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2005年10月 1日

ツタで覆われた住宅

事務所から少し歩いた住宅地の中で、ツタで覆われた住宅を見つけました。

写真は盛夏に撮ったもので、ツタが勢い良く住宅を覆っている様は、かなり迫力がありました。
外部からは、覆われたツタを通して住宅としてのシルエットがようやく分かる程度です。

20051001_02.jpg


ほぼ全面ツタで覆われています。ここまですごいと、廃屋なのではないかと思いましたが、玄関まわりだけはきれいになっているので、現在も生活又は利用されているようです。

ツタは窓を覆い尽くしているので、室内は多分人工照明ですよね。熱環境的には、夏は涼しいしれませんが、風通しが悪く、照明や扇風機?のために電気代も必要なので、住まい手はいわゆる自然主義の人ではなさそうです。

20051001_01.jpg


看板には『子供の教育社』とあります。
これだけ内部を隠されたイメージを醸し出しているとかなり違和感がある名前です。
内部はどうなっているか、一度覗いてみたい気持ちを掻き立てられます。

20051001_03.jpg


しかし、こういったイメージを掻き立てられるような住宅が残っているのは、いいですね。
明るさだけが強調される新築の薄っぺらな分譲住宅が並ぶ住宅街には、このような住宅が醸し出してくれる、町の深みといったような部分がないですね。
事務所のある中目黒も、こういった住宅が急速なスピードで消えていくような気がします。
町は少々バブルっぽい雰囲気ですね。

投稿者 ooto : 2005年10月 1日 10:01

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