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NO.35_KM-HOUSEができるまで

Vol.05:施主の希望を整理し、計画する

(2008/冬春)

正式な真北測量を元に、プランニングを再検討した結果、4階の面積が当初計画に比べて、小さくなることが判明しました。
敷地の真北に対する傾斜角度、敷地形状などが計画にシビアに影響しています。


その結果、4階を両親のスペースにすることは、面積上不可能になりました。
子世帯は、2層必要なので、その結果、2階は親世帯、3,4階は子世帯になることが決定しました。

その他、施主の希望を整理して、計画をとりまとめました。
今回は、敷地のシビアさが、デザインやプランニングに計画に反映されています。

また施工者は、工務店4社に見積を依頼した結果、シマダ建設に決定しました。
シマダ建設には、NO.34_AB-HOUSENO.22_SB-HOUSEの工事をお願いしています。

確認申請は、約3カ月掛かりました。
書類の厚みは約9センチあります。
建築基準法の改正後、ともかく煩雑化していることが、施主にとってどれだけ役にたっているか疑問です。
こんな法律改正が、建築界の生産性を著しく落としていることは間違いありません。
こんなところにも、官僚中心のしわ寄せが来ています。

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1,狭小地に、仲良く2世帯住宅を建てる

・世帯間でプライバシーを保つ工夫
・狭小地ゆえに必要な共用部分は、楽しく、多目的に使う工夫


2,階の構成

・4階建ては前提条件
・エレベーターは付けない
・3,4階に子世帯
・2階に親世帯
・1階は、共用スペース


3,狭さを感じさせない工夫

・壁厚を押さえるディテール
・視線の抜けをつくる。


4,設備計画

・エネルギー →ガス =狭小地で外部にゆとりが取れない
・将来、太陽光パネルが将来取り付け可能



5,収納計画

・現在手持ちの物品整理を行った


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■数回の打ち合わせを通じて条件をまとめ、以下のような計画がまとまりました。

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・1-2階平面図(PDF)

・3-4階平面図(PDF)




・骨組みアイソメ(構造設計デルタ)

・骨組みアイソメ(構造設計デルタ)


・外観模型


・外観模型


・外観イメージCG


・4社から見積をとり、シマダ建設に決定しました。


・確認申請は、約3カ月掛かりました。