TAIKEISHA 建築計画網・大系舎ロゴ

オンライン設計室

家づくり・リストに戻る

NO.35_KM-HOUSEができるまで

Vol.14:セルロースファイバー吹込

(2010/01/21)

現場では内装の下地工事、電気配線工事が終わったので、断熱材吹き込み工事が進んでいます。

今回採用したので、セルロースファイーバーの吹き込み工法です。
新聞の古紙を使った断熱材で、所定の厚みを吹き込みます。
この断熱材の特徴は、隙間無く断熱材を入れ込むことが出来、かつ吸音性、吸湿性に優れていることです。
また、石油2次製品ではないので、ノンカーボンという考え方からいうとエコロジカルなものです。

工事としては、断熱材を入れるためのシートを張り、掃除のようなホースでセルロースを壁間や天井に入れていきます。

きちんと入っているかは、シートの上から直接確かめることが出来ます。

実は、この建物のすぐ近くを私鉄がひっきりなしに通っていくので、騒音対策も兼ねてこれを採用しました。
出来上がってみると、その騒音に対する効果は実感出来ました。

また板金工事も進んでいます。
板金工はハサミなどの工具を使い、鉄板をまるで紙のように扱って壁や屋根を仕上げていきます。
見ていて楽しい仕事の一つです。


・セルロースファイバーの断熱工事が終わった4階の居室。夏の天井輻射を防ぐことも意図している。


・セルロースを入れているところ。ホースからセルロースを吹き込んでいる。


・手で確かめながら吹き込んでいる。


・吹き込みの本体。


・吹き込んだあと。パンパンになっています。


・近くを私鉄が通っていますので、騒音対策にもなっています。


・外壁板金工事。

・最後の仕上げの工程。


・見事な切りカス。


・クライアントの親世帯が現場を見学。


・外壁を外から見る。ほとんど隣家とくっついています。