、両親が付き添ったりして大変な思いをしたのです。
そこで今回の設計では、ホームエレーベーターを検討したいのです。
4階まで構いません。

ただ整備費などがかかると思うので1年でどれくらいかかるのか、また、後付できるように準備だけして建設コストを下げたほうがいいのか知りたいのです。

以上よろしくお願いいたします。

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〜前略〜

やはり5階まで階段で登るのは、大変ですね。
ビル建築に近いひょろ長い住宅には、ホームエレベーターがあると便利です。
NO.20_KI-HOUSEの計画でも、エレベーターは必需品でした。
その理由は、ご老人がいることが第一にあげられます。

また、地上に近い階が便利とか、そういうことを考えずに、どの階でも自由な配置が可能になります。
その結果、KI-HOUSEでは一番上の階にLDKがあります。この住宅では、隣接する高速道路の関係で、日照条件が非常に悪く3階にLDKを配置すべきでした。

ホームエレベータがあるという前提で計画できたので、こういったプランが可能でした。


但し、エレベーターは、初期に約200万円ほどの出費が必要となります。
しかし、近年から点検整備の義務化が緩和され、定期整備を受けなくて良いようになり
ましたので、ランニングコストは大幅に減りました。
(これまで確か年間5万円程度必要だった)

また、現在お若い(?)のであれば、コストダウンのために、将来設置という可能性を
残した計画にすることも一つの方法ですね。

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(参考)ホームエレベーター付の住宅例
SB-HOUSE

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下町に多い狭小地の住宅の場合、どうしても3階以上、5階建て程度の階数が必要な場合が多いので、ホームエレベーターがある場合は、条件の良い上階に、LDKなどが設置出来るので、計画上有利になります。

最近は、スペースと予算が許せば、設置することが多くなりました。

NO.38_TG-HOUSEへリンク