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2008年3月22日
RC構造の住宅その1-設計編
ここでは、現在進行中のNO.27_TD-HOUSEを事例にして、工事プロセスを通してRC構造の住宅について、説明していきます。
実は以前、リビング・デザインセンターで、RC構造ついてのセミナー講師を担当したときの講義録をまとめています。ただし、この講義録は一般論としてまとめたものなので、より具体性がある、現在進行中のNO.27_TD-HOUSEを題材にして、説明していきます。
RC構造のセミナー講義録(2005/11)
模型写真1
模型写真2
模型写真3
■NO.27_TD-HOUSE
□設計概要
・用途 専用住宅(2世帯)
・位置 東京都区部
・意匠設計 建築計画網・大系舎(大戸、森川)
・構造設計 構造設計工房デルタ(久田、赤塚)
□工法
・構造階数 RC壁式構造
・階数 3階建て
・杭: 鋼管杭(支持層地下20m)
□規模
・敷地面積 72.63m2
・延床面積 121.83m2
・建築面積 43.58m2
□主な仕上げ
・外壁 外断熱工法(一部打ち放し仕上げ)
・屋根 FRP断熱工法
・床 ナラフローロング
・内壁 打ち放し仕上げ(一部クロス張り)
・天井 PBの上、クロス張り
敷地
この住宅は、間口が狭い、比較的狭小の土地に建てられた2世帯住宅です。
敷地の周囲には、2,3階建てが建て込んでいて、建物同士が迫っています。
従って、地震災害時などに対して、耐震性、耐火性に優れているRC構造が選択されました。
RC構造には、大きく分類すると、ラーメン構造と壁式構造があります。今回は、壁式構造が採用されていますが、比較的小さな住宅では、柱などの出っ張りがない壁式構造が、計画上有利になります。
また今回は温熱環境として、鉄筋コンクリートの蓄熱性を活用した、外断熱工法を選択しています。
投稿者 ooto : 2008年3月22日 11:44 ツイート