オンライン設計室
Vol.05:構造設計
[2001/09]HM邸の構造計画について
HMさん今日は、今回大系舎の大戸さんと一緒にHM邸の構造設計を担当する構造デザインの山領(やまりょう)です。
私自身は東京の生まれですが、父は佐賀出身です。
今後、よろしくお願いします。
さて、HM邸の構造計画を行うに当たって下記事項を考慮しました。
まだ、基本計画なので今後、HMさん、大戸さんとの打ち合わせの結果少しづつ動くものと思って下さい。
?各層の階高が低いので一般より成の扁平な構造部材を使用します。
?柱の本数を増やして力を分散し柱、梁を小さくするように計画しています。
?階段部分で建物が2分割されるのでそれぞれ独立で安全なように考慮しました。
?支持地盤の状況について
本来、建物設計前にボーリング調査を行い、その結果を見て基礎の工法を決定します。
今回、設計前にボーリング調査が出来ないので近隣データを区役所、地盤調査会社等から入手しました。 近隣データから推測する限りはGL-1.0M付近に関東ローム層があり鉄骨4階程度は支持出来ると思います。
万が一、現建物を解体後ボーリングを行った結果ロームが出ない場合はGL-11M前後のレキ層支持の杭基礎となります。
何か疑問がありましたらご連絡下さい。
今回の敷地は、既存住宅が敷地一杯に建っているので、ボーリング調査は、建物解体後に行われました。以下は、後日に行った地質調査の様子です。
この地質調査の結果、良好な地盤を確認しました。
ボーリング調査中
土の資料
柱状図
地質調査サンプル
[2001/09]RE:HM邸の構造計画について
山領さま、HMです。
返事が遅れて申し訳ありません。
こちらこそよろしくお願いします。
構造のことはサッパリ判りませんので、おまかせします。
支持地盤がしっかりしていて、杭基礎を打たなくてよいことを祈るだけです。
今後ともよろしくお願いします。
- Vol.01:出会いから
- Vol.02:現地調査(隣接する住宅)
- Vol.03:基本構想(第1案)
- Vol.04:敷地測量
- Vol.05:構造設計
- Vol.06:各部検討など
- Vol.07:設計の完成
- Vol.08:相見積公開から建設会社決定
- Vol.09:近隣探訪
- Vol.10:解体工事
- Vol.11:工事着工
- Vol.12:土工事
- Vol.13:基礎工事
- Vol.14:鉄骨工場検査
- Vol.15:鉄骨建て方
- Vol.16:鉄骨建て方2
- Vol.17:鉄骨建て方3
- Vol.18:設備配管工事など
- Vol.19:外壁工事など
- Vol.20:仕上げ工事
- Vol.21:最終仕上工事
- Vol.22:施主検査
- Vol.23:竣工・引き渡し
- Vol.24:完成写真
- Vol.25:5年後の様子
- Vol.26:「住んでみて・別冊TAIKEISHA」より
- Vol.27:事例集に掲載しました。