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2006年7月22日

雨の地鎮祭(NO.24_AK-HOUSE)

学校が夏休みに入ったというのに、一向に梅雨が明けません。
先日NO.24_AK-HOUSEでは、雨の中地鎮祭が行われました。

雨の地鎮祭は、何度か経験したことがありますが、今回は工務店にテントを設営していただいたので問題なく執り行われました。


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晴れの日に比べ、かえって静かで、厳かな雰囲気を醸し出していたようにも感じられました。

今回の宮司さんは、とても美声で、緊張感ある儀式を演出していました。

地鎮祭は、土地の神に対して、畏敬の念を示すことで、自然を傷つけ、土地を利用することに許しを請うていることを、表現しています。つまり、一種のサスティナブル精神の現れでもあります。

近年は、大方のクライアントが地鎮祭を行うようですが、信心深いと言うより、環境に配慮するという時代の感性の現れかもしれません。

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多くののクライアントは、儀式のあと厳かな雰囲気だっと、感想を話されます。

ちなみに、地鎮祭は、土地の神に対する儀式なのですが、上棟式は、職人を労うという意味が強い儀式です。
但し現代では、飲酒運転が厳禁なので、上棟式は行われても簡易な形式であることが多いようです。

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さて、いよいよこれから実際の建築にはいります。
設計者としては、ずっしりとした責任感の重みを感じる瞬間です。

投稿者 ooto : 2006年7月22日 23:09