オンライン設計室
Vol:12:基礎工事
掘削工事が終わり、基礎工事が本格的に始まりました。
鉄筋工事から、耐圧版コンクリート打設を経て、基礎型枠工事に進みます。
隣のビルとの距離がほとんどないので、工事は大変です。
外側に建築資材置き場が、取れないので、資材の置き方の順番は、特に重要です。
鉄筋などの重量物は、順番を間違えて下敷きになってしまったら、取り出すことは不可能になってしまいます。
苦労しながら、工事を進める職人さん達には脱帽です。
鉄筋工事が終わり、型枠工事に進めば、現場の様子も地上レベルに近づいてきたので、少し安心感が出てきました。
基礎の配筋と型枠工事が終われば、あとは基礎コンクリートの打設を待って基礎の完成です。
ここまで進めば、次は建て方工事が待っていますので、現場は一気に進みます。
ところで下町の近隣ビルが近づいている現場狭く、隣のビルが近いのでは、このように工事は非常に大変ですが、ご近所には、下町独特のお互い様という意識があるので、周囲からのクレームは非常に少ないのが特徴であり、これは設として有り難い意識です。
下町地区の建築と、山の手地区の建築意識の違いは、特に近隣住民の意識の相違だと感じています。
下町には、町に存在する時間意識の厚みと、長く培われてきた文化の意識を感じることが多いので、私自身もさまざまな意味で建築の可能性を感じています。
・基礎配筋始まりました。
・地中レベルから見る。
・鉄筋工事
・鉄筋の置く順番は大事です。
・地中レベルからは、一層幅が狭い感じがします。
・今日は、構造デザインの山領さんによる配筋検査
・特に問題はなく、ニートの黒岩さんと雑談。
・地下湧水が湧く。
・基礎型枠工事が始まりました。
・柱脚廻り
・サポートで、型枠の圧力に耐える。
・型枠まで進むと、地上レベルに近づきます。
・外部から見ると、間口が狭いことが分かる
- Vol.01:はじめまして
- Vol.02:間口が狭いビルの計画
- Vol:03:地盤調査ハンドオーガー編
- Vol:04:大学移転整備計画
- Vol:05:計画を再開しました。
- Vol:06:ようやく工事契約です。
- Vol:07:解体工事
- Vol:08:地盤調査を行いました。
- Vol:09:掘削工事が始まりました。
- Vol:10:土のサンプル
- Vol:11:床付けから柱脚金物を設置
- Vol:12:基礎工事
- Vol:13:鉄骨製品検査
- Vol:14:基礎工事その2
- Vol:15:建て方工事その1
- Vol:16:建て方工事その2
- Vol:17:構造見学会
- V0l:18:柱の溶接
- Vol:19:外壁ALC工事
- Vol:20:開口からの眺め
- Vol:21:耐火被覆工事
- Vol:22:仕上げ工事
- Vol:23:足場が外れました。
- Vol:24:ラストスパート
- Vol:25:ようやく完成です。