オンライン設計室
Vol.10:断熱(セルロース吹き込み)工事
(2011/03/23)
東北関東大震災から10日ほど経過し、現場も大分正常化してきました。
地震直後は、流通の混乱や一部の工場や倉庫の損傷等で、資材の確保が難しいものがあるなど、不透明でしたが、震災後10日ほど経過した現在は、ほぼ日常的な現場に戻りつつあります。
今回は地震直前に行われた、セルロースファイバー断熱工事の過程です。
セルロースの吹き込み工事に先立ち、電気配線や配管工事を先行しないといけないので、工事としては、結構忙しく進むので、かなり大変です。
当初、床はスタイロフォーム、壁・天井・屋根はセルロースファーバーと分けていたのですが、スタイロフォーム断熱材の不足が表面化し、床もセルロースファーバーで断熱することになりました。
つまり建物六面体をセルロースで包み込みます。
現場は?地域なので、専用のシートを内側に張り付け、その中に所定の仕様のセルロースファーバーを吹き込んで行きます。
室内工事に立ち会うと、吹き込み後は、断熱の良さを実感します。
室内はもちろんまだ暖房をしていないのですが、床下や外気の冷たさをシャットアウトしているのが、伝わってきます。
・専用シートを内側に張ります。(屋根型)
・同上(壁)
・屋根セルロースファイーバー吹き込み。
・壁吹き込み
・床吹き込み
・天井型の部分
・セルロース吹き込みコンプレッサー機器
・吹き込み後は、断熱効果を実感します。
・床下。フワフワしています。
・外部屋根工事も進んでいます。