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NO.35_KM-HOUSEができるまで

Vol.06:解体工事から地質調査

(2009/夏)

現場では、解体工事が始まりました。

間口が狭く、かつ周囲の建物が迫っているので、基本的に上部構造は、人力で解体が行われます。

重機などの機械を使えば仕事は早いのですが、解体が雑になりがちで、場合によっては周囲の建物まで傷めてしまう可能性があるからです。

内部の仕上げ材を一枚一枚手で壊しながら、トラックに積み上げられます。

建物が頑丈で、解体は予定をオーバーしてしまいましたが、無事終了しました。


解体後、ボーリング調査が行われました。

当初、地形を見るとなだらかな斜面地であり、地質は良いのではないかと感じていたのですが、近隣の地質データーを調べてみると、杭が必要であることが想定されました。

実際に調査をしてみると、ほぼ想定していたデーターに近く、杭基礎が必要であるとが分かりました。
またこの地域は、砂層があるので、孔内水平載荷試験という試験を行いました。
この試験は、土が地震時に杭に対して、どの程度抵抗できるか計測を行う試験です。

地質調査も無事おわり、ようやく建築の準備が整いました。



・間口が狭く、解体も大変です。


・内部の解体


・解体は手作業で進められた。


・ようやく重機が入りました。廃材をトラックに積み込んでいます。


・敷地に幅がないので、旋回が大変です。



・基礎の一部がまだ残っています。


・すっかりガランドウになりました。

 




・地質調査が始まりました。



・ボーリング調査は、チームワーが必要です。


・今回は、貫入試験の他に、孔内載荷試験が


・調査も無事終了しました。