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NO.70WK-PROJECTができるまで

06:変形狭小地のBH杭工法その1

(2021.11.06)

今回の計画は、狭小地でかつ変形敷地なので、設計時の杭工法の検討は必須でした。

基本設計段階で、構造設計者と打ち合わせをして、場所打ちコンクリート杭のBH工法が最適と判断しました。

ただし敷地状況が厳しいので、工事が可能かの判断が必要なので、基本設計の段階で杭専門業者に事前調査を依頼しました。

難しい敷地には、設計と施工の両面からの検討が必要になります。

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・深度(地盤下)19メートルが支持地盤となります。
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・【施工手順】大きな流れとして
1)支持地盤(-19m)まで、丸い穴を掘削します。
2)掘って出た廃土を、場外に排出します。(スライム処理)
3)丸い鉄筋かごを挿入します。
4)トレミー管を使って、生コンクリートを下から徐々に打設します。
5)以上で1本のコンクリート杭の完成です。



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・1本目の試験杭の位置です。

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・現場監督片山組長田さん(左)、杭・正栄工業(中央)、構造設計者山領さん(右)
 難しい杭工事をお願いしています。