現地調査
ご相談いただいた内容を確かめるために、実際に伺って調査を行いました。
屋根裏や床下を拝見したところ、かなりの程度で老朽化が進んでいるようでした。調査後に私が、MSさんに送ったメールを紹介ます。
1998/09/07付けメールで送付したメール
今日は、ご主人さんがお休みのところ、お邪魔さまでした。
お宅に伺っていたときには、散漫な話しか出来ませんでしたので
もう一度、まとめてみます。
1,木造の構造体としては、取りあえず持ってはいますが、今後40年以上長持ちするとは考えられません。 科学的根拠はありませんが、あと10年が良いところでしょう。
2,各部材の寸法は、全体に細目です。昭和30年代ですので、材料も多少不足気味だったのでしょう。
3、屋根裏は、目視では、屋根下地が腐り気味ですが、梁、母屋、垂木などの木材は取りあえずは問題ありません。 少し雨漏りがしていますので、これは早めに直したほうが良いかも。
4,床下は、キチンとは覗けませんでしたが、階段に向かって右側の壁がちょっと下がっているかも知れません。 つまり、ちょっと沈下しているかもしれません。
階段を上りきったところの柱に、亀裂が入っているのもその影響かも知れません。
拝見した印象は、以上のような感じでです。でも明日すぐに壊れるとは思われません。人間で言いますと、元気な65歳くらいかな(笑)

以上のような調査を行った後、MSさんからご要望で、簡単な建て替えプランを作成しました。
MSさんは、その建て替えプランを検討していただいた結果、建て替えを決断されました。以上のようなきっかけで、MSさんとの家づくりが始まりました。