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2005年12月 2日
水の塔公園
先日、池袋から中野通りを車で南下している途中、哲学堂付近で、給水塔を見つけました。
以前、大山の給水塔が解体されていることをここに書きましたが、あの給水塔と同じフォルムのものがまだ残っているとは知りませんでした。
足下は公園になっており、近づいて見ると、その迫力に圧倒されます。
この給水塔は、インド旅行で見かけた、イスラムのモスクのようにも見えます。
現在は、災害用の給水施設として使われているそうです。
住宅地の中で、突出して見えるので、単一な住宅地にあって、町を特徴つけているのは面白いと思います。
現在の都市計画法では、昔から残っているものは別として、第1種低層地域などの住宅地には新しくこのようなシンボル施設を作ることはできません。
だから全国どこの住宅地でも風景は単調で、つまらないものになってしまうのだと思います。
都市計画法では、計画の目的別に地域をゾーン分けしています。
従って面的な整備は進んでいるのですが、このシンボルのような点的といって良いような景観計画は法的に難しいのでしょう。
ただし、東京の六本木ヒルズのような、お金の象徴のような、品のないビルができても困りますが、たとえばバルセロナのサグラダファミリアとか、フィレンツッェのドウモー、国内では東京タワーや、川越の時の塔のような、町のシンボルとなるような塔があっても良いですね。
東京タワーといえば『ALWAYS-3丁目の夕日』という映画を見ました。
昭和33年頃の東京都港区あたりが舞台の映画ですが、結構面白かったです。
映画の背景に、東京タワーができていくプロセスがCGで再現されていました。
当時の懐かしさも手伝ってか、とても癒された気分になりました。
投稿者 ooto : 2005年12月 2日 10:14 ツイート