オンライン設計室
04:商店街アーケードの老朽化
(2017.12.23)
商店街をまとめている一つの要素として、アーケードがあります。
アーケードは、商店街が元気の良かった昭和の高度成長期に、日本全国の街で作られました。
しかし、成長期から縮小の時代へ変わって来た現代において、アーケードの将来像は多くの地域で不透明になっています。
大きな問題の一つは、老朽化と維持費の問題です。
この地域は海に近いので塩害によるアーケードの老朽化、腐朽化の進行が激しく、この店舗の前面のアーケードは、主要構造部は鉄錆の進行が酷く、建築構造体として危険な状態にあります。
そのため、アーケードの撤去は避けられない問題であり、その後の商店街の姿を描いて行く必要があります。
店舗の設計と、アーケード問題は、切ってもれない関係にあるので、どのように方向付けるのかにとても関心があります。
・アーケードは坂に沿ってあります。
・計画予定地前
・反対側から見る
・一見何でも無さそうに見えるが、実は腐食が進む。
・計画予定地の解体が終わった状態でアーケードを見る。
・ラチス梁が腐っている。これは酷い状態です。
・近づいて見ても、酷さが分かる。
・大雨の時には、漏水が酷い。
・天井から、じゃじゃ漏れ状態。
・アーケードも傘が必要。