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NO.84_HD-HOUSEができるまで

04:下地の誤差と調整について

(2025.07.02)

今回、仕上げ材の解体を始めて、大工が驚いたことは、下地の不陸=誤差が非常に大きいことでした。
床は、一つの部屋において、2?3センチも高低差があることが分かりました。

通常の新築でこのような誤差は認められないものです。
住宅が築40年以上と非常に古いこともありますが、初期の工事のずさんさ、また工法の荒さの問題などがありました。

この点についてどうしたら良いか、大野工務店の大野さんと打ち合わせました。
当初私から、薄いベニアを重ねながら高さを調整したらどうかと乾式で提案しましたが、これでは工事が大変なので、他の方法を検討しました。

これについて、大野さんから湿式になりますが、レベラーというモルタルを使う方法を提案され、この方法で高さの誤差を調整しました。
これで床の水平はきちんと取れるようになりました。

天井についても誤差が激しく、やはり下地から作り直してもらいました。

大野工務店は、ご兄弟と息子さんのご家族で、非常にチームワークが良いので大変助かりました。

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・床の高さの誤差が激しい

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・2階の床も同様でした。

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・レベラーで水平にしました。



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・キッチンの床も同様に修正しました。

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・全室の床のレベルを直しました。

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・天井の精度も悪いので、下地から作り直しです。

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・結局1階は全室の天井、床を直しました。

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・断熱材は撤去して、新たに入れ替えました。

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・キッチンの天井や断熱材は同様に作り直しました。

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・大野工務店の左が兄で、右が弟の兄弟大工

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・壁の下地についての打ち合わせ

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・兄弟の近影