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NO.47_AS-HOUSEができるまで

Vol:02:現地調査に伺う

(2013/05/25)

メールでの意見交換のあと、現地調査をさせていただき、提案をさせていただくことになりました。

現地は、典型的な下町に位置する木造2階建て住宅です。
玄関は北側の道路に接しており、それ以外の東西南側は周囲を5階建て前後のビルに囲まれています。

その結果、太陽はビルの隙間を通して、一日でほんの少し当たるという環境条件でした。
ですから第一に自然光を感じられる住宅をつくることが、最大のご希望でした。

数十年前の建築当初には周囲の建築も低かったのですが、ビル化が進んで、取り残されてしまい、その結果物理的にはかなり閉鎖的に感じられるようになってしまいました。



一方そういった物理的な環境に反して、下町の住宅なので、ご近所の人の出入りが多く、社会的な環境は、町に非常に開いていることを感じました。

ASさんにお話しをお聞きしていると、その延長線として、この地域にとってお祭は1年の中で最大の行事であり、家のつくりにも影響するものだと分かってきました。

ご希望のすまいは、物理的な環境条件としても、生活としての社会的条件としても、町に開くことが大切になることは、よく理解できました。

その後、少々お時間をいただき、新しい住宅を提案させていただくことになりました。

 

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・町のイメージ

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・周囲はビル化している。

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・窓からの風景

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・高いビルが接している。

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・隣のビルが迫っている。

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・瓦の下が、隣地との境界


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・ビルの隙間から、1時間程度の日射

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・階段は急なつくり



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・唯一開いている、北側のまど

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・地区の祭りは正月より大切だそうです。

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・老いも若きも、みんなで楽しむ