オンライン設計室
Vol.14:セルロースファイバー吹込
現場では内装の下地工事、電気配線工事が終わったので、断熱材吹き込み工事が進んでいます。
今回採用したので、セルロースファイーバーの吹き込み工法です。
新聞の古紙を使った断熱材で、所定の厚みを吹き込みます。
この断熱材の特徴は、隙間無く断熱材を入れ込むことが出来、かつ吸音性、吸湿性に優れていることです。
また、石油2次製品ではないので、ノンカーボンという考え方からいうとエコロジカルなものです。
工事としては、断熱材を入れるためのシートを張り、掃除のようなホースでセルロースを壁間や天井に入れていきます。
きちんと入っているかは、シートの上から直接確かめることが出来ます。
実は、この建物のすぐ近くを私鉄がひっきりなしに通っていくので、騒音対策も兼ねてこれを採用しました。
出来上がってみると、その騒音に対する効果は実感出来ました。
また板金工事も進んでいます。
板金工はハサミなどの工具を使い、鉄板をまるで紙のように扱って壁や屋根を仕上げていきます。
見ていて楽しい仕事の一つです。
・セルロースファイバーの断熱工事が終わった4階の居室。夏の天井輻射を防ぐことも意図している。
・セルロースを入れているところ。ホースからセルロースを吹き込んでいる。
・手で確かめながら吹き込んでいる。
・吹き込みの本体。
・吹き込んだあと。パンパンになっています。
・近くを私鉄が通っていますので、騒音対策にもなっています。
・外壁板金工事。
・最後の仕上げの工程。
・見事な切りカス。
・クライアントの親世帯が現場を見学。
・外壁を外から見る。ほとんど隣家とくっついています。
- Vol:01:計画の問い合わせから
- Vol.02:設計の条件と敷地調査
- Vol.03:基本構想の提案
- Vol.04:真北測量を行う
- Vol.05:施主の希望を整理し、計画する
- Vol.06:解体工事から地質調査
- Vol.07:杭工事
- Vol.08:基礎工事
- Vol.09:製品検査
- Vol.10:建て方工事
- Vol.11:上棟と鉄骨検査
- Vol.12:サッシと外壁工事
- Vol.13:耐火被覆&内装下地工事
- Vol.14:セルロースファイバー吹込
- Vol.15:内装下地工事
- Vol.16:足場が外れた
- Vol.17:オープンハウスのお知らせ
- Vol.18:塗装工事
- Vol.19:最終仕上げ工事
- Vol.20:とりあえずの完成