| |
q.jpg




04:3世帯住宅について

HP拝見いたしました。
私も、インターネットを利用して新築計画をしています。
先生のHPアドバイスも勉強になりました。
また、「空間の蘇生術」が素敵でした。
私も、3世帯住宅を検討中です。敷地の中に、どれだけ距離を保ちながら、生活していくか本当に考えます。
仲の良い関係で暮らしていくのは、本当に難しい事なのでしょうね。でも、先生の書かれていた、「コミニュケーション」を育てながら、家造り始めてみようと思っています。

3世帯住宅のポイントはなんでしょうか?

model_40.jpg



a.jpg

こんにちは、Mさん。建築計画網・大系舎の大戸です。

ご丁寧なメールいただきまして、有り難う御座います。
HPを見ていただき、こういったメールをいただけると、HP造りにも張り合いがでます。

家づくりにおける、インターネットの活用は、究極的にはコミュニケーションの部分にあると思っています。インターネットはフレキシブルな、ツールですから色々工夫すれば、可能性が広がりますね。

3世帯住宅の家づくりは、難しい部分もあります。

3世帯それぞれに価値観があり、それを一つの住宅にまとめることは、各人にお互いを尊重する気持ちがないと、纏まりませんからね。

私は、以前3世帯住宅を計画して途中で、とん挫した経験があります。
大人3家族が、一つの価値観でまとめるのは、難しいことを痛感しました。
3家族が全く同じ価値観を持つのは難しいです。

その時は、結局1:2になってしまい、1家族が同居できずに、結局2世帯住宅になってしまいました。
いろんな家族形態がありますが、3家族が、仲良く暮らすのは、工夫と各人の自覚が必要でしょうね。

戸建て住宅と言うより、集合住宅と考えたほうが、分かりやすいかもしれません。
お互いのプライバシーを第1に保ちながら、共用出来る部分を、上手に入れ込んでいくということ。

現代に必要とされる3世帯住宅とは、昔の大家族とは少々異なる、ある意味で新しい集住の方法でしょう。

 いろいろ難しい面があると思いますが、工夫次第で、快適な住まいが出来る可能性がありそうですね。頑張ってじっくり家づくりを楽しんで下さい。家づくりは、長期戦ですので、山あり谷ありですが、ぜひ楽しんで下さい。

家づくりは、楽しむことが第一です。
何かご質問があれば、遠慮なくご相談下さい。

ということで、今後ともよろしく。

(参考)
3世帯(4世代住宅)の例 KI-HOUSE