オンライン設計室
07:補強工事は一段落
(2024.12.10)
補強工事は一段落。おおよそ終わりました。
明治に建てられた既存の躯体には耐震壁や金物がない状態で、耐震性の低い躯体でしたが、耐震壁の追加や金物補強でかなりしっかりとした躯体に補強されました。
そして、壁や金物の補強以上に手間がかかったのが建物の傾き補正でした。
場所によって傾きが異なるため、既存の状態を確認しながら、必要な部分に柱や梁のを追加したり、入れ替えたりしながらの作業は、大変手間のかかる作業でした。
現場の大工さんには大変助けられました。
(補強で追加した合板の耐震壁)
(2階天井には、水平面を固める火打ちを各所に追加)
(外壁面、2階天井裏には断熱材が充填される。)
(石膏ボードを張って下地まで完成)
(2階床は水平面剛性を高める合板の上に、防音用に石膏ボードをはる)
(1階も下地まで完成)
(1階天井。根太あらわし)
階段も完成。
これまでは、急な鉄砲階段でしたが、蹴上の低いゆったりとした階段になりました。
設備工事や電気工事も随時進められています。
(ユニットバスも取りついた。今回はハーフユニットバスを使用)
外部では、外壁工事に取り掛かりました。
合板下地の上に防水シートを張り、その上に金属サイディングで仕上げます。
(合板下地の上に防水シート貼)
(金属サイディングはおおよそ終了。あとは細かな部分の処理)
補強工事が一段落し、一気に工事が進み始めました。