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2008年8月12日
RC構造と外断熱構法−その2
ここではは、外断熱工法の各種具体例をあげてみます。
外断熱工法という言葉は、最近よく耳にすると思いますが、建築工法的には、まだまだ発展途上の工法です。
単純にRC構造の外壁の外側に断熱材が張れば、完成と思われますが、実はいろいろクリアーしなければならない問題があります。
それらは、主に断熱材の外側に張る外壁材との関係をどうするかということと、窓などの開口廻りの納まりをどうするかという2つの問題があります。
断熱材をどの時点で取り付けるかで分類すると、
1,断熱材打ち込み工法(先付け工法)
2,断熱材・後(あと)張り工法
に分類されます。
1,は、断熱材付きの型枠に、コンクリートを流し込む工法です。
メリットは、コンクリートと断熱材が一体化しているシンプルな点です。
工法的にシンプルなので、ローコスト化が可能です。
一方デメリットは、躯体の精度が悪いと、仕上げするときに壁面の補正が必要となり、最悪は断熱材を削る必要がある場合があります。
また断熱材が打ち込まれているので、コンクリートの打設状況を確認出来ないことも、デメリットの一つです。
仕上げ材も、比較的限られて来る点も、気になります。
この工法の例は、NO.19_SY-HOUSEがあります。
ここでは、断熱材(炭酸カルシューム板)の上に、モザイクタイル張りとしています。

NO.19_SY-HOUSE(炭酸カルシューム板+白いモザイクタイル)
2,は、コンクリート打設後、状況を確認してから断熱材、又は断熱材付きの仕上げ材を張るものです。
この点の良いのは、コンクリートの躯体をきちっと作ってから断熱工事にはいるので、工程一つ一つをきちんと確認できることです。
NO.27_TD-HOUSEでは、スタイロフォーム張りの上に、サイディング張りとしています。
これは非常にシンプルなものですが、この工法は耐火建築物を要求されるときは、難しいというデメリットがあります。

NO.27_TD-HOUSEの外観。サイディングの部分が外断熱工法
またNO.21_MM-HOUSEでは、断熱材を裏打ちしたボードを、張りました。
仕上げの種類はいろいろ選択が可能でしたが、ここでは、モルタル塗りの上に、光触媒塗料を塗布しています。

NO.21_MM-HOUSEの外観。
以上が、外断熱工法の各種工法の概要です。
どの工法を選ぶかは、地域による法的な制限の相違、コスト、仕上げ材をどうするかなどから、最善のものを選択するというのが基本となります。
以下は、NO.27_TD-HOUSEの外断熱工事のプロセスです。
ちなみに、ここでは屋根工事も含めて外断熱工事としています。

サイディング下地
↓

断熱材張り込み
↓

サイディグ張り
↓

屋上防水ではなく、屋根を張る
投稿者 ooto : 2008年8月12日 13:22 ツイート