« 裏磐梯の別荘 | メイン | furacoco(フラココ) »
2010年3月28日
横須賀
週末に実家のある横須賀へ行ってきました。
帰りがけ、久々にどぶ板通りを歩きました。
ドブ板通りは、昔は米兵のための歓楽街として栄えていたことで、歌や小説などの舞台となって有名になり、皆さん一度はお聞きになったことがあると思います。
現在、そこには往年の栄えていた当時のどぶ板通りの姿はなく、いまは健康的な日本人の観光客相手の店や米兵相手の小綺麗なお店が、あっけらかんとあります。
実は私はどぶ板通りに隣接してある小学校の出身です。
当時、小学校の同級生がどぶ板に飲食店のお店を開いていたので、そこは友人達と遊ぶ身近な場所でもありました。
当時は、ベトナム戦争帰りの米兵達が、戦争の緊張感を開放して、相当にどんちゃん騒ぎをしていた場所でもありました。
日本なのに、日本でないような歓楽街であり、そこの看板の色彩や聞こえて来る音楽からは、今では決して感じられないような、強烈なエログロさがありました。
しかし子供心にそこは、決して恐ろしい場所ではなく、通りの裏にある公園で子供達が皆で遊んでいました。そこで子供が襲われたりするようなことはなく、学校や親から行ってはいけないなどと言われた記憶はありません。
今考えるとそれは凄く不思議な感覚なのですが、おそらくそこには、米兵と上手く共存していた地元民とのバランス感覚があったのだと思います。
面白いことにいわゆる俗なるどぶ板通りに隣接して、聖なるカソリック系の病院、神社、女子高校、小学校、幼稚園などが隣接して共存していたことも不思議な雰囲気の場所をつくり出していた要因だと思います。
今では当時の様子を伝えるジャンパー専門店や飲み屋が少し残っているだけです。
華やかな当時の様子を知っているので、なにかつまらない場所になってしまったことがこころ残りです。
ところで、愛車のCR-Vの走行距離が1ならびの111,111kmとなったので、記念にメーターを撮影。
まだ当分は現役続行です。
投稿者 ooto : 2010年3月28日 21:03 ツイート