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オンライン設計室

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NO.41_TH-HOUSEができるまで

Vol.17:板金工事

(2011/11/26)

オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEを更新しました。

現場は、木造躯体がほぼ完成して、板金工事、仕上げ下地工事が進んでいます。

 

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今日は板金屋さんと納まりについて、図面の説明を行いました。
板金は、職人の力が必要不可欠な工事です。

板金職が持っている、技の凄さは、これまで何度も体験しています。
オンライン設計室NO.40_TW-HOUSEを参照してください。)

板金工の職人技を活かした、板金の外壁や屋根は、工場でつくる既製品の外壁材では作れない、人の手による優しさや、美しさを表現できるので、私自身とても好きです。

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・板金工と、はじめての打ち合わせ。

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・屋根工事。職人は軽々と動くが、こちらは少し怖いです。

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・タチハゼ葺きという工法。下地に雨音防止のポリエチレンフォームを敷きます。

 

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・手前に棟換気金物が見えています。


最近はガルバリューム鋼板という非常に耐候性、耐久性がある材料が進化していて、色やテクスチャーがとても良いものが出てきています。この金属板を、職人の手をつかって、美しい外壁をつくったもらうのがとても好きです。

ところでおもしろい話しなのですが、各板金工は、それぞれ独自の技術を持っています。
したがって現場ごとに、その職人の納め方、つくりかたを聞きながら、納め方を決めていきます。

また、設計者としても少しチャレンジした納め方をお願いすると、職人さんも意欲的にチャレンジしてくれることが多いので、そのやりとりは設計の醍醐味の一つです。



内部では大工が、仕上げの下地工事を進めていています。
内部の空間ボリュームや日の入り方なども確認でき、完成時が良くイメージできたと思います。  

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・内部では、木工事。サッシが入ったので、冬の日の差し込み方が分かります。

 

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・吹き抜けから


現場では、THさんに来ていただき、室内をご案内して、フローリングの檜材を確認していただきました。 
針葉樹の柔らかさが、気にっておられるようでした。
特に年齢をとると、膝への負担が和らぐので、心地よい床となります。

 

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・設計より幅広のヒノキフリーリングを工務店が提供してくれました。
 

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  ・実際に乗ってみる。