2006年1月10日
前川國男建築展
新年明けましておめでとうございます。皆様、今年もよろしくお願いいたします。
この正月休みを利用して、東京ステーションギャラリーで行われている「前川國男建築展」に行ってきました。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp
前川國男さんは、戦前、前後を通して、日本の近代建築の先駆者として活躍した、建築史の教科書にも載ってしまうぐらいの建築家です。いろいろなところに設計したものが残っているのですが、有名なところで上野の東京文化会館の設計をしています。
展示物は、模型や写真とともに、手書き図面も展示されていてとても楽しめました。こういった展示会の手書き図面をみるといつも思うのですが、手書きの図面は、独特の個性のようなものがでて、図面自体が作品になってとても美しくかんじます。現在主流のCAD図面ではそういった美しさは出せないと思います。
前川國男さんの設計で、最も印象に残っているのは「前川國男自邸」です。これは小金井の江戸東京たてもの園に移築されていて、中を見ることができるのでとても楽しめます。
昔、ここにも行ったことがあるのですが、そんなに古臭さは感じずとても気持ちの良い空間になっていると感じました。リビングの採光の取り方、開口部の開き方などとてもきれいです。これは見る価値ありますよ。
(森川)
投稿者 ooto : 2006年1月10日 10:57 ツイート