オンライン設計室
Vol:07:地質調査
今日はあいにくの雨の中、地質調査が行われました。
敷地に建物がほぼ目一杯に建っていて、解体前には地盤調査は出来なかったのですが、解体工事が終わり、ようやく地盤調査が可能になりました。
今回は、施主のASさんも、調査を見たいということで、立ち会ってもらいました。
自分の土地の調査を、自分の目で見て、状態を確認することは、非常に良いことですね。
データーの数字では分からない、土地の様子を実感できます。
この地域一体は、もともと非常に地盤が悪く、東京都の液状化予想マップでも、液状化の危険性が高い場所でした。
設計が始まった段階では、少し離れた場所の工事現場を見たところ、それほど悪くなかったので、基礎は表層改良工事を想定していました。
しかし、実際に現場の場所で、地盤調査を行ったところ、25KN/M2という値が出ました。
この数字は、木造2階建てでは、最低限の基準はクリアーしているという数字です。
ただし、地下水位が非常に高く、砂が多いシルト層なので、液状化の危険が高く、施主と相談して、安全性を考えた柱状改良工事に、変更することにしました。
施工者、施主、そして設計者の私の立ち会いの下、地盤調査を行ったので、基礎設計の変更には施主も納得してもらい、変更はスムーズに行われ、一安心でした。
・雨の中の調査。
・スウェーデンサウンディング調査を行った。

・今回は、施主も調査を見学する。自分の土地は自分の目で見ることが大切。
・調査員から、直接この地盤について説明してもらう。
・ハンドホールで、2メートルまで実際に掘り、地質を目で見る。

・蛎殻が随分出てきました。
・砂混じりのシルト層。液状化の危険あり。

・地下水がすぐに湧いていてくる。マイナス1メートル付近。

・地質調査の職人さんたち、丁寧なご対応ありがとう。
・東京都液状化予想マップより。ピンクの部分に該当していた。
- Vol:01:はじめまして
 - Vol:02:現地調査に伺う
 - Vol:03:基本計画の提案
 - Vol:04:持ちもの・家具の整理
 - Vol:05:設計の骨格づくり
 - Vol:06:解体工事
 - Vol:07:地質調査
 - Vol:08:地鎮祭
 - Vol:09:建物の位置が決定
 - Vol:10:基礎工事
 - Vol:11:上棟です。
 - Vol:l2:軸組工事
 - Vol:13:仕上げ下地工事
 - Vol:14:断熱工事
 - Vol:15:階段工事
 - Vol:16:ヒノキフローリング
 - Vol.17:仕上げ工事の追い込み
 - Vol.18:漆喰工事
 - Vol.19:漆喰工事その2
 - Vol:20:家具工事
 - Vol:21:ラストスパート
 - Vol.22:住宅見学会の開催
 - Vol.23:お祭りの様子
 - Vol.24:引っ越し前の完成写真
 - Vol:25:祭りと住宅
 - Vol:26:オープンハウスの開催
 - Vol.27:オープンハウス2
 - Vol.100:日常の風景
 
 
