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2005年12月 3日

光触媒

最近いろいろな分野で光触媒という言葉を耳にします。ついには、建築の仕上材料でも出てくる言葉になりました。実際、SY-houseでは、外構など、一部に富士川建材の「ハイブレス」という光触媒塗料を使っています。これが、なかなか効果があって、汚れが落ちていくので驚きです。

「驚きです。」などといっていますが、実は、私は大学では化学を専攻していて、しかも光触媒の研究をしてました。(建築は後の専門学校で学びましたが、)ただ、どちらかというと、分子構造の解析を研究で、その効果を具体的に見ていなかったので、素直に驚きました。

簡単に光触媒を説明すると、光が光触媒(酸化チタン)に当たると、文字通り光が触媒となって、表面の有機化合物を分解して、大気中に発散していきます。だから、残った汚れがポロリといくわけです。

まさか、建築でこの知識が役立つとは思わなかったですが、化学の進歩ってすばらしい、などと今更痛感しています。と同時に、設計する以上、材料などある程度の知識をもっていないといけないので、設計における必要な知識の多さも痛感しました。(森川)

投稿者 ooto : 2005年12月 3日 14:37